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ラブ&ポップ


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『ラブ&ポップ』(ラブ・アンド・ポップ)は、1996年に刊行された村上龍の小説。女子高生の援助交際を題材としている。副題に『トパーズ2』と記されており、1988年の『トパーズ』に連なる作品である。1998年に庵野秀明により映画化された。

● あらすじ
裕美は今時の女子高生。カメラで写真を撮るのが趣味である。夏休みを控えたある日、彼女は仲間の知佐、奈緒、千恵子と一緒に渋谷へ水着を買いに出かけた。 そこで見つけた12万円するトパーズの指輪が欲しくてたまらなくなる。他の3人の協力を得て、デパートの閉店時間までにその代金を援助交際でゲットすることになる。やりたいことや欲しい物は、思ったときに始めたり手に入れたりしないとダメなのだ。しかも、そんな高価なものは援助交際をして得たものでしか手に入らないということも彼女たちはわかっていた。早速12万をくれるというオヤジとカラオケボックスで過ごしていると、オヤジはマスカットを噛んで口から出して欲しいと言ってきた。その願いを聞き入れた4人は、無事に12万円を手に入れるが、4人で得た報酬なので、4人で山分けをしたいと裕美は言う。 裕美は、自分だけで得たお金であの指輪を手に入れると言い、閉店時間をタイムリミットにして一人で援助交際を開始した。 相手に選んだのは、一緒にレンタルビデオ屋に行って欲しいという変わった青年など、ひどい体験ばかり。しまいには、キャプテン××のぬいぐるみと話すちょっと変わった青年と入ったラブホで、彼に暴力をふるわれ深く傷ついてしまう。結局、デパートの閉店時間に間に合わず、指輪を買うことはできなかった。しかし、家に帰った裕美は、ちょっぴり大人になっていた。

● 映画
庵野にとって初めての本格的な実写映画であり、スタッフロールの最後には「監督 庵野秀明(新人)」との表記がある。「最後までいく援助交際」をすると決めた女子高生の1日を回想を交えながら描く物語である。

◎ 背景
庵野が友人から『愛と幻想のファシズム』を薦められて読んだら、面白く感じたあまり、村上の作品を何冊か読み漁った。庵野が一番思い入れが深かったのが『五分後の世界』だったが、「映像化は現実的に不可能」とも思った。同時期に読んでいた本作に対しては「この世界観なら現実に即してるし、スポンサーもお金を出してくれるだろう」と思い、庵野が直接村上サイドに企画書を出した。 庵野は本作に対して「裕美・知佐・奈緒・千恵子はどこにでもいそうで、どこにもいない。『おじさんの夢が詰まっている女子高生達だ』と思って、面白かった」と評している。 村上が庵野に会った時に「この作品はアニメで作ることも可能だけど、アニメには向かない。実写でやった方がより良いものになる」。 製作予算は1億円であった。ビデオカメラ(MiniDV)を使用したのは、制作現場が渋谷でオールロケーションなため、現場での機動力を考えた上での側面が強い。この制作システムに対して庵野は「35ミリフィルムで日本映画を作るとなると、同時にカメラを3台動かすのは贅沢であり、なかなか調達できない。ビデオカメラだったら、テープも安いし、知り合いのカメラも借りれたから、6台を同時に動かせた時もあった」と話している。テレビで再生した時に得た感触について庵野は「自分でも直接撮るから、好きなテイストやアングルが入ってくる」「VHS・Hi8より段違いで、テレビの深夜番組と同じくらいきれい」。 素材が足りない時に、メイキングビデオの為に撮影していたカンパニー松尾の撮った素材を本編に流用した。 メインとなる女子高生役を撮影する際は、カメラの前に置いてその場で自由に演技をしてもらい、欲しい部分だけを切り取って編集した。演技指導は作りこみすぎずにリアリティを持たせるために、庵野は「台本は無視しちゃっていい。この言葉が入っていれば、後は自分のしっくり来る言い回しに変えていいよ」と指示し、制御はほとんど行わない即興劇の体裁をとった。事前に作られた動き・台詞を嫌った庵野は、演技の説明はキャストから聞かれない限りほとんど行わず、三輪の神奈川県方言もそのまま採用された
 ・ 日本映画ベストテン第7位
 ・ 新人監督賞:庵野秀明
 ・ 最優秀新人賞:三輪明日美
・ 第8回日本映画プロフェッショナル大賞ベストテン第3位
・ 第72回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベスト・テン第14位

◎ 評価
原作者の村上は「作り物ということを意識しながら、ドキュメンタリーの手法で上手く撮っています。テレビのワイドショーが援助交際する女子高生と男を撮る様なカメラワークではなく、演技力も手伝って、ドキュメンタリーを見ている様だった。本当はもちろん作り物だけど、よく言われる『自然な演技』は僕は『そんなものはない』と思う。演技は全て人工的な物だから。その際、やっぱり技術の高い人達が上手い演技をするから、逆に『作り物だ』という意識で撮ってても、ドキュメンタリーに見えたと思う」「レンタルビデオでのやり取りはパーフェクトだった」と絶賛している。 松蔭浩之は「あんなに憂鬱な映画って中々ない」と驚愕した。

「ラブ&ポップ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2025年6月2日5時(日本時間)現在での最新版を取得

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