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『オバケのQ太郎』(オバケのQたろう)は、藤子不二雄(藤本弘と安孫子素雄)による日本の同名漫画を原作としたテレビアニメ作品。ごく普通の家庭に住み着いたオバケが引き起こす騒動を描いている。
以下の3度にわたってアニメ化されているが、スタッフや制作方針の違いから、それぞれつながりのない独立した作品となっている。
第1作「オバケのQ太郎」(1965年から1967年まで放送)
第2作「新オバケのQ太郎」(1971年から1972年まで放送)
第3作「オバケのQ太郎」(1985年から1987年まで放送)
1作目と2作目は東京ムービー(後のトムス・エンタテインメント)、3作目はシンエイ動画で制作。また、1作目はモノクロ、2作目以降はカラーで制作された。
● 概要
2021年現在、再放送やソフト化・配信等が行われ、視聴が容易なのは第3作のみとなっている(後述)。
メインキャラクターの声優に関して、3作通して同一キャラクターを担当した人物はいないが、1作目と2作目の間には存在しており、ゴジラ役の肝付兼太、ママ役の北浜晴子、神成さん役の野本礼三が該当する。なお、肝付は3作目でハカセ役を担当、3作すべてでメインキャラクターを担当した唯一の声優となっている。
主題歌や挿入歌は3作で別々の楽曲が制作されており、流用曲もない。このため、絵描き歌や音頭が複数作られている。これらの楽曲は、藤子・F・不二雄のアニメ作品の主題歌を集めた5枚組のアルバム「藤子・F・不二雄 生誕80周年 藤子・F・不二雄 大全集」(2014年11月26日発売)に収録されている。
● 登場キャラクター
● オバケのQ太郎 (1965年)
1965年8月29日から1967年3月26日まで、TBS系列にて毎週日曜日19時30分から20時にかけての「不二家の時間」枠で放送。1967年4月5日から同年6月28日までの間はTBSなどで毎週水曜日18時から18時30分にかけての枠で放送された。全95話。モノクロ作品。
原作人気が高まる中での放送開始だったため、初回から30%以上の視聴率を記録。石川進が歌う主題歌『オバケのQ太郎』はミリオンセラーとなり、1966年第8回日本レコード大賞童謡賞を受賞した。「不二家の時間」枠の放送は、前番組の『ウルトラQ』と合わせて他局から「恐怖のQQタイム」と呼ばれるほどの人気番組となり、「オバQブーム」の一端を担うこととなった。放送が水曜18時の時間帯に移動した後も人気は続き、放送終了後も子供をはじめとする視聴者から番組継続の要望が多く届いたため、TBSは1969年3月まで同枠で再放送を行う異例の事態となった。
放送前の1965年8月22日には、前夜祭のような特番『オバQ誕生』が組まれ、杉並公会堂で収録が行われた。ここでは、舞台劇としてQ太郎誕生のエピソードが放送されていたため、第1回放送ではQ太郎が既に大原家に住んでいるところから始まっている。
鈴木伸一によると、パイロットフィルムはスタジオ・ゼロが制作したが、現場では能力不足と言われ関われなかったということである。このパイロットフィルムの内容は、国産生活ギャグ漫画をアニメ化した前例がなかったことから『鉄腕アトム』風の未来的な街に住んでいるという設定にされた。だが、その映像を見た藤子両人は内容の改変に違和感を覚えたため、実際に東京ムービーで制作・放送された際は原作通りの設定で作られた。
当時スタッフの一人だったおおすみ正秋によると、リミテッドアニメーションだった影響で製作には小津安二郎の演出技法が多く取り入れられたという。
初のアニメ化だったことから、Q太郎のキャスティングは難航した。低い声の田の中勇か甲高い声の曽我町子かでスタッフは録音直前まで大いに迷い、曽我に決まったという。なお、田の中は正太のパパ役で出演している。
放送初期は、ヒーローものアニメがまだ全盛期の時代であったためQ太郎の性格が多少好戦的なものになっていた。また、正太やP子は、キャラクター設定が原作と大幅に異なっており、当時原作に未登場だったU子、O次郎は登場していない。
本作は放送枠移動まで不二家が一社独占のスポンサーに付いたため、本作および次作『パーマン』、次々作『怪物くん』では、オープニングとエンディングでペコちゃん(声:斉藤尚子)と共演していた(『東京ムービー主題歌大全集』収録の映像はペコちゃん登場部分がカットされたものであるため見ることはできない)。エンディングで使用された『オバQ音頭』のシネテープでは共演していることがうかがえる。また、不二家は当時80億以上の売上を記録したが、その内の75%にオバQが関連していたという。
放送枠移動直前に放送された第83話「Qちゃんパーマン大かつやくの巻」(1967年3月26日放送)には、「不二家の時間」枠の後番組である『パーマン』の宣伝としてパーマン1号がゲスト出演をしている。Q太郎と正太がギャング団に誘拐され、Q太郎が助けを求めると、パーマンが駆けつけて2人が助け出されるという内容。この時のQ太郎とパーマンの会話は「君は来週からじゃないか」「僕、あわてんぼうだから1週早く出てきちゃった」というものである。『TVジェネレーション』、『決定これが日本のベスト100』、『大胆MAP』等、懐かしのアニメ特集番組で映像が放送されたことがある。
再放送は過去に何度かあり、1979年には読売テレビで平日朝の7時半から第2作、8時から本作が再放送された時期があった。2021年現在は、再放送および本編のビデオソフト化などは一切行われておらず、視聴困難な作品となっている。ただし、VHS・LD「東京ムービー アニメ主題歌大全集・第1集」にはオープニングとエンディングが収録されている他、上述の通りバラエティ番組の特集などで部分的に映像が使用されたケースもある。
◎ キャスト
・ Q太郎 - 曽我町子
・ 正太(正ちゃん) - 田上和枝
・ 伸一(伸ちゃん) - 野沢雅子
・ ドロンパ - 喜多道枝
・ P子 - 水垣洋子
・ ゴジラ - 肝付兼太
・ ハカセ - 麻生みつ子
・ キザオ - 山岸比呂美
・ よっちゃん - 向井真理子
・ パパ - 松岡文雄 → 田の中勇
・ ママ - 北浜晴子
・ 小池さん - 大竹宏
・ 神成さん - 野本礼三
・ 百栗三太夫 - 関敬六
◎ スタッフ
・ 原作 - 藤子不二雄
・ 監督 - 長浜忠夫
・ 脚本 - 辻真先、若林一郎、松岡清治、中野健次、塩沢朝子、宮沢耕己、島修司、吉田史郎、田代淳二、岡本欣二、花島邦彦、木下連三、吉田進、松元力、吉田秀子、おおいひさし、大森施工、東京ムービー企画部 他
・ 演出 - 大隅正秋、長浜忠夫、岡部英二、酒井七馬、木下蓮三 他
・ 作画監督 - 楠部大吉郎、芝山努
・ 原画 - 小林治、富永貞義、中村英一、谷口守泰、椛島義夫、森下圭介、山口泰弘、白梅進 他
・ 音楽 - 筒井広志
・ 製作協力 - Aプロダクション
・ 製作 - 東京ムービー
◎ 主題歌
◇オープニングテーマ
:
◇「オバケのQ太郎」(前期)
::作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲・編曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - 石川進
::この歌は石川進の歌唱によって数社から発売されたが、後年発売のCDで比較すると「オリジナル版 懐かしのアニメソング大全(1)」(EMIミュージック・ジャパン)に収録されているものは「テレビまんが懐かしのB面コレクション」(コロムビアミュージックエンタテインメント)のものよりもテンポが速い等、微妙な違いがある。
:
◇「オバQ音頭」(後期)
::作詞 - 藤子不二雄 / 作曲・編曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - 石川進&曽我町子
◇エンディングテーマ
:
◇「オバケのQ太郎」(放送開始直後)
::作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - 石川進
:
◇「ぼくとQちゃん」(前期)
::作詞 - 遠藤隆智 / 作曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - 吉田亜矢
:
◇「オバQ音頭」(後期)
::作詞 - 藤子不二雄 / 作曲・編曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - 石川進&曽我町子
:「アニメ主題歌大全集」に収録されているのは、前期オープニングと放送開始直後エンディングのみ。
:「オバQ音頭」の発表会は1966年4月9日午後、ホテルニューオータニにて行われ、原作者の藤子不二雄(藤本弘と安孫子素雄)や歌手の曽我町子、約500人の関係者が出席した。
:曽我町子は、日本コロムビアのスタジオでのレコーディングの際、風邪をこじらせていたのでスケジュールの延期を申し出ていた。しかしデュオ相手の歌手、石川進のスケジュールの都合と、スタッフ(当時のコロムビアの社員がストライキを起こしていたために、立ち会ったスタッフのほとんどが管理職であったという)がやる気満々でその熱意に押され曽我は渋々歌ったという。
◇ イメージソング・キャラクターソング
:
◇「オバQ数え歌」
::作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - 曽我町子
:
◇「オバケのQ太郎マーチ」
::作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - チビッコエイト、ヤング・フレッシュ
::先述のOPテーマ「オバケのQ太郎」を行進曲にアレンジ。本歌は3番まであるが、この曲は4番構成で、3番はインストルメンタルになっている。
:
◇「ぼくは正太だい」
::作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - 田上和枝、曽我町子
:
◇「オバQマーチ」
::作詞 - 藤子不二雄 / 作曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - 曽我町子
::先述の「オバケのQ太郎マーチ」とは別曲。
::1966年に行われた不二家の懸賞「オバQラジオコントロール人形」にもこの曲が使用された。
:
◇「オバケのP子」
::作詞 - 藤子不二雄 / 作曲 - 広瀬健次郎 / 歌 - 水垣洋子
◎ 各話リスト
1965年
8月29日
1
1
パパはわすれんぼうの巻
吉田史郎
2
犬はこわいよオの巻
田代淳二
9月5日
2
3
るすばんの巻
岡本欣三
4
自動車が欲しいの巻
田代淳二
9月12日
3
5
台風がくるぞの巻
6
ノミ軍襲来すの巻
岡本欣三
9月19日
4
7
びっくりしちゃったお客様の巻
花島邦彦
8
迷い子の巻
岡本欣三
9月26日
5
9
飛行機は嫌いの巻
田代淳二
10
テレビなんか嫌いの巻
10月3日
6
11
卵騒動の巻
吉田史郎
12
世界一周の巻
岡本欣三
10月10日
7
13
Qちゃんのお父さんの巻
木下蓮三
14
お使いはまかせるの巻
田代淳二
10月17日
8
15
虫歯の巻
吉田進
16
忍術修行の巻
吉田史郎
10月24日
9
17
名探偵の巻
岡本欣三
18
ハイキング騒動の巻
田代淳二
10月31日
10
19
伝書オバケの巻
吉田進
20
8ミリの巻
11月7日
11
21
腕時計が欲しいの巻
田代淳二
22
へんな病気の巻
岡本欣三
11月14日
12
23
王子様は嫌いの巻
田代淳二
24
コレクションの巻
岡本欣三
11月21日
13
25
ホームランはおいしいの巻
田代淳二
26
いたずら合戦の巻
11月28日
14
27
特ダネ記者の巻
28
チンピラ取締の巻
12月5日
15
29
Qちゃんの頭の毛をよこせの巻
吉田進
30
Qちゃん買いますの巻
岡本欣三
12月12日
16
31
虎狩りの巻
32
魔法のやかんの巻
田代淳二
12月19日
17
33
お隣さんの巻
34
のぞき見はいけませんの巻
岡本欣三
12月26日
18
35
靴みがきの巻
36
スマートになろうの巻
田代淳二
1966年
1月2日
19
37
お年玉・一億円の巻
吉田進
38
空飛ぶ円盤の巻
田代淳二
1月9日
20
39
宿題は引きうけたの巻
吉田進
40
押し売りの巻
田代淳二
1月16日
21
41
子豚を助けろの巻
松元力
42
映画スターになりたいの巻
吉田進
1月23日
22
43
一千万円のむだづかいの巻
44
雪男探検の巻
吉田秀子
1月30日
23
45
ゆうかい魔の巻
田代淳二
46
ばっちりあそぼうの巻
岡本欣三
2月6日
24
47
魚つりの巻
田代淳二
48
実況録音の巻
2月13日
25
49
ケロケロQ危機一髪の巻
50
絵かき修業はきびしいの巻
吉田進
2月20日
26
51
オバQ一家の巻
52
わんぱくネコの巻
吉田秀子
2月27日
27
53
ドロンパが来たの巻
田代淳二
54
特ダネはまかせろの巻
3月6日
28
55
ガリベンはつらいの巻
吉田進
56
美容教師の巻
岡本欣三
3月13日
29
57
うそつきは誰の巻
吉田進
58
発明王の巻
田代淳二
3月20日
30
59
身の上相談の巻
吉田進
60
おこずかい作戦の巻
3月27日
31
61
テレビが見たいの巻
62
いそうろうの巻
4月3日
32
63
ボロ別荘の巻
64
一日お母さんの巻
おおいひさし
4月10日
33
65
おしゃれの巻
大森施工
66
馬のりの巻
吉田秀子
4月17日
34
67
おしかけ入学の巻
Aプロダクション
68
ダイヤル11Q番の巻
辻真先
4月24日
35
69
ハロードロンパの巻
Aプロダクション
70
百万両をさがせの巻
吉田進
5月1日
36
71
ドロンパ騒動の巻
72
ハッスルばあさんの巻
辻真先
5月8日
37
73
Qちゃんサラリーマンの巻
74
Qちゃん弟子入りの巻
5月15日
38
75
助けあい運動の巻
吉田進
76
仲直り作戦の巻
Aプロダクション
5月22日
39
77
Qちゃん鉄道の巻
辻真先
78
家出はしたけれどの巻
若林一郎
5月29日
40
79
大原家のQ日の巻
辻真先
80
おれさまはガキ大将の巻
6月5日
41
81
海外旅行練習の巻
82
ぼくだってりこうだの巻
松元力
6月12日
42
83
すこしはやすもうの巻
若林一郎
84
ぼくが主役だの巻
6月19日
43
85
犬に強くなりたいの巻
松岡清治
86
ロケットをとばそうの巻
松元力
6月26日
44
87
Qちゃん放送局の巻
吉田進
88
潮干狩りの巻
7月3日
45
89
P子よぼくについてこいの巻
90
にせもの現るの巻
辻真先
7月10日
46
91
仲良くけんかしろの巻
松元力
92
ケチケチオバQの巻
吉田秀子
7月17日
47
93
オバQチャンピオンの巻
若林一郎
94
クリーニング屋開業の巻
辻真先
7月24日
48
95
だいじな落し物の巻
96
ゆうれい部落の巻
7月31日
49
97
臨海学校は大騒ぎの巻
吉田秀子
98
紳士教育の巻
吉田進
8月7日
50
99
海水浴の巻
松岡清治
100
スピードオバQの巻
辻真先
8月14日
51
101
もっと毛がほしいの巻
102
パパの月給がなくなったの巻
吉田進
8月21日
52
103
田舎は楽しいの巻
吉田秀子
104
いたずら騒動の巻
若林一郎
8月28日
53
105
オバケの国へさあどうぞの巻
東京ムービー企画部
106
Qちゃん内閣の巻
中野健次
9月4日
54
107
放送屋だまれの巻
若林一郎
108
ロードショーの巻
辻真先
9月11日
55
109
せっかち坊やとのんびりオバQの巻
吉田秀子
110
ラーメン作戦の巻
若林一郎
9月18日
56
111
Qちゃんのおむかえの巻
松元力
112
タイムマシンの巻
辻真先
9月25日
57
113
星をさがせの巻
吉田進
114
泣く子も笑うの巻
若林一郎
10月2日
58
115
とんだQパーマンの巻
吉田進
116
バンザイQちゃんとりでの巻
10月9日
59
117
ドロンパの誕生日の巻
塩沢朝子
118
小鳥をかわいがろうの巻
若林一郎
10月16日
60
119
正義の大戦争の巻
吉田進
120
ニコニコ暮そうの巻
10月23日
61
121
世界中のオバケがくるぞの巻
若林一郎
122
うたっておどってバケ連大会の巻
10月30日
62
123
Qちゃん親孝行の巻
辻真先
124
おじいさんはだあれの巻
中野健次
11月6日
63
125
P子のおよめさんの巻
(不明)
126
パパの運動会の巻
吉田秀子
11月13日
64
127
親をさがしてさんざんの巻
中野健次
128
ひとこえ千円の巻
吉田秀子
11月20日
65
129
帰れドロンパの巻
若林一郎
130
パパもママも動かないでの巻
吉田進
11月27日
66
131
ニュースカメラマンの巻
132
Qちゃんロボットの巻
辻真先
12月4日
67
133
犬になったQちゃんの巻
吉田進
134
Qちゃんの家さがしの巻
松元力
12月11日
68
135
なくなった宝くじの巻
宮沢耕己
136
Qちゃんのゆくえの巻
辻真先
12月18日
69
137
P子のお人形の巻
(不明)
138
じゃんじゃん売ろうの巻
松岡清治
12月25日
70
139
Qちゃんサンタクロースの巻
吉田秀子
140
みんなでクリスマスの巻
島修司
1967年
1月1日
71
141
ことしもよろしくの巻
松岡清治
142
お年玉作戦の巻
吉田進
1月8日
72
143
ことしはついてるの巻
吉田秀子
144
ラジコン大戦争の巻
松元力
1月15日
73
145
ホットドッグはにがての巻
146
はいけいQちゃんの巻
吉田進
1月22日
74
147
やさしいドロンパの巻
吉田秀子
148
ドラネコたいじの巻
辻真先
1月29日
75
149
ドロンパはいじっぱりの巻
150
正ちゃんの大手術の巻
松元力
2月5日
76
151
Qちゃんは名探偵の巻
吉田秀子
152
オバQコースの巻
2月12日
77
153
まけてたまるかの巻
154
犯人さがしの巻
中野健次
2月19日
78
155
Qちゃんモデルになるの巻
松元力
156
モシモ仮面の巻
若林一郎
2月26日
79
157
まじめなドロボウの巻
松岡清治
158
ナガラでいこうの巻
宮沢耕己
3月5日
80
159
P子にまかせての巻
松元力
160
原子うらないの巻
塩沢朝子
3月12日
81
161
入団テストはきびしいの巻
Aプロダクション
162
Qちゃんサーカスの巻
松岡清治
3月19日
82
163
Qちゃんバケトロンの巻
吉田秀子
164
オバケの正ちゃんの巻
Aプロダクション
3月26日
83
165
ばかあ信じるよの巻
吉田秀子
166
Qちゃんパーマン大かつやくの巻
吉田進
4月5日
84
167
万事Qすの巻
宮沢耕己
-
絵かき修業はきびしいの巻 (再放送)
-
4月12日
85
168
花よりダンゴの巻
吉田秀子
-
忍術修業の巻 (再放送)
-
4月19日
86
169
自動車レースの巻
吉田秀子
-
Qちゃん鉄道の巻 (再放送)
-
4月26日
87
170
スケッチ大会の巻
松元力
-
バンザイQちゃんとりでの巻 (再放送)
-
5月3日
88
171
ケロケロQハイスタートの巻
吉田秀子
172
ケロケロQは二度消えるの巻
中野健次
5月10日
-
ケロケロQ危機一髪の巻(再放送)
-
-
P子のお人形の巻(再放送)
5月17日
89
173
ちゃっかりチンパンジーの巻
松元力
-
とんだQパーマンの巻 (再放送)
-
5月24日
90
174
ゴシップをさがせの巻
吉田進
-
星をさがせの巻 (再放送)
-
5月31日
91
175
テレスケくん出てこいの巻
松岡清治
-
P子のおよめさんの巻 (再放送)
-
6月7日
92
176
ガードマンひきうけますの巻
宮沢耕己
-
ぼくが主役だの巻 (再放送)
-
6月14日
93
177
ひげなしパパの巻
若林一郎
-
Qちゃんロボットの巻 (再放送)
-
6月21日
94
178
Qちゃんクルーソの巻
吉田秀子
-
ロケットをとばそうの巻 (再放送)
-
6月28日
95
179
ゆめみるQ太郎の巻
吉田進
-
にせもの現るの巻 (再放送)
-
◎ 放送局
個別の出典があるもの以外は全て『小学六年生』1965年9月号記載。
・ TBS(制作局):日曜 19:30 - 20:00(1967年3月まで)→ 水曜 18:00 - 18:30(1967年4月から)
・ 北海道放送:日曜 19:30 - 20:00
・ 青森放送:水曜 18:15 - 18:45(1965年9月)→ 月曜 19:30 - 20:00(1965年10月 - 1966年3月)→ 日曜 19:30 - 20:00(1966年4月から)
・ 秋田放送:日曜 18:00 - 18:30(1966年3月まで)→ 日曜 19:30 - 20:00(1966年4月から)
・ 山形放送:月曜 19:30 - 20:00(1966年3月まで)→ 日曜 19:30 - 20:00(1966年4月から)
・ 岩手放送:日曜 19:30 - 20:00
・ 新潟放送:日曜 19:30 - 20:00→日曜 19:30 - 20:00(1967年1月時点)
・ 北陸放送:日曜 19:30 - 20:00
・ 福井放送:木曜 18:15 - 18:45(開始時点)→ 火曜 18:00 - 18:30(1966年3月時点) → 日曜 19:30 - 20:00(1967年1月時点)。
Q太郎役は曽我町子から堀絢子へ交代となり、その他の声優も一部を除いて刷新された。
1作目以上にドタバタ色が強く、作画、テンポ、キャスティング共に快調な仕上がりのため「数ある藤子アニメの中でも屈指の完成度を誇る」と評されることがある。また、初回放送から18%の高視聴率を記録する人気番組となった。
U子とO次郎が本作より登場。ただし、U子の口元はドロンパのような口に変更されている。
本放送終了後も頻繁に再放送が行われたが、1984年にテレビ宮崎とミヤギテレビで行われた再放送を最後に2022年現在まで一切再放送および本編のビデオソフト化は行われておらず、視聴困難な作品となっている。ただし、「アニメ主題歌大全集」にはオープニングとエンディングが収録されており、バラエティ番組の特集などで映像が使用されることはある。
3作の中では唯一、劇場版が存在しない。
◎ キャスト
・ Q太郎 - 堀絢子
・ 正太 - 太田淑子
・ 伸一、ハカセ - 白川澄子
・ O次郎 - 高坂真琴→桂玲子
・ P子、キザオ - 沢田和子
・ ドロンパ - 山本嘉子
・ U子 - 丸山裕子
・ ゴジラ - 肝付兼太
・ よっちゃん - 野村道子
・ パパ - 永井一郎
・ ママ - 北浜晴子
・ 小池さん - 島田彰
・ 神成さん - 野本礼三
・ ヒョーロクさん - 愛川欽也
・ その他 - 槐柳二、駒村クリ子、富山敬、細井重之、水島鉄夫、貴家堂子ほか
◎ スタッフ
・ 原作 - 藤子不二雄
・ 作画監督(総作画監督) - 椛島義夫
・ 撮影監督 - 三沢勝治
・ 美術監督 - 小林七郎
・ 音楽 - 山本直純
・ 録音監督 - 山崎あきら
・ 効果 - 片岡陽三
・ 演出(監督) - 長浜忠夫
・ プロデューサー - 川口晴年、藤井賢祐(日本テレビ)
・ 絵コンテ - 富野喜幸、近藤英輔、出崎哲、小華和ためお、平田敏夫、岡崎稔、棚橋一徳、森下圭介、他
・ 作画監督補佐 - 中村英一、北原健雄、須田紋太
・ 演出助手 - 上山憲二
・ 原画 - 竹内大三 鈴木欽一郎 三重野要一 富永貞義 山田幸一 酒井あきお
・ 動画 - 高木三枝子 西加代子 田中一枝 田中とも子 紺野政子 矢田部順
・ 制作進行 - 森克彦 熊崎哲夫
・ 進行 - 石津晴夫 南正時
・ 撮影 - 高崎正満 八巻磐
・ 背景 - 内田好之 坂本信人
・ 編集 - 越野寛子
・ 録音技術 - 三浦千治
・ 仕上検査 - 山名公枝
・ 仕上 - 山浦浩子 保田道世 片野壽 鈴木早苗 高野マチ子 中谷三枝子
・ 制作協力 - Aプロダクション、東京アニメーションフィルム、映音、東洋現像所
・ 製作 - 東京ムービー
◎ 主題歌
◇オープニングテーマ - 『オバケのQ太郎』(『新オバケのQ太郎』と表記されることもある)
:作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲・編曲 - 山本直純 / 歌 - 堀絢子&ニューロイヤル
:映像は、ラストの「引幕」部のみが異なっており、初期はイントロ部と同じ柄(市村座)で、製作会社のみクレジットされていたが、中期からはピンク色の無地に変更、クレジットもプロデューサーと製作会社が表記された。先述の映像ソフトでは中期バージョンが収録された。イントロ部分がTVサイズとフルサイズで異なる。TVサイズは1998年発売のCD「東京ムービー・アンソロジー」のみ収録。
:2017年放送のバラエティ番組『日曜もアメトーーク』では、効果音が大胆だと本曲が紹介された。また、昭和生まれの出演者「昭和アニソン軍」の全員が打ち合わせなしに本曲を口ずさめたことから、他の出演者が驚く場面もあった。
◇エンディングテーマ - 『オバQえかきうた』
:作詞 - 東京ムービー企画部(楠部三吉郎) / 作曲・編曲 - 山本直純 / 歌 - ザ・グリンピース
:エンディングの絵描き歌の1番は、Q太郎の口を葉っぱに見立てて書き始め、途中で上下をひっくり返す内容である。2番のO次郎までがエンディングとして放映され、レコードバージョンの3、4番はドロンパとP子であるが、いずれも途中の同じフレーズで紙をひっくり返す点は同じであった。
:本曲について、収録当日に山本が事前用意していた楽曲の尺(時間)が足りなかったことから、現場にいた東京ムービー(当時)の楠部三吉郎が山本の指名で急遽作詩、その場でできあがった楠部の詞に山本が曲を付け完成したというエピソードがある。
上記2曲に関しては、放送当時に発売されたレコードにフルサイズ版が収録され、後にオムニバスCDなどにも収録。また、過去には音楽配信サイトや音楽ストリーミングサービスで「配信限定パッケージ」と称して、TVサイズなどの別テイク音源が配信されていた。なお、本編内の楽曲などを扱ったサウンドトラックは一度も発売されていない。
◎ 各話リスト
・サブタイトル読み上げはオバQ役の堀絢子が担当。
・サブタイトルクレジット部は一貫して「オバQに乗ったO次郎がビラを撒くと、その中の1枚がズームアップしてサブタイトルが映される」だが、その表示部は初期がサブタイトル・脚本・絵コンテだけ表記されていたのに対し、中期からは「オバQ・P子・O次郎がサブタイトルを掲げ、画面右下に脚本と絵コンテが表記」に変更(同時にBGMも)。なお映されたサブタイトルには「の巻」が表記されていないが、読み上げではコメントされている。
・1本立て時はAパートのみクレジット、またAパート終了後はアイキャッチとして、「フラスコから『つづきもみるらった!』と表記された煙が出る」静止画が映された。
1971年
9月1日
1
オバQ誕生の巻
山崎晴哉
ライバルをけおとせの巻
伊東恒久
9月8日
2
お手伝いがしたいの巻
松元力
学校へいこうの巻
竹内泰之
9月15日
3
うで時計騒動の巻
金子裕
オバQカーの巻
鈴木良武
9月22日
4
泣くなQちゃんの巻
吉田秀子
バケラッタ!!の巻
辻真先
9月29日
5
台風をやっつけろの巻
松元力
夢であいましょうの巻
柴山達雄
10月6日
6
いばるなゴジラの巻
伊東恒久
正ちゃんへのプレゼントの巻
鈴木良武
10月13日
7
ボクはヤセたい!の巻
山崎晴哉
Qちゃん王子さまになるの巻
竹内泰之
10月20日
8
兄弟ゲンカはやめようの巻
辻真先
温泉旅行の巻
伊東恒久
10月27日
9
パパ、ペコペコするな!の巻
吉田秀子
動いちゃダメよの巻
金子裕
11月3日
10
日本航Q会社の巻
松元力
無せん電話はダイヤルQの巻
伊東恒久
11月10日
11
オバQ一家勢揃いの巻
辻真先
ドロンパ登場の巻
山崎晴哉
11月17日
12
ごめんね・よっちゃんの巻
伊東恒久
天才を育てようの巻
松元力
11月24日
13
クークークーの巻
山崎晴哉
ボクのコレクションの巻
金子裕
12月1日
14
催眠術にかかったらの巻
山崎晴哉
Qちゃんゆうかいさるの巻
柴山達雄
12月8日
15
世界一周の巻
辻真先
正ちゃん空を飛ぶの巻
竹内泰之
12月15日
16
決戦!オバQとりでの巻
柴山達雄
あこがれのラーメンの巻
鈴木良武
12月22日
17
サンタはどこにの巻
辻真先
とられてたまるかの巻
鈴木良武
12月29日
18
オバQペッタンコの巻
竹内泰之
ワンコソバにいどむの巻
金子裕
1972年
1月5日
19
初夢をつくろうの巻
柴山達雄
OK屋Qちゃんの巻
小川洋二
1月12日
20
超能力入門の巻
オンボロ自動車の巻
高際和雄
1月19日
21
ドロンパに星がなかったらの巻
矢野幸人
だれにもしゃべるなの巻
井上知士
1月26日
22
発明王エジサンの巻
金子裕
盗み聞きはやめようの巻
2月2日
23
Qちゃんオニになるの巻
松元力
決闘はやめよう!の巻
柴山達雄
2月9日
24
サギ師に気をつけろの巻
松元力
オバQスキーの巻
吉田秀子
2月16日
25
Qちゃん家庭教師になるの巻
高際和雄
絶対におこらないの巻
松元力
2月23日
26
たぬきの弟子入りの巻
山崎晴哉
やさしいドロンパの巻
松元力
3月1日
27
Qちゃんかご屋になるの巻
伊東恒久
ひなまつりだいすきの巻
金子裕
3月8日
28
ノラネコをやっつけろの巻
竹内泰之
ひげなしパパの巻
柴山達雄
3月15日
29
ガールフレンドU子ちゃんの巻
山崎晴哉
もっと毛がほしいの巻
伊東恒久
3月22日
30
ひとりぼっちのドロンパの巻
小川洋二
U子のおけいこ入門の巻
金子裕
3月29日
31
四月バカの巻
高際和雄
ほえろ!ボケの巻
松元力
4月5日
32
春はいたずらがいっぱいの巻
吉田秀子
Qちゃん動物園に行くの巻
松元力
4月12日
33
たくましきQ太郎の巻
柴山達雄
恐龍そうどうの巻
井上知士
4月19日
34
オバケの劇団の巻
高際和雄
結婚しようよの巻
松元力
4月26日
35
わらってもらいますの巻
吉田秀子
やきもちドロンパの巻
竹内泰之
5月3日
36
O次郎のかしわもちの巻
鈴木良武
オバQ王国の巻
柴山達雄
5月10日
37
あまったれOちゃんの巻
竹内泰之
ごはんをいっぱい食べようの巻
金子裕
5月17日
38
ぼくはだめなオバケの巻
城山昇
Oちゃんの兄貴はすばらしいの巻
柴山達雄
5月24日
39
身替りばけくらべの巻
松元力
Oちゃんは大発明家の巻
鈴木良武
5月31日
40
ブルトラマンよたのんだぞの巻
松元力
オバQ騎士道の巻
山崎晴哉
6月7日
41
また来たタヌ次郎の巻
大きな家はこりごりだの巻
松元力
6月14日
42
Oちゃんウマにのるの巻
柴山達雄
U子の柔一代の巻
小田健也
6月21日
43
珍平家物語の巻
金子裕
Qちゃんの家出の巻
吉田秀子
6月28日
44
Qちゃんは名たんていの巻
鈴木良武
赤ちゃんそうどうの巻
高際和雄
7月5日
45
Oちゃんでもうけようの巻
伊東恒久
オバQが死んだの巻
井上知士
7月12日
46
ちゃっかりチンパンジーの巻
柴山達雄
弱みをみせるなの巻
吉田秀子
7月19日
47
となりの憎いやつの巻
松元力
オバケのおまじないの巻
井上知士
7月26日
48
ぼくらのゴーストタウンの巻
鈴木良武
8月2日
49
さすらいのペンギンの巻
小川洋二
正ちゃんの観察日記の巻
竹内泰之
8月9日
50
海底探検の巻
山崎晴哉
インチキ通訳の巻
金子裕
8月16日
51
戦争は終ったの巻
長浜忠夫
8月23日
52
タヌ次郎の招待状の巻
山崎晴哉
オバケのきもだめしの巻
高際和雄
8月30日
53
甘い顔はダメよの巻
鈴木良武
宿題ロボットの巻
松崎行雄
9月6日
54
Qちゃん鉄道の巻
松元力
オバQオリンピックの巻
吉田秀子
9月13日
55
うそつきは誰だの巻
柴山達雄
若さだよおばあちゃんの巻
伊東恒久
9月20日
56
新弟子三毛山の巻
井上知士
パパ、ママ、大戦争の巻
竹内泰之
9月27日
57
国際オバケ連合の巻
柴山達雄
10月4日
58
Qちゃんの大サーカスの巻
松元力
Qちゃんのボディーガードの巻
小田健也
10月11日
59
O次郎のお嫁さんの巻
吉田喜昭
すねるなQちゃんの巻
竹内泰之
10月18日
60
オバケ新聞社の巻
吉田喜昭
ぼくは病気だの巻
竹内泰之
10月25日
61
パパは手品師の巻
鈴木良武
Oちゃん替え玉作戦の巻
柴山達雄
11月1日
62
正義の味方オバケ新聞社の巻
吉田喜昭
広場を守れの巻
伊東恒久
11月8日
63
さよならドロンパの巻
竹内泰之
Qちゃん映画を作るの巻
柴山達雄
11月15日
64
U子さんの投げわざ工夫の巻
小田健也
毛なしのQ太郎の巻
山崎晴哉
11月22日
65
不思議の国の大冒険の巻
金子裕
11月29日
66
近道しっぱいの巻
井上知士
特ダネカメラマンの巻
奥村武弘
12月6日
67
一生一度の恋だったの巻
伊東恒久
いつになったら食べられるの巻
井上知士
12月13日
68
まじめなドロボーさんの巻
柴山達雄
親友はだれだの巻
竹内泰之
12月20日
69
プレゼントは電気自動車の巻
金子裕
またまた来たよタヌ次郎の巻
山崎晴哉
12月27日
70
ネプチャ国の大冒険の巻
鈴木よしたけ
◎ 放送局(第2作)
個別の出典が無い物は全て『小学四年生』1971年10月号112頁-118頁記載。
・ 日本テレビ(制作局):水曜 19:30 - 20:00
・ 札幌テレビ放送:水曜 19:30 - 20:00(1971年10月より)
・ 青森放送:水曜 19:30 - 20:00
・ テレビ岩手:火曜 19:00 - 19:30(第4話まで)→ 水曜 19:30 - 20:00(第6話から)
・ 秋田放送:水曜 19:30 - 20:00
・ 新潟総合テレビ:土曜 18:00 - 18:30→土曜 19:00 - 19:30
・ 信越放送:金曜 18:00 - 18:30
・ 北日本放送:水曜 19:30 - 20:00
・ 北陸放送:金曜 18:00 - 18:30
・ 福井放送:水曜 19:30 - 20:00
・ 山梨放送:水曜 19:30 - 20:00
・ 静岡放送:月曜 19:00 - 19:30 (1971年10月より)
・ 名古屋テレビ:日曜 18:00 - 18:30(第3話まで)→火曜 19:00 - 19:30(第4話から)
・ 福岡放送:水曜 19:30 - 20:00
・ テレビ大分:水曜 19:30 - 20:00
・ テレビ長崎:土曜 19:00 - 19:30→火曜 18:00 - 18:30
・ テレビ熊本:木曜 18:00 - 18:30
・ テレビ宮崎:月曜 19:00 - 19:30
・ 鹿児島テレビ:土曜 19:00 - 19:30
◎ 視聴率
・ 最高視聴率(ビデオリサーチ調べ)
・ 関東地区 - 25.8%(1972年3月1日放送)
● オバケのQ太郎 (1985年)
1985年4月1日から1987年3月29日まで、テレビ朝日ほか(「藤子不二雄劇場」枠、任意ネット)にて毎週月曜日から土曜日18時45分から19時までの枠で放送。また、毎週日曜日9時30分から10時にかけての枠では過去の放送を再構成し、テレビ朝日系で全国放送された。全510話+SP2話。カラー作品。
前2作と異なり、1996年から2000年までにかけて傑作選ビデオソフトがリリースされた他、CS専門チャンネルなどでも再放送が行われており、視聴は比較的容易な状況にある。
本放送終了後も、『パオパオチャンネル』の木曜版で『藤子不二雄劇場』として引き続きリピート放送された。その後、1992年から1993年にかけてもテレビ朝日で再放送されている。
キャラクターデザインは、藤子両人によって新たに描き起こされた設定画を基にしているため、原作(『新オバケのQ太郎』)に近いものになっているが、ハカセの目が縦長の藤子調の黒目にされている。服装や美術設定などは時代に合わせてリニューアルされた。
正太と伸一の設定画は安孫子によって描かれているので、年賀状での合作イラストを除けば、この設定画が藤子不二雄の最後の合作ということになる。実際に放送されたアニメでは、正太の顔は目が小さい藤本タッチに近いものになっている。
◎ 各話リスト
エピソードを表示するには、右の [表示 をクリックしてください。
◎ キャスト
・ Q太郎 - 天地総子
・ O次郎 - 横沢啓子
・ U子 - 増山江威子
・ P子 - 三田ゆう子
・ ドロンパ - 白石冬美
・ 正太 - 三輪勝恵
・ 伸一 - 水島裕
・ ゴジラ - 竹村拓
・ キザオ - 龍田直樹
・ ハカセ - 肝付兼太、龍田直樹(喉の手術のため、1985年11月 - 12月担当)
・ よっちゃん - 室井深雪
・ パパ - 大山高男
・ ママ - 塚田恵美子
・ 神成さん - 兼本新吾
・ 小池さん - 広森信吾
・ ユカリ - 麻上洋子
・ 先生 - 島香裕
・ ヤスベエ - 山本圭子
・ ゴン - 八奈見乗児
・ その他 - さとうあい、鈴木富子、野本礼三、安原義人、島香裕、田口昂、キートン山田 ほか
◎ スタッフ
・ 原作 - 藤子不二雄
・ 監督 - 原田益次
・ 監修 - 鈴木伸一
・ 総監督 - 笹川ひろし
・ 総作画監督 - 富永貞義、森下圭介
・ 美術設定 - 河野次郎
・ 美術監督 - 徳重賢→沼井信朗、今林美紀→増田直子
・ 撮影監督 - 斎藤秋男、角原幸枝
・ 録音監督 - 浦上靖夫、大熊昭
・ 色指定 - 森千草
・ 編集 - 岡安プロモーション
・ 効果 - 松田昭彦(フィズサウンドクリエイション)
・ 整音 - 中戸川次男、大城久典
・ 録音 - オーディオプランニングユー
・ スタジオ - APUスタジオ
・ 現像 - 東京現像所
・ 音楽 - 菊池俊輔
・ 制作担当 - 茂木仁史
・ 制作デスク - 上田真一郎
・ 文芸 - 桶谷顕
・ プロデューサー - 木村純一、小泉美明(テレビ朝日)、加藤良雄、児玉征太郎(シンエイ動画)、荻野宏(旭通信社)
・ 製作 - シンエイ動画、テレビ朝日、旭通信社
○ 各話スタッフ
・ 脚本 - 桜井正明、岸間信明、菅良幸、丸尾みほ、桶谷顕、茂木仁史、深見弘、杉原めぐみ、渡辺麻実、松下幹夫、山本優、山田隆司、水出弘一、並木敏、田口成光、中弘子、麻尾るみこ、佐々木裕之、岡かすみ、立花遊、小川あさ美、吉田進、八木良一、安藤豊弘、片平圭子、朝倉千筆 他
・ コンテ・演出 - 笹川ひろし、原田益次、須永司、やすみ哲夫、棚橋一徳、中村喜則、吉永尚之、青山弘、原恵一、平井峰太郎、長尾粛、白石邦俊、竹内大三、小松和彦、棚橋正人、永樹凡人、天海ひろし、棚沢隆、塚田庄英、大谷正弘、前園文夫、パクキョンスン、石崎すすむ、小林真理、津野明朗、木暮輝夫、遠藤克己、近藤英輔、高柳哲司、松島明子、細谷秋夫、北原健雄、山崎友正、槌田幸一、殿勝秀樹、渡辺はじめ、遠藤徹哉、北爪宏示 他
・ 作画監督 - 富永貞義、森下圭介、細谷秋夫、斉藤起己、なかじまちゅうじ、畑良子、石黒育、堤規至、川島明、渡辺はじめ 他
・ 作画 - シンエイ動画、トミプロダクション、風プロダクション、パンメディア、サンシャイン、スタジオルック、じゃんぐるじむ、ACプロ、動画工房、OHプロダクション 他
・ 仕上 - スタジオキリー、スタジオディーン、スタジオルック、スタジオエル、スタジオゼップ、所沢グループ、スタジオM
・ 背景 - アトリエローク、スタジオユニ
・ 撮影 - 旭プロダクション、東京アニメーションフィルム
◎ 主題歌
◇オープニングテーマ
:
◇『大人になんかならないよ』(前期)(第1話 - 第134話)
::作詞 - 阿木燿子 / 作曲 - 宇崎竜童 / 編曲 - 青木望 / 歌 - 天地総子
:
◇『ぼくはオバQノンキなオバケ』(後期)(第135話 - 第510話)
::作詞 - 藤子不二雄 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 天地総子
◇エンディングテーマ
:
◇『BELIEVE ME』(前期)(第1話 - 第134話)
::作詞 - 阿木燿子 / 作曲 - 宇崎竜童 / 編曲 - 青木望 / 歌 - 浜田良美
:
◇『あいうえオバQ』(後期)(第135話 - 第510話)
::作詞 - 麻尾るみこ / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 天地総子
::テレ朝チャンネルでの放送は、134話以前の作品も後期のオープニング/エンディングで放送されている。前2作と異なり、このシリーズの主題歌は日本コロムビアからリリースされている『テレビまんが主題歌のあゆみシリーズ』には収録されていない。
◇日曜枠でエンディングテーマの直前に流されていた曲
:
◇『Qちゃん音頭』
::作詞 - 及川潤一郎 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 天地総子、こおろぎ'73
:
◇『Qちゃんえかきうた』
::作詞 - 楠部文 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 天地総子
::『Qちゃんえかきうた』は、体全体をロケットに見立て、腕を羽として書き足すという着想で、2作目のものとは別に新たに作られた。
◎ 放送局(第3作)
※放送系列は放送当時、放送日時は個別に出典が掲示されてあるものを除き、1987年2月中旬 - 3月上旬時点のものとする。
15分版
関東広域圏 テレビ朝日 テレビ朝日系列 月曜 - 土曜 18:45 - 19:00 制作局
北海道 北海道テレビ
宮城県 東日本放送
福島県 福島放送
新潟県 新潟テレビ21
静岡県 静岡けんみんテレビ 後の静岡朝日テレビ。
広島県 広島ホームテレビ
香川県・岡山県 瀬戸内海放送
福岡県 九州朝日放送
鹿児島県 鹿児島放送
青森県 青森放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列 月曜 - 金曜 17:00 - 17:15 1989年頃に放送。
長野県 テレビ信州 月曜 - 土曜 17:15 - 17:30
富山県 北日本放送 日本テレビ系列 月曜 - 金曜 17:30 - 17:45
福井県 福井テレビ フジテレビ系列 月曜 - 金曜 16:15 - 16:30
中京広域圏 名古屋テレビ テレビ朝日系列 月曜 - 金曜 18:43 - 18:58
熊本県 テレビ熊本 フジテレビ系列
テレビ朝日系列 月曜 - 金曜 16:05 - 16:20
30分版
関東広域圏 テレビ朝日 テレビ朝日系列 日曜 9:30 - 10:00 制作局
北海道 北海道テレビ
青森県 青森放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
宮城県 東日本放送 テレビ朝日系列
福島県 福島放送
新潟県 新潟テレビ21
長野県 テレビ信州 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
静岡県 静岡けんみんテレビ テレビ朝日系列 後の静岡朝日テレビ。
中京広域圏 名古屋テレビ
近畿広域圏 朝日放送 後の朝日放送テレビ。
広島県 広島ホームテレビ
香川県・岡山県 瀬戸内海放送
福岡県 九州朝日放送
鹿児島県 鹿児島放送
岩手県 岩手放送 TBS系列 木曜 16:35 - 17:05 後のIBC岩手放送。
秋田県 秋田放送 日本テレビ系列 火曜 17:30 - 18:00
山形県 山形放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列 火曜 16:30 - 17:00
山梨県 山梨放送
日本テレビ系列 木曜 17:00 - 17:30
石川県
石川テレビ
フジテレビ系列
土曜 8:00 - 8:30
1985年9月で打ち切り
鳥取県・島根県 日本海テレビ
日本テレビ系列 木曜 17:30 - 18:00(1986年8月中旬 - 9月上旬時点) →
金曜 17:30 - 18:00
山口県 山口放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列 木曜 17:15 - 17:45
徳島県 四国放送 日本テレビ系列 木曜 17:00 - 17:30
愛媛県 南海放送 月曜 17:00 - 17:30
高知県 高知放送 火曜 16:55 - 17:25
長崎県 長崎放送 TBS系列 水曜 17:20 - 17:50 途中で打ち切り。
熊本県 テレビ熊本 フジテレビ系列
テレビ朝日系列 月曜 16:30 - 17:00
宮崎県 宮崎放送 TBS系列 金曜 17:00 - 17:30
沖縄県 琉球放送 水曜 17:25 - 17:55
◎ ビデオソフト
◇藤子不二雄ファミリービデオ全集 テレビ版オバケのQ太郎
:1996年発売 / VHS / 発売元:小学館 / 販売元:東宝 / 各巻6話収録 / 全30巻
:277話までのエピソードから厳選した傑作選となっている。
◎ 劇場版
1985年からのテレビシリーズ放送中に作られた、15分程の短編映画。アナグリフ立体方式。入場特典として、作品観賞用のメガネが配布された。
※公開から2023年現在に至るまで、これらは未だにビデオソフト化されていない。
○ オバケのQ太郎 とびだせ バケバケ大作戦
・ 公開日 - 1986年3月15日
・ 総監督 - 笹川ひろし
・ 監督 - 原田益次
・ 脚本 - 桜井正明
・ 作画監督 - 森下圭介
・ 美術 - 宮野隆
・ 撮影 - 三沢勝治
・ 編集 - 岡安肇
・ 音楽 - 菊池俊輔
・ 協力 - 藤子スタジオ
・ 同時上映 - 『ドラえもん のび太と鉄人兵団』、『プロゴルファー猿 スーパーGOLFワールドへの挑戦』
※ 漫画「謎のオバケがやって来た」
1985年12月14日に発売された『月刊コロコロコミック』1986年1月号に、本作の漫画版『オバケのQ太郎』「謎のオバケがやって来た」(作画は田中道明)が掲載された(同号には藤子不二雄『オバケのQ太郎』の再録連載作も掲載)。
○ オバケのQ太郎 とびだせ 1/100大作戦
・ 公開日 - 1987年3月14日
・ 総監督 - 笹川ひろし
・ 監督 - 塚田庄英
・ 脚本 - 桜井正明
・ 作画監督 - 森下圭介
・ 美術 - 宮野隆
・ 撮影 - 三沢勝治
・ 編集 - 岡安肇
・ 音楽 - 菊池俊輔
・ 同時上映 - 『ドラえもん のび太と竜の騎士』、『プロゴルファー猿 甲賀秘境影の忍法ゴルファー参上』
● その他のアニメ
1980年にシンエイ動画で制作された『ドラQパーマン』に出演。声優は第2作のメンバーが起用された。
また、他の藤子作品にゲスト出演することもあり、他の藤子キャラクターと共演を果たしている。1991年の映画『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』では、原作同様に登場するオバケ達の一匹としてQ太郎が登場、ランプの精を見て「オバケ怖い」と言って逃げ出す場面がある。
「オバケのQ太郎 (アニメ)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月11日14時(日本時間)現在での最新版を取得
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