ランキング45位
獲得票なし
ランキング10位
獲得票なし
東映魔女っ子シリーズ
前作
花の子ルンルン
1979年2月
- 1980年2月
今作ことわざや格言をストーリーに織り込んで展開しているのもその一つで、ほとんどの回で作造おじいさんが取り上げたことわざや格言を語って話を締めくくる体裁を採っている。これは前作「花の子ルンルン」での花言葉からの引き継ぎでもある。
本作はアニメオリジナル作品であり、藤原栄子はキャラクター原案としての参加である。小学館の学年別学習雑誌での連載漫画はいわゆる原作ではなく漫画版である。当初は藤原のヒット作『うわさの姫子』をアニメ化したいと打診があったが、同作はシンエイ動画でアニメ企画が進行中だったため、藤原がキャラクターを担当する魔法ものになったというのが企画経緯である。
番組タイトルや作品設定は脚本の辻真先によるもの。カネボウが「ベル」に関する名称を多数商標登録していたため、タイトルを決めるまでには苦労があったという。諸般の事情により辻は第一話の脚本のみ担当し、以降の話は曽田博久、城山昇、金春智子、安藤豊弘ら4名がローテーションを組み脚本を担当した。
後番組『ハローサンディベル』は、魔法少女路線の作品ではなくなった。これは、「昔と違い強くなった現代の女の子たちにとって、魔法があこがれの存在ではなくなった」との制作者サイドの判断によるものである。
◇花園かえで(はなぞのかえで)
:声 - 信沢三恵子
:ララベルの5年生時の新任クラス担任。美人でかつテニスやバイクも乗りこなすスポーツウーマン。子供の頃は裁縫よりも大工仕事、花や茶道よりも剣道を好むような活動的でボーイッシュな性格だった。しかし厳格な家庭であったために父母に「女らしく」するように束縛されて育った。その経緯から、児童らには「子供のうちに性別に縛られず自分らしいことをしてほしい」という考えを持つ。
:つぼみの父親やビスカスの策略で一時は児童とも険悪になるもララベルとテコの励ましを受け、作造の手回しによる了然和尚の下で行われた授業の予行練習にて心情を児童たちに伝え、わだかまりを解くことになった。
◇椿森夫(つばきもりお)
:声 - 塩沢兼人
:ハンサムな男子高校生で、ララベルたちのあこがれの人。ハンググライダーを始め、テニス、カメラなど多彩な趣味を持つ。テニスはコーチの兄に代わってある程度の指導が出来るほどの腕前を持つ。両親は有名な音楽家。容姿が良いため、最初こそビスカスにアイドルスターにされそうになったが、以降は彼の容姿と人気を気に入らないビスカスと落葉にちょっかいを出されているようになった。ララベルやつぼみに何度もアプローチを掛けられるが、彼自身はララベルを妹のようなものと思っており、つぼみに対してはこれと言って特別な感情は見られない。
:第48話にて、両親の暮らすウィーンで音楽学校に通う道を選び、ララベル、テコ、トコに見送られながら船で旅立っていった。
◇椿幹夫(つばきみきお)
:声 - 田中秀幸
:森夫の兄。つぼみの父親が経営するテニスクラブの専属コーチ。花園先生の恋人で、大学時代のテニス部部長時代からの縁。かつては一流のテニスプレイヤーを目指していたが、肩を壊してその夢を断念し、コーチに転向した。彼の務めるテニスクラブにララベル、テコ、トコは入会する。ビスカスの悪だくみに二度も標的にされるも、ララベルの活躍でことなきを得る。
◇佐倉みのる(さくらみのる)
:声 - 鈴木富子
:作造の経営する「立花荘」の住人である幼稚園児の男の子。生意気ではあるがララベルのことが好き。母が仕事で忙しいため自宅の鍵を任されている「カギッコ」であり、来訪者は必ず確認するなどしっかりした面を持つ。
◇佐倉めぐむ(さくらめぐむ)
:声 - 川島千代子
:みのるの母親。夫を亡くしたシングルマザーで、女手一つでみのるを育てている。職業は看護婦で、彼女が勤める病院の院長になろうとビスカスは暗躍する。
◇了然和尚(りょうねんおしょう)
:声 - 清川元夢
:宝禅寺の住職でみのるの通う幼稚園の園長。花園先生を下宿させている。森夫の熱意を買って境内を作業場として使わせたり、幼稚園の遊具は危険が無いか自ら毎日点検するなど人格者であり、周囲に慕われている。ビスカスの魔法で園児たちから恐れられるようになり、信頼を失わせて園長の座を取って代わろうと狙われたこともあったがララベルの活躍で園児の魔法が解け、再び慕われるようになった。
◇由利寅吉(ゆりとらきち)
:声 - 政宗一成
:つぼみの父親。由利建設の社長でPTAの会長も務める)、放送系列は放送当時のものとする。
関東広域圏 テレビ朝日 テレビ朝日系列 金曜 19:00 - 19:30 制作局
北海道 北海道テレビ
宮城県 東日本放送
福島県 福島中央テレビ 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
新潟県 新潟総合テレビ フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
長野県 長野放送 フジテレビ系列 月曜 17:30 - 18:00 テレビ信州の開局まで放映。
テレビ信州 日本テレビ系列
テレビ朝日系列 金曜 19:00 - 19:30 1980年9月の試験放送から放映。
静岡県 静岡けんみんテレビ テレビ朝日系列 現:静岡朝日テレビ。
中京広域圏 名古屋テレビ
近畿広域圏 朝日放送 現:朝日放送テレビ。
広島県 広島ホームテレビ
香川県・岡山県 瀬戸内海放送
福岡県 九州朝日放送
熊本県 テレビ熊本 フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
青森県 青森放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列 金曜 17:30 - 18:00
→日曜 6:00 - 6:30(最終回時点) 1980年3月28日から1981年5月10日まで放送
岩手県 岩手放送 TBS系列 金曜 17:30 - 18:00 現:IBC岩手放送。
秋田県 秋田放送 日本テレビ系列 金曜 17:00 - 17:30 1981年3月27日まで放送
山形県 山形放送 火曜 17:30 - 18:00
山梨県 テレビ山梨 TBS系列 火曜 17:20 - 17:50 1980年4月1日から放送
石川県 北陸放送 TBS系列
島根県・鳥取県 山陰放送 金曜 17:30 - 18:00
山口県 山口放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列 土曜 7:15 - 7:45
徳島県 四国放送 日本テレビ系列 火曜 17:30 - 18:00
愛媛県 テレビ愛媛 フジテレビ系列 水曜 17:25 - 17:55 1980年3月19日から放送
高知県 テレビ高知 TBS系列 木曜 17:00 - 17:30
長崎県 長崎放送 水曜 16:50 - 17:20
大分県 テレビ大分 フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列 木曜 17:30 - 18:00
宮崎県 宮崎放送 TBS系列 火曜 17:30 - 18:00 1980年3月18日から放送
鹿児島県 鹿児島テレビ フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列 金曜 17:45 - 18:15
沖縄県 沖縄テレビ フジテレビ系列 水曜 17:30 - 18:00
● 漫画
・小学一年生 1980年2月号 - 1981年3月号連載 作画:金子早苗
・小学二年生 1980年3月号 - 1981年1月号連載 作画:金子早苗
・小学三年生 1980年4月号 - 1981年2月号連載 作画:藤原栄子
● 小説
・『名作ドラマシリーズ 魔法少女ララベル』辻真先、朝日ソノラマ、1980年。
● 関連商品
◎ レコード
日本コロムビアより発売
・EPレコード
・ ハローララベル/魔法少女ララベル
・ SCS-4998(通常版): 1980年3月1日
・ ZCS-4998(両面ピクチャーレコード版):1980年11月
・ LPレコード
・ 魔法少女ララベル 歌とお話し
・ CS-7035:1980年7月 / CPY-763:1980年7月(同アルバムのCカセット版)。
・ 主題歌や挿入歌の他、ララベルとビスカスの話が交互に収録されている。全10曲
◎ CD
日本コロムビアより発売。
・シングルCD
・ 「TIME TRIP CD4」ハローララベル/魔法少女ララベル/ハローサンディベル/白い水仙
・ CODC-8520:1990年6月1日
このほか、堀江美都子がリリースしているアルバムにも多数収録されている。
◎ DVD
コロムビアミュージックエンタテインメントより発売
・『魔法少女ララベル DVD-BOX 1』B000B7I3JW 2005年11月30日発売 3枚組:XT-2157/9(第1話から第14話)
・『魔法少女ララベル DVD-BOX 2』B000CEK4ZA 2006年2月1日発売 3枚組:XT-2165/7(第15話から第29話)
・『魔法少女ララベル DVD-BOX 3』B000E5LIRU 2006年3月29日発売 4枚組:XT-2168/71(第30話から最終第49話)
「DVD-BOX 1」には映像特典として後述の劇場版のほか、前番組『花の子ルンルン』最終回に放送された「新番組予告」、そして、ナショナル自転車工業(現:パナソニック サイクルテック)から当時発売された児童向け自転車「ナショナル自転車 ララベル」のCM(ララベルが自転車に乗るアニメCM)が収録されている。
● 劇場版
◇ 魔法少女ララベル 海が呼ぶ夏休み
: 1980年7月12日、「東映まんがまつり」内で上映、
: 併映は『白雪姫』『ゲゲゲの鬼太郎(第2作)』『電子戦隊デンジマン』。
: 『花の子ルンルン こんにちわ桜の国』に次ぐ、「東映アニメーション魔女っ子アニメシリーズ」の劇場用新作第2弾。しかし『ルンルン』はテレビ版が終了した後の上映だったので、テレビ版が放送中に上映されたのは本作がシリーズ初。本作も『ルンルン』同様、映画用オープニングとエンディングはテレビ版のものを使用、『海が呼ぶ夏休み』もサブタイトル的扱いとなっている。
: 本作は番外編的な構成となった『ルンルン』の劇場用作品とは異なり、テレビ版の同様のストーリー進行となる。海が舞台ということもあって、テレビ版では登場しなかったララベル・テコ・トコの水着姿が見られる。また『ルンルン』の劇場用作品では「魔女っ子の定番」の一つである京都をストーリーの後半に登場させたのに対し、本作では同じく「魔女っ子の定番」の一つである「海の少年」を登場させている。
: 本作は海が舞台のため、レギュラー的キャラクターのうち、咲花小学校の先生や生徒(花園先生、つぼみ、杉太郎ほか)、そして街の人たち(椿兄弟、みのる、和尚ほか)は全く登場しない。
: シナリオ段階では、ララベルが汽車の中でいきなり水着になったり、テコが珊瑚に服を破かれるなどといった、お色気シーンが用意されていた。
: 2005年11月30日にコロムビアミュージックエンターテインメントから発売されたDVD-BOX「魔法少女ララベル DVD-BOX 1」に、映像特典として収録されている。
:
◇ ストーリー
:: ララベルが人間界に来て初の夏休み、ララベルはビラ・立花夫婦・テコ・トコと一緒に、テコの叔父夫婦の民宿「とびうお荘」にやって来た。だが迎えてくれたのは、息子(つまりテコの従兄弟)の良太(CV:山本圭子)。両親は知人の手術へ献血に行ったため、一人でとびうお荘を切り盛りしているのだ。しかも、最近とびうお荘は人気が無い。というのも、いつも意地悪ばかりしているビスカスと落葉が、「ジョーズホテル」というホテルを作って、客寄せをしていたからだ。そこでララベル達も負けじとサービス合戦を繰り広げる。
:: しかし、思わぬことからテコに魔法でインチキをしたと勘違いされたララベルは、ビスカスとの戦いで魔法を使うことを躊躇い、彼の手に落ちた。自分のためにララベルが危うくなっていることに、責任を感じたテコは、自分がカナヅチであることも忘れ、海中の彼女に魔法バトンを渡した。魔力を取り戻し勇気百倍のララベルは、魔法でビスカスと落葉を懲らしめる。散々な目に合ったビスカスと落葉は、とびうお荘で労務役をさせられることになる。やがて良太の両親も帰って来た。ララベル達は海の夏休みを心行くまで楽しむのだった。
「魔法少女ララベル」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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