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タッチ2 さよならの贈り物


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『タッチ』は、あだち充による日本の漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、1981年36号から1986年50号まで連載された。高校野球を題材に、双子の兄弟である上杉達也・和也と幼馴染の浅倉南の3人を軸にした恋愛を絡めて描いている。 連載時の単行本の初版は200万部に達し、その後のロングセラーによって単行本に文庫本などを合計したコミックスの総売上は2004年12月時点で1億部を突破し、あだち充にとって最大のヒット作となった。第28回(1982年度)小学館漫画賞受賞。 テレビアニメ、劇場用アニメとしてアニメ化もされ、実写のテレビドラマや映画も製作された。

● 作品解説


◎ 連載前
本作は野球漫画に分類され、高校野球とラブコメディの2本を軸にしているが、基本的にはキャラクター間の三角関係の積み重ねにより物語は展開される。こうした作風は、作者のあだちが過去に手掛けた『ナイン』や『みゆき』の路線を踏襲したものである。 あだち充の出世作のように語られるが、実際は『週刊少年サンデー増刊号』連載でミリオンの『ナイン』と『少年ビッグコミック』連載でダブルミリオンの『みゆき』 に続く、満を持しての『週刊少年サンデー』本刊での連載となった。それまでは原作者を立てたりオリジナルであっても隔週での連載であったあだちにとって、本作はオリジナルでの初の週刊連載。しかもその連載期間の多くは先行していた『みゆき』と重複しており、この時期あだちは週刊の『タッチ』と隔週の『みゆき』を同時進行で描いていた。 編集長をはじめとする当時の編集部は和也を死亡させることに強硬に反対し、配置替えでの後任担当編集者にも和也を殺すなと伝えるように命令する。だがはじめは板挟みになっていたその担当も、あだちの側に付くことを徐々に決意していく。展開を訝しがる編集長をやり過ごし、和也の死亡が確定する第67話の原稿を受け取った担当は、隠れて校了を終わらせ編集部から逃亡した。このドラマは子持ちの女性と結婚した主人公が、妻と死に別れた後、男手一つで義理の娘を育てるといった内容だが、あだちは「テーマは重いが、軽い話で泣かせた。あの雰囲気がいいなと思っていた」と語っている。序盤においては表面上は賢弟愚兄の物語だが、ストーリーの進行につれて弟への遠慮もあって隠していた才能を兄が開花させていく。終盤では、柏葉英二郎監督代行と兄・柏葉英一郎との確執がほのめかされ、上杉兄弟との対比を通じて、英二郎と達也の気持ちの交錯も描かれた。 甲子園開幕直前、各地方大会を勝ち上がったライバル達が一堂に会して、「須見工の新田を抑えた」達也に対して名乗りを上げるが、試合のシーンは一切描かれない。最終話は主要登場人物の日常が淡々と描かれ、最後のシーンで甲子園の優勝記念皿が映し出されて結果を示すのみに終わる。 また、宇都宮滋一著『「ダメ」と言われてメガヒット 名作マンガの知られざる制作現場』によれば、『タッチ』の初代担当編集・白井康介から担当を引き継いだ三上信一と、あだちとの間でせめぎ合いもあった。三上は軟式野球経験者でラブコメディよりも熱血野球漫画を好み、あだちにも彼が初期に手掛けた野球漫画『牙戦』(原作:滝沢解)のような内容を描かせたいと考えていた努力家で秀才タイプ。 : 達也と南が惹かれ合っているのに気付き、思いを抑えきれなくなり、南に告白。達也にも自分に対する遠慮を捨てさせようとする。 : 恋の先取点をねらうためにまずは幼い頃の約束どおりに南を甲子園につれていくと宣言するが、地区予選決勝に向かう途中で交通事故に遭い、他界。

● 私立明青学園高等部
上杉達也・和也兄弟、浅倉南らが通っている高等学校。所在地は東京都で、明青学園中等部も存在する。 あだちによれば、明星学園の"校舎のモデル"は作者の母校の群馬県立前橋商業高等学校の旧校舎である(2009年新校舎完工)。 作中で存在が判明している運動部としては、野球部、サッカー部、バレーボール部、体操部、新体操部、柔道部、ボクシング部、テニス部がある。中でも野球部の活動は盛んで、和也が1年生の時は甲子園地区予選準優勝、達也が3年生の時には甲子園で優勝している。それ以降、甲子園からは遠ざかり、2012年に連載開始した『MIX』では、甲子園に出場したのは達也がエースだった時代が最初で最後の出場という設定になっている。しかし、『KATSU』の作中では、ラジオで明青学園が16年ぶりに甲子園出場したという実況中継が流れており、決勝戦まで勝ち進んで同作の登場人物・岬新一率いる神奈川県代表の港星高校に敗れているシーンが描かれていた。『MIX』では『KATSU』にあった2度目の甲子園出場の設定は引き継がれなかった)、
・ 1999年4月10日初版第1刷発行(3月16日発売)、
・ 1999年5月10日初版第1刷発行(4月16日発売)、
・ 1999年6月10日初版第1刷発行(5月15日発売)、
・ 1999年7月10日初版第1刷発行(6月16日発売)、
・ 1999年8月10日初版第1刷発行(7月16日発売)、
・ 1999年9月10日初版第1刷発行(8月7日発売)、
・ 1999年10月10日初版第1刷発行(9月16日発売)、
・ 1999年11月10日初版第1刷発行(10月16日発売)、
・ 1999年12月10日初版第1刷発行(11月16日発売)、
・ 2000年1月10日初版第1刷発行(1999年12月16日発売)、
・ 2000年2月10日初版第1刷発行(1月15日発売、
・ 2000年3月10日初版第1刷発行(2月16日発売)、
・ 2000年4月10日初版第1刷発行(3月16日発売)、

◎ 完全版

・ あだち充 『タッチ 完全版』 小学館〈少年サンデーコミックススペシャル〉、全12巻
・ 2005年7月15日初版第1刷発行、
・ 2005年7月15日初版第1刷発行、
・ 2005年7月15日初版第1刷発行、
・ 2005年8月15日初版第1刷発行、
・ 2005年8月15日初版第1刷発行、
・ 2005年8月15日初版第1刷発行、
・ 2005年9月15日初版第1刷発行、
・ 2005年9月15日初版第1刷発行、
・ 2005年9月15日初版第1刷発行、
・ 2005年10月15日初版第1刷発行、
・ 2005年10月15日初版第1刷発行、
・ 2005年10月15日初版第1刷発行、

◎ 完全復刻版

・ あだち充 『タッチ 完全復刻版』 小学館〈少年サンデーコミックス〉、全26巻
・ 2012年10月17日初版第1刷発行、
・ 2012年10月17日初版第1刷発行、
・ 2012年11月17日初版第1刷発行、
・ 2012年11月17日初版第1刷発行、
・ 2012年12月17日初版第1刷発行、
・ 2012年12月17日初版第1刷発行、
・ 2013年1月16日初版第1刷発行、
・ 2013年1月16日初版第1刷発行、
・ 2013年2月17日初版第1刷発行、
・ 2013年2月17日初版第1刷発行、
・ 2013年3月17日初版第1刷発行、
・ 2013年3月17日初版第1刷発行、
・ 2013年4月17日初版第1刷発行、
・ 2013年4月17日初版第1刷発行、
・ 2013年5月15日初版第1刷発行、
・ 2013年5月15日初版第1刷発行、
・ 2013年6月17日初版第1刷発行、
・ 2013年6月17日初版第1刷発行、
・ 2013年7月17日初版第1刷発行、
・ 2013年7月17日初版第1刷発行、
・ 2013年8月17日初版第1刷発行、
・ 2013年8月17日初版第1刷発行、
・ 2013年9月17日初版第1刷発行、
・ 2013年9月17日初版第1刷発行、
・ 2013年10月16日初版第1刷発行、
・ 2013年10月16日初版第1刷発行、
・ あだち充 『タッチ 完全復刻版BOX』 小学館〈少年サンデーコミックス〉、全5巻
・ 2019年5月10日発売、
・ 2019年6月12日発売、
・ 2019年7月12日発売、
・ 2019年8月9日発売、
・ 2019年9月12日発売、

◎ 小説

・ 青木ひかる(著) 『タッチ もうひとつのラストシーン』 小学館〈小学館文庫〉、2005年8月5日発売、

● テレビアニメ
1985年3月24日から1987年3月22日までフジテレビ系列にて放送。全101話。 旭通信社が長く担当して来たフジテレビの日曜19:00枠は、1982年の『さすがの猿飛』(土田プロ)、1984年の『Gu-Guガンモ』(東映動画)と、小学館の『週刊少年サンデー』系の漫画を原作とする企画ラインが続き、本作もその延長上にある。企画を立てた旭通信社の片岡義朗プロデューサーは「キャラクター商品が売りづらい」という反対の声を押し切ってアニメ化を実現した。 制作にあたり、1983年から1984年にかけて放送されたあだち充原作のスペシャルアニメ『ナイン』3部作を担当した杉井ギサブロー、前田実といったクリエイターによりスタッフを編成し、東宝とグループ・タックが製作会社となっている。1985年12月22日放送で31.9%の視聴率を上げたのを始め、常に視聴率20%以上を稼ぐ人気番組となった。劇場アニメ映画も3作が製作された。杉井らによる原作の魅力を引き出した演出、芹澤廣明による劇中音楽も魅力となった。背景美術を担当して作品を支えた小林七郎美術監督も本作により美術部門最優秀賞を獲得した。 全体的には原作における映画的な表現、空気感を反映しようと試みられているが、原作をそのまま映像化したものではなく、「アニメスタッフの考えや美意識が入った別の作品」とも評される。そのため原作における内輪受けの話題、軽妙なギャグ(例えば高3夏の予選決勝前、『炎の転校生』の主人公・滝沢昇が現れて雨天順延を伝えるシーン)などはほぼカットされ、シリアス寄りの作風となっている、いくつかの改変がなされている。
・高3夏の予選決勝、達也と新田の最後の対決の場面。原作では和也のものと思しい残像が現れて達也に力を貸し、新田を打ち取るが、アニメ版ではそれまで和也の投球フォームを模倣していた達也がフォームを切り替え、自らの力で打ち取るように変更されている。

◎ 声の出演

・ 上杉達也 - 三ツ矢雄二
・ 上杉和也 - 難波圭一
・ 浅倉南 - 日髙のり子
・ 松平孝太郎 - 林家こぶ平(現・林家正蔵)
・ 新田明男 - 井上和彦
・ 新田由加 - 冨永み〜な
・ 原田正平 - 銀河万丈
・ 坂田 - 稲葉実
・ 黒木武 - 塩沢兼人
・ 西村勇 - 中尾隆聖
・ 吉田剛 - 塩屋翼→堀川亮
・ 西尾茂則 - 北村弘一
・ 西尾佐知子 - 鶴ひろみ
・ 上杉信吾・パンチ - 千葉繁
・ 上杉晴子 - 小宮和枝
・ 浅倉俊夫 - 増岡弘
・ 柏葉英二郎 - 田中秀幸
・ 柏葉英一郎 - 内海賢二
・ 佐々木 - 難波克弘→石田彰
・ 中嶋・藤本・おじさんA - 関俊彦
・ 校長・ボクシング部員 - 玄田哲章

◎ スタッフ

・ 原作 - あだち充
・ 企画 - 岡正、片岡義朗
・ 企画協力 - 宇佐美廉
・ シリーズ監督 - ときたひろこ
・ アニメーション監督 - 前田庸生(第27話まで)
・ シリーズ文芸構成 - 高星由美子(第56話まで)、並木敏(第57話から)
・ 美術監督 - 小林七郎
・ 総作画監督 - 前田実
・ 音楽 - 芹澤廣明
・ プロデューサー - 中尾嘉伸(第79話まで)→亀山千広(第80話から)、藤原正道、対木重次
・ 総監督 - 杉井ギサブロー
・ タイトルアニメーション - 杉井ギサブロー、前田実、永丘昭典(第63話から)
・ 音響監督 - 藤山房延
・ 効果 - 加藤昭二、野口透(第28話から)(アニメサウンドプロダクション)
・ 録音 - 伊東忠美、山田均(第20話から)
・ 音響助手 - 吉野勝久
・ 編集 - 古川雅士、門井美樹(第5話から)
・ タイトル - 片山悟
・ 音楽制作協力 - 東宝音楽出版
・ 制作チーフ - 藤田健
・ 制作担当 - 金正廣
・ 制作協力 - スタジオジュニオ、スタジオ・ぎゃろっぷ、キティ・フィルム
・ 製作 - 旭通信社、東宝株式会社、グループ・タック

◎ 主題歌
第1期オープニングテーマ「タッチ」を筆頭に、岩崎良美が歌った主題歌がヒットした。レコード会社キャニオン・レコード側は当初、プロモーションのため新人歌手の起用を提示したが、監督の杉井ギサブローがこれに抵抗。話し合いがもつれるうちにあだち充の世界を表現できる実力のある歌手をキャニオン所属歌手から起用するということで岩崎良美に落ち着いたという。あだちは元々岩崎のファンであることを公言しており、主題歌への起用を喜んでいた。 発売当時は、ベストテンにも入らず爆発的なヒットこそしなかった(オリコン最高12位、売上24.7万枚)が、結果的に長く愛され岩崎の代表曲となった。 オープニング主題歌「タッチ」は、21世紀に入った現在でも日本の高校野球では応援歌(ヒッティングマーチ)の定番とされている など人気は高く、その後も数々のカバーがされている。なお、あだち充の母校群馬県立前橋商業高等学校では「タッチを演奏すると負ける」といわれ全く使用されていなかったが、2007年の第89回全国高等学校野球選手権大会への出場を契機に解禁されたことが報じられた。この際、あだちは「封印を解くのが遅いよ」とのコメントを出した。
 関東広域圏  フジテレビ  1 日曜 19:00 - 19:30   フジテレビ系列  製作局
 北海道  北海道文化放送  
 宮城県  仙台放送  
 秋田県  秋田テレビ  フジテレビ系列
テレビ朝日系列  
 福島県  福島テレビ  5 フジテレビ系列  
 新潟県  新潟総合テレビ  現・NST新潟総合テレビ。
 長野県  長野放送  
 静岡県  テレビ静岡  
 富山県  富山テレビ  
 石川県  石川テレビ  
 福井県  福井テレビ  
 中京広域圏  東海テレビ  
 広域放送 近畿広域圏  関西テレビ  
 島根県・鳥取県  山陰中央テレビ  
 岡山県・香川県  岡山放送  
 広島県  テレビ新広島  
 愛媛県  愛媛放送  現・テレビ愛媛。
 福岡県  テレビ西日本  
 佐賀県  サガテレビ  
 熊本県  テレビ熊本  フジテレビ系列
テレビ朝日系列  
 沖縄県  沖縄テレビ  フジテレビ系列  
 青森県  青森テレビ  水曜 16:30 - 17:00  TBS系列  
 岩手県  テレビ岩手  日曜 7:15 - 7:45  日本テレビ系列  
 山形県  山形テレビ  月曜 19:00 - 19:30  フジテレビ系列  
 山梨県  山梨放送  木曜 17:30 - 18:00  日本テレビ系列  
 山口県  山口放送  月曜 17:15 - 17:45  日本テレビ系列
テレビ朝日系列  
 徳島県  四国放送  月曜 19:00 - 19:30  日本テレビ系列  
 高知県  テレビ高知  日曜 8:00 - 8:30  TBS系列  
 長崎県  テレビ長崎  木曜 16:30 - 17:00  フジテレビ系列
日本テレビ系列  
 大分県  テレビ大分  水曜 16:30 - 17:00   日本テレビ系列
フジテレビ系列
テレビ朝日系列  
 宮崎県  テレビ宮崎  月曜 16:30 - 17:00  
 鹿児島県  鹿児島テレビ  火曜 16:30 - 17:00  日本テレビ系列
フジテレビ系列  


◎ 再放送
本放送終了後、フジテレビが再放送権を喪失してからは、様々な局で再放送が行われている。 地上波キー局では日本テレビにて1990年代中盤から2000年代中盤にかけて再放送が度々行われた。 日本テレビにおける再放送の時間帯は午前枠と午後枠に行った事例がある。1998年ではスペシャル(新作)放送の関係から夏休み期間からスペシャル本放送前の12月上旬まで、16時台の再放送帯枠(月曜 - 木曜)で集中的に放送された。1996年前後と2002年から2005年までは、夏休み期間の40日内で平日の午前中(多くの場合10:25 - 11:20まで)に放送。最初の期間が1部と2部、翌年の夏休みが3部と4部。これを繰り返していた(これは作品のテーマでもある夏の高校野球の期間と同じである)。これらの枠で再放送される際は後番組がフライングスタートの『ニュースプラス1』あるいは『NNNニュースダッシュ』前のミニ番組枠がある関係で、番組時間を短縮する必要があった。オープニング曲は独自に短く編集し、映像はオリジナル(ノンテロップ)で原作・監督など最低限のクレジットタイトル(製作者(フジテレビ・東宝)も省略)を新たに作成したスーパーインポーズに載せたものとなっており、エンディングは放送されない形態が多かった。2006年以降、日本テレビで再放送は行われていない。 NHK BS2では「夏休みアニメスペシャル」の枠で劇場版3部作が2006年7月23日〜25日に放送された。 本放送を行ったフジテレビでは1987年に再放送が行われた。また、系列局で放送されたところもある。フジテレビ系列のテレビ静岡では平日の17:25 - 17:55または16:55 - 17:24で再放送が行われていたことがある。系列外の独立局で放送されたケースもあり、2010年11月16日及び2014年4月7日よりTOKYO MXで再放送を行っている。後にtvkでも2022年2月20日の22:30から再放送された。 CSではキッズステーションがテレビアニメ版と劇場版アニメ版の放映権を取得して、1999年頃より断続的に再放送を行っていた。 2012年10月5日からはTwellVにて、毎週金曜20:30 - 21:00の時間帯で再放送が開始され、2013年4月6日からは20:00 - 21:00に放送枠が拡大された。 2021年にはCSテレ朝チャンネルでも再放送された。

◎ 映像ソフト
劇場版公開終了後(1980年代後半)に、小学館を発売元・東宝を販売元とした劇場版VHSソフトと、3作品を収録したLD-BOX『タッチ 劇場版』が発売。 1990年代にキティエンタープライズを販売元としたテレビアニメ全話収録のLD-BOX「TVシリーズ レーザーディスクコレクション」が発売。1995年以降キティエンタープライズはポリグラム傘下入りしたため(後のキティMME→ユニバーサルシグマ)、ポリドール映像販売会社による通信販売が行われていた。2004年11月26日に全話収録のDVD-BOXが東宝から発売。
・ 「実写版 タッチ」の公開を記念し、2005年8月26日に劇場版3作品を収録したDVD-BOXと単巻DVDが発売された。2006年2月24日 - 3月24日に単巻DVDが発売。全17巻。 『タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は』のVHSソフトとLDソフトが2000年6月に発売(発売元:小学館 販売元:東宝)、DVDが2001年2月21日発売(発売元:小学館 販売元:バップ)。『タッチ CROSS ROAD〜風のゆくえ〜』のDVDが2001年5月21日発売(発売・販売は上記DVD版と同じ)。2006年3月24日に上記2作品を同時収録したDVDがバップから発売。また、同日より上記単巻DVDをマスターとしたレンタルDVDの供給をバップから開始。

● 劇場アニメ
劇場版はテレビアニメ版のスタッフとキャストによるものであるが、概ね原作に忠実だったテレビアニメに対して、オリジナル要素を大幅に織り交ぜて再構成されている。製作は、東宝、フジテレビ、グループ・タック、旭通信社など。東宝系で公開。 第1作である『背番号のないエース』は、2年後に公開された劇場アニメ『きまぐれオレンジ☆ロード あの日にかえりたい』(望月智充監督)において、作中で登場人物が鑑賞する映画作品として、一部が二次使用されている。

◎ タッチ 背番号のないエース
1986年4月12日公開。同時上映は『テイク・イット・イージー』(吉川晃司主演・大森一樹監督)。物語冒頭から高校1年時の夏の甲子園予選決勝までの映画化。予選決勝当日に交通事故にあった和也に代わって達也がマウンドに上がる。
◇ スタッフ
・ 原作 - あだち充
・ 監督 - 杉井ギサブロー
・ アニメーション監督 - 前田庸生
・ 脚本 - 原田遊人、並木敏、杉井ギサブロー
・ 作画監督 - 前田実、遊佐和重
・ 絵コンテ - 永丘昭典、池田はやと
・ 美術 - 金村勝義
・ 編集 - 古川雅士
・ 音楽 - 芹澤廣明
・ 音響監督 - 藤山房延
・ プロデューサー - 藤原正道、岡正、片岡義朗
・ 制作プロデューサー - 対木重次
・ アニメーション制作 - グループ・タック
・ 製作 - 東宝株式会社、フジテレビジョン、旭通信社
◇ 主題歌
・ 「背番号のないエース」(オープニング)歌 - ラフ&レディ
・ 「ガラスの青春(ティーンネイジ)」(エンディング)歌 - ラフ&レディ
◇ 挿入歌
・ 「スノー・イン・サマー」歌 - 芹澤廣明
・ 「Dreamin' Kids」歌 - 日高のり子
・ 「OH POPSTAR」歌 - チェッカーズ

◎ タッチ2 さよならの贈り物
1986年12月13日公開。同時上映は『恋する女たち』(斉藤由貴主演・大森一樹監督)。また新田の妹・新田由加が登場しない。後者は「和也を知らない世界」での達也自身としての野球を目指して渡米し、独立系マイナーリーグチームで投げる達也を主軸とした物語である。制作は日本テレビ、東宝、小学館、バップ、グループ・タックによるもので、2005年公開の実写映画版の制作委員会にもフジテレビではなく日本テレビが参画している。 原作、連続TVアニメ共に甲子園での描写は省かれたが、『タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は…』では決勝相手の尾知商業を3-2で破り優勝する場面が描かれる。このとき達也は151km/hを投げ、その後ドラフトを断り大学に進学する。南もインターハイ新体操で個人総合優勝を果たしている。 なおこれらアニメ版独自の続編に関して、あだち充はアニメスタッフからの要望を受けて制作の許可を出したが、“ノー・タッチ”である。

◎ タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は…
1998年12月11日放送。野球をやめた達也、新体操で忙しい南の間に大学生の水野香織(アニメオリジナルキャラ)が割って入り、さらに大学野球で活躍する新田も加わった四角関係となる、といった内容。
◇ スタッフ
・ 原案 - あだち充
・ 総監督・絵コンテ - 杉井ギサブロー
・ 監督・絵コンテ - 永丘昭典
・ 助監督 - 木村隆一
・ 脚本 - 金春智子
・ 作画監督 - 前田実
・ 美術監督 - 金村勝義
・ 撮影監督 - 渡辺英俊
・ 編集 - 古川雅士
・ 音楽 - 芹澤廣明
・ 音響監督 - 藤山房伸
・ プロデューサー - 山下洋、藤原正道、植田文郎、大島満、対木重次
・ アニメーション制作 - グループ・タック
・ 製作 - 日本テレビ放送網、東宝株式会社、小学館、バップ、グループ・タック
◇ 主題歌
・ 「タッチ(フライデーナイト・バージョン)」歌 - 沢井なつ美 & Quick-Times
・ 「Hi Hi High」歌 - 熊谷幸子
◇ 挿入歌
・ 「あれから、君は…」歌 - 芹澤廣明
・ 「Song For You」歌 - 熊谷幸子

◎ タッチ CROSS ROAD〜風のゆくえ〜
2001年2月9日放送。 南役は1986年に開催されたミス南コンテストグランプリの浅倉亜季。達也と和也は男闘呼組の岡本健一が一人二役で演じた。達也と和也の役を双子の斉藤祥太・慶太兄弟が演じている)
・ 上杉達也 - 斉藤祥太(少年時:渋谷龍生)
・ 上杉和也 - 斉藤慶太(少年時:渋谷樹生)
・ 原田正平 - RIKIYA
・ 松平孝太郎 - 平塚真介
・ 黒木武 - 上原風馬
・ 日向小百合 - 安藤希
・ 新田明男 - 福士誠治
・ 上杉晴子 - 風吹ジュン
・ 矢部ソノコ。甲子園での優勝から20年後、とある弱小野球部の監督となった松平孝太郎の視点で、過去の思い出などが描かれる。 : 異次元空間に落ちた愛犬パンチの10匹の子供たちを助けるために、上杉達也・和也の双子と幼馴染のヒロイン浅倉南の3人が異次元に向かい、パンチで攻撃したり野球のボールなどを投げて異次元の敵と戦うという設定。野球についてはボールを投げる点ぐらいであり、原作の世界観とは大きく異なるゲーム内容となっている、実際は特定のパスワードを1文字づつチェックするような処理は行っておらず、製作者が元からこのパスワードを仕込んでいたわけではない。また、これにあだちが激怒し、原作をゲーム化することが二度とできなくなったため、タッチのゲームは本作以降出ていないという都市伝説が存在する。その他の出演者は坂上忍、山本陽一。

● ラジオ
『オールナイトニッポン』の特別番組として、浅倉南のオールナイトニッポン(あさくらみなみ-)が放送された。パーソナリティーは浅倉南役の日髙のり子。放送時間は2004年9月30日未明(29日深夜) 水曜1部 1:00 - 3:00。同誌の中で、編集者の斎藤宣彦は「和也の交通事故」「高3夏の予選決勝、優勝の瞬間」「最終回とその1回前の間にあるはずの甲子園の野球シーン」など重要な場面が一切描かれない、この「はぐらかし」こそが、あだちの真骨頂と評している。 京都国際マンガミュージアムの吉村和真は、「高校野球が舞台だが、従来のスポ根マンガとは異なる新境地を開いた。甲子園への道のりと、恋愛や友情を等価に扱うことで、男女の枠を越えた幅広い支持を得た。また、あだち充独特のテンポのよい笑いや登湯人物たちの恩盧深いセリフも、感動の奥行きを広げている」と評している。 漫画評論家の中田健太郎は本作を「弟・和也の遺志をついで甲子園を目指す兄・達也が、弟の死を乗り越えて自己実現を果たす物語であり、また和也とのおわらない三角関係をひきうけた達也と南が、それでも恋のスタートラインにたつまでを描いたラブコメの名作である」と評している。

◎ 野球漫画としての評価
本作の最終話で、達也がライバルの新田に向けた「新しいステージでの再戦の誘いをやんわりと拒否」する台詞について、夏目は前掲書の中で「この一言で熱血スポーツ少年マンガはコケたわけです」と評している、マンガ研究家の岩下朋世は「熱血スポ根にとどめをさした」、ポピュラー文化を研究する西原麻里は「スポ根の終焉」と解釈している。 1996年に宝島社から出版された『70年代マンガ大百科 こんな名作・快作・珍作があったのか』では、本作が「主人公が弟の遺志を継ぐ宿命的展開」「ライバルとの対決」といった従来型の熱血ものの要素をしっかりと押さえつつも、「命がけで真実を追求」「男を磨く」といった求道者的な価値観は一切描かれなかったと指摘。最終話の台詞をもって「熱血は死んだ」と評している。そのため伊集院は本作を「球漫」ではなく、「童貞漫画」「DT漫」の最高峰と捉えているが、これに対し編集者の岸川真は本作を野球漫画と捉えている。過去の作品より恋愛の比重が大きく、魔球も登場しないものの、達也が「鬼監督による理不尽なしごきに耐えたり、指から流血しながらボールを投げる」といった柏葉英二郎の登場以降のシーンなどを例に挙げ、こうした表現は「どちらかといえば昔ながらのスポ根漫画の“定型”だといっていい」と指摘。

● 影響
本作は『うる星やつら』(高橋留美子)、『さよなら三角』(原秀則)などとともにラブコメブームを牽引し、『週刊少年サンデー』が1980年代前半から中盤にかけて部数を大きく伸ばす原動力となった。競合誌でもこれに追随し、『週刊少年マガジン』では『翔んだカップル』(柳沢きみお)の終了以降も編集部主導の形でラブコメ路線を継続しようとしたものの、サンデー的な爽やかさを獲得できずに部数が低迷した。 本作のファンが自分の子供に登場人物の名前を付けるケースも見られた。タレントの亀梨和也は上杉和也に、プロゴルファーの勝みなみは浅倉南に(フジテレビアナウンサーの佐久間みなみもその一人)、プロ野球選手の清水達也は上杉達也にちなんでいる。 アニメ化の影響などもあり、ヒロイン・浅倉南は「スポーツ美少女の代名詞」と見なされ。このコーナーは5分内の枠で学園のスポーツ美少女を紹介するといった内容のもので、1986年から4年間におよび放送された。厳密には1960年代に日本テレビ系列で放送された青春学園シリーズ、1970年代には複数の少女漫画において女子マネージャーの姿は描写されていたが、本作の影響により女子マネージャーは女子生徒のあこがれとなった。その縁で2019年に『MIX』がアニメ化された際には毎回異なる端役で出演した。喫茶「アンデス」は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により2020年夏に閉店した。これは、あだちと島本の担当編集が同じだった縁で、島本が手伝いに来た時のもので、あだちはこの回を「まず島本のキャラをどうやって出すかを考えてストーリーを作った」と語っている。近隣の新袋川(または大路川)の河原で達也が南に告白するシーンが描かれていることから、同体育館は「クライマックスの舞台」とも称されるが、老朽化と耐震性の問題による建て替え工事のため2020年12月に閉館した。

「タッチ (漫画)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年3月19日11時(日本時間)現在での最新版を取得

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