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『柳生一族の陰謀』(やぎゅういちぞくのいんぼう)は、1978年の日本映画、及び同年から1979年までテレビ映画として放送された時代劇。
映画は主演:萬屋錦之介・千葉真一。監督:深作欣二。製作:東映株式会社・東映太秦映画村。カラー・ワイド・シネマスコープ。上映時間:130分。英語タイトルは『Shogun's Samurai』。(⇒ 映画)
テレビ映画はKTVの開局20周年記念番組として制作され、千葉真一の主演は変わらず、FNSにて1978年10月3日から翌1979年6月26日までの毎週火曜日22:00 - 22:54に全39話が放映された。英語タイトルは『The Yagyu Conspiracy』。千葉にとってテレビ時代劇初出演作品となった。(⇒ テレビ映画)
このころ、小説・漫画の他メディアによる派生作品も出版された。
30年後の2008年にテレビ朝日版、2012年・2013年には演劇で二部作が上演され、2020年にBSプレミアムでNHK版、などのリメイクがされている。
● 映画
映画・演劇・テレビ界の豪華スター陣を結集し、東映が威信を賭けて時代劇復興を目指して12年ぶりに製作した巨篇。徳川幕府で発生した兄弟による三代将軍位争奪戦を基に、実在した歴史上の人物と史実をフィクションで織り交ぜ、権力に生きる柳生一族の存続を賭けた壮大なドラマは30億円の興行収入を上げ大ヒットした。配給収入では16億2100〜5000万円で同年の邦画配給収入3位になった。
公開翌年に開催された第2回日本アカデミー賞では、萬屋錦之介が優秀主演男優賞、千葉真一が優秀助演男優賞、野上龍雄・松田寛夫・深作欣二が優秀脚本賞、美術監督の井川徳道が優秀技術賞を受賞した。
◎ ストーリー
元和九年(1623年)、ニ代将軍・徳川秀忠が急死。公には食あたりとされた。通常なら長男・徳川家光が三代将軍に就くはずが、あざの風貌とどもりという体から、父・秀忠と母・崇源院於江与に疎まれていた。両親は眉目秀麗な次男・駿河大納言忠長を愛し、後継に据えようと目論み、これを尾張大納言義直の尾張・紀伊・水戸の御三家と筆頭老中・土井大炊頭利勝ら老臣一派が期待・支持していた。この動きに対し、若手老中の松平伊豆守信綱や家光の乳母で大奥に威勢を張る春日局ら一派は、家光を推してゆずらなかった。後継将軍争いには幕府の権威失墜を期待する京都宮中の一派らの思惑も絡み、大坂夏の陣以来十余年の安定に馴れた天下は、ここに再び動乱の兆を見せ始めていたのである。
大炊はお毒見役の死と併せ、秀忠の死に疑念を抱き、渡辺半蔵らに霊廟の遺体から証拠となる胃袋を取り出すよう命じたが、同様な疑いを持っていた家光の剣術指南役・柳生但馬守宗矩が次男・柳生左門友矩、三男・柳生又十郎宗冬、末娘・柳生茜らを向かわせ、証拠を奪い返されてしまう。胃から毒を検出した但馬は伊豆と春日の謀と推し量り、来るべく暗闘に備え、武者修行で旅する長男・柳生十兵衛三厳を呼び戻し、所領回復を悲願とする根来左源太率いる根来衆にも加勢を要請する密書を送っていた。
登城すると但馬は伊豆と春日を問い詰め、その陰謀を聞き出す。その後、この場に呼び出された家光は「秀忠が家光を廃嫡し、忠長を将軍に据えようとしたので、守るために先手を打って毒殺した」と聞かされた。驚愕の真相に一旦は「将軍位には就けない」と拒み、但馬・伊豆・春日を罰しようとするが、将軍の権威と宿命を諭す但馬に説き伏され、彼らと共にあらゆる手を使ってでも将軍になろうと決意する。
一方、忠長は家光を押しのけてまで、将軍となることに消極的だった。しかし大炊から父の死の疑念を聞かされ、事の大きさと天下万民安寧のために、大炊と共に家光と面会し、秀忠の遺体を検めるべきだと具申する。これに対し家光と伊豆・春日は毒殺を取るに足らない噂と否定し、家光は「御遺体を検めるのは嗣子として認めない」と言明。忠長と大炊は謀殺を確信し、忠長は家光と将軍争いすると決め、崇源院を連れ、駿府藩へ帰国。大炊も「病気保養」で暇を申請し、老中を退き、幕府を去った。家光は対抗策として伊豆を筆頭老中に、但馬を大目付に据えた。
伊豆・春日は、十兵衛・左門を護衛につけて京へ上り、家光への将軍宣下を朝廷へ促すが、窓口の九条関白道房、三条大納言実条、烏丸少将文麿らは「兄弟が仲直りすることが宣下の条件」と繰り返すばかり。朝廷は家光(江戸)と忠長(駿河)のどちらにも肩入れしないと表面上、装っていた。
徳川兄弟の争いは世間に知れ渡り、駿河藩には仕官目的の浪人が集まり出す。その中には大坂の陣で活躍した天野刑部もおり、藩内には不穏な空気が漂い、潜入していた根来衆は江戸の但馬に逐一報告していた。駿河の侍大将・別木庄左衛門は江戸へ付け入る口実を与えぬよう、浪人たちを追い出そうとする。忠長は愛人・出雲の阿国の念仏踊りを観覧する会に義直、三条、烏丸を招待し、併せて江戸の動向と対策を練る。大炊は忠長と伊達政宗の息女・牟宇姫との縁組をまとめ、北の備えを万全にし、長州の毛利、加賀の前田を味方にしようと旅支度をする。忠長は大炊が戻ってきたら、江戸と雌雄を決すると宣言。そして柳生と同門の小笠原玄信斎を雇い、将軍家剣法指南役を条件に家光と但馬の抹殺を命じた。
土井大炊の暗殺を父から命じられた左門・茜は根来衆と合流し、駿府城から出てきた大炊一行を襲撃。そこに居合わせた烏丸がさえぎり、左門は斬殺された。茜は兄の仇と大炊を討つ決意をし、遺髪を江戸へ送り、ハヤテ経由で仔細を但馬に報告。十兵衛は烏丸が剣の達人であったことに驚きながら、茜ひとりでは負担が大きいと向かう準備をする。この時、玄信斎は柳生屋敷へ忍び込んでいた。十兵衛と斬り合い、その左目を失明させるが、自身も左腕に重傷を負い、柳生屋敷から退散した。玄信斎は役者になっていた義理の息子・雪之丞を自分に代わり、家光の暗殺をさせようと大奥へ潜入させる。侍女に化けた雪之丞は家光を襲うが、護衛についていた根来衆のくノ一・マンが阻み、但馬が討ち取った。
左目に眼帯をした十兵衛は但馬と又十郎に家光の警護をまかせ、茜の救援に向かう。十兵衛、茜、左源太、ハヤテら根来衆は身延道を行く大炊一行を待ち伏せ、襲う。茜が大炊と刺し違えて討ち取るが、この戦いでは左源太が半蔵に斬られ、死亡した。家光は左門と茜の死を但馬に詫びるが、但馬は「将軍として未熟」と逆に叱責する。家光は更に非情となっていく。
但馬は朝廷が将軍宣下を遅らせているので、十兵衛を京都に遣わす。京都では九条、三条、烏丸が帝に、江戸と駿河とつかず離れずの関係を装いながら、兄弟対立を煽り、徳川幕府の弱体化と王政復古を果たすと報告。宮中一の切れ者の烏丸自身が不満を抱く薩摩・長州など西国諸藩をまとめようと詔勅を持って下向。これを十兵衛は待ち伏せし、烏丸と一騎打ちをして討ち取り、左門の仇討ちも果たした。
武士恐るべしと動揺した朝廷は、江戸へ下らせた三条大納言に「兄弟対立を煽ったり、西国諸藩に錦旗を掲げさせ、幕府転覆を図っている」という風評は、根も葉もない噂と弁明させる。これに付け込んだ但馬は、家光自ら帝に謝罪し、その上で将軍宣下を承ると三条の言質を取ってしまった。これを知った忠長は、地の利を活かし、家光より先に上洛し、主上の前で理非を正すと家臣に説明。別木庄左衛門は供揃えなど諸事万端整えてあり、いつでも出立できると具申する。
駿府城下に集まっていた浪人集団には、阿国の踊りで常に笛を吹く名護屋山三郎の姿もあった。阿国を好いていた山三郎は忠長を諦めきれない阿国を見て、今一度立身出世を目指し、阿国と別れたのだ。ところが忠長は戦をしないという風聞が流れ、浪人たちは出世の道が開けないとイライラしだす。そんな状況を狙って、忠長の家来に化けた又十郎と根来衆が、天野刑部と浪人たちに五十丁の鉄砲を手渡していた。そして忠長の命と称し、表立って兵は出せないが、家光・三条の行列を襲うよう、伝える。手柄を立て、仕官を夢見る浪人たちの心理を煽る但馬の謀略であった。
家光・三条一行が三島を出立した同時刻、忠長一行も駿府城を出発していた。家光・三条一行が駿河国・黄瀬川に足を踏み入れると、血気盛んな天野隊が襲撃。家光の籠に襲い掛かる山三郎と浪人たちだが、中に家光は乗っておらず、罠と気づく。その時、又十郎が指揮する鉄砲隊が天野隊を次々と返り討ちにしていた。三条は護衛されず放置され、天野隊の浪人に刺殺されていた。但馬は襲撃者が一人も生きていないか、念入りに又十郎に確認させる。京都へ向かう忠長一行はこの暴挙を知り、駿府へあわてて引き返す。小田原城に居た家光は「忠長の暴挙による勅使殺害は、天人ともに許し難く、忠長と一戦も辞さず」と諸大名へ檄を飛ばし、自分へ味方するよう要請するが、全て但馬の企みどおりとなった。
打つ手がない忠長は籠城を余儀なくされていたが、密かに訪れた義直は忠長に味方する大名はいないとを諭し、開城を促した。忠長は弐万の家臣のために無条件開城を受け入れるが、この不条理に納得がいかない別木は、忠長と主従の縁を切り、単身で包囲隊に立ち向かい、凄惨な討ち死をする。
忠長は上州高崎に配流され、そのころ役割を終えた根来衆は柳生の庄・黒谷へ戻り、十兵衛は亡くなった根来衆を弔った後、奉公を拒み、武者修行と称し、再び旅立っていく。家光の天下に帰したかに見えたが天野隊で唯一生き残り、盲目となった山三郎は阿国に付き添われて名古屋城へ向かう。忠長の助命嘆願で義直を訪ねた阿国は山三郎に、黄瀬川の襲撃は忠長を陥れる陰謀と直訴させた。山三郎は鉄砲を配った者たちに根来佐源太の下人がいて、不審に思い、調べると、かつて駿河藩に根来衆が雇われた形跡は全く無いと言上した。
義直は紀伊・水戸の御三家と共に伊豆・但馬を呼び出し、山三郎の訴えを両名に詰問する。しかし但馬は「根来衆と関りはない」と全否定。この回答に納得がいかぬ義直は今一度調べ、忠長が無実と判明した暁には御三家の威信をかけ、事の理非を正すと宣言。不安に駆られる伊豆を押しとどめ、但馬は全てを闇に葬るため、又十郎に生き残りの根来衆を抹殺するよう命じた。但馬自身は高崎へ向かい、忠長へ切腹を申し渡す使者となっていた。忠長が死ぬと、阿国も殉死、山三郎は見届けた但馬を罵る。この時、玄信斎が現れたので、場を替えて但馬と対決。但馬は一刀両断で玄信斎を倒した。
又十郎は門人を引き連れて根来衆が住む山あいへ向かい、女子供も含め容赦なく殲滅する。放浪の旅から戻ってきた十兵衛は、根来衆が住んでいた里の惨劇に驚いて落涙する。生き残ったハヤテやマンは泣きながら、又十郎らに襲われた顛末を訴えた。根来衆を家族同様に大事にしていた十兵衛にとって、但馬の所業は許せぬものだった。
江戸城大広間では家光が将軍宣下を受けていた。その後、家光は独りになると、秀忠の仏前に「これまでの私情無用の所業を後悔をしていない」と語りかけていた。その居室に十兵衛が推参する。但馬は城内の道場で家光が三代将軍に就いた感慨に浸っていた矢先、十兵衛が現れる、訝しがる但馬に十兵衛は「こんなもののために左門や茜、根来衆は死なねばならなかったのか!?」と問い詰める。そして「おれもあなたの、父上の、大切な夢をぶち壊したぁ!」と言い放つやいなや、編笠に隠していた家光の首を放り投げる。「おのれぇー!」と怒り心頭に発した但馬は、十兵衛を叩き斬ろうと刀を掴む。が、いち早く十兵衛は宗矩の右手首を一刀両断。何事もなかったかのように去っていく十兵衛。但馬はまだ信じられず、家光の首に「上様ぁ~!三代将軍様ぁ~」と錯乱しながら呼びかける。ほどなく家光を探しに来た伊豆や春日ら陪臣らは、残った左手で御首を抱きかかえる但馬をみて、驚愕し泣き叫びだす。ふらふらと歩き出した但馬は「お騒ぎあるな。何事も起こってはおらん。これは夢でござる。かかる悪夢に惑わされてはならん。今日(こんにち)、この日、この只今、徳川の天下(てんが)は大盤石の重きについた。斯様なことのあり得ようはずがござらん。夢だ、夢だ、夢だ夢だ夢だ〜、夢でござ〜る!」と叫び、一同を静まらせようとしていた。
「家光の首が落ちた」と、徳川公式文書には記されていない。しかし支配者への反逆は、歴史には記載されないことが多いのである。
◎ 出演
◇主演
◇ 助演(クレジットで役名表記あり)
◇ 助演(クレジットで役名表記無し)
◇ ノンクレジット
◎ スタッフ
◎ 受賞
第2回日本アカデミー賞
・ 優秀主演男優賞 - 萬屋錦之介
・ 優秀助演男優賞 - 千葉真一
・ 優秀脚本賞 - 野上龍雄・松田寛夫・深作欣二
◎ 製作
○ 経緯
1970年半ば、邦画では東宝や角川映画の大作が成功しており、東映も後追いするが失敗。ヤクザ映画もネタ切れし、万事休すとなっていた。東映京都撮影所(以下、京撮)で久しぶりに時代劇を復活させたいと目論んでいた高岩淡は、『浪人街』の製作に頓挫。別の時代劇を検討している矢先、千葉真一は「時代劇をやりたい」と柳生十兵衛を演じ、本作のベースとなる企画『裏柳生』を、深作欣二へ提出していた。深作はテレビ時代劇『必殺仕掛人』を既に演出していたが、映画でこれまで手掛けていない時代劇を撮りたいと想いがあり、日下部五朗と共に新しい時代劇映画を模索していた。
そんな折、高岩・日下部・深作は岡田茂から「久々に時代劇をやろう。ヤクザ映画も行き詰ったしな。山本薩夫の『忍びの者』みたいな忍者映画を考えたらどうや?」と渡りに舟の提案をされる。このときのやりとりを日下部は岡田や深作とパーディーで立ち話をしていたら、「久しぶりに時代劇はどうやろ。千葉真一で忍者ものなんかどうかなあ」「単発で現代ものをやるより可能性があるかもしれない」「いっそ『仁義なき戦い』を時代劇にしてしまえばいい」という話になり、「あれこれ企画を煮詰めていくうちに忍者ものより幅が広がり、『柳生一族の陰謀』になって動き出した」と述べている。高岩は1977年3月に岡田から「いよいよ時代劇をやろうか。『柳生十兵衛』とか、忍者ものなんかいいんじゃないか」と言われ、「白土三平の『カムイ伝』なんか面白いんじゃないかと考えていたが、とにかく時代の背景を大きくしようということで本作は進んだ」と答えている。
○ 骨子
高岩淡・深作欣二・日下部五朗に松平乗道が加わり、企画会議が開かれた。彼らは岡田茂の言う忍者映画を今更やるのはおもしろくないと考え、日下部から時代劇で『仁義なき戦い』のような陰謀と裏切りが錯綜する抗争を繰り広げる、松平からは徳川三代将軍の兄弟争いとそれぞれ提案された。家光を将軍にするために暗躍する柳生宗矩を悪の主人公に、父の下で働きながらその非情さに怒って最後には裏切る柳生十兵衛を善の主人公にしながら、その頃の歴史上の人物が入り乱れる構成にしようと決定。ラストをどうするかで紛糾したが、日下部は「悪い奴には死んでもらうしかない」、「父に怒った十兵衛が、将軍となった家光の首を飛ばす」とアイデアを出した。こうして前代未聞の大どんでん返しの結末が出来上がり、本作の骨格が固まる。『ゴッドファーザー』の「マフィアが言うことを聞かない相手の愛馬の首を斬り、彼が起床するとベッドにその首が血まみれで包まれてる」という内容が日下部は大好きで、前年の『日本の首領』で取り入れていたものの、そのシーンを物足りなく思っていた。「(宗矩にとって)最も大切なもの(家光)の首が飛ぶからおもしろい。これくらいのことをやらないと、今の客は驚かない」と日下部は主張し、言われた深作も「あれだけ魑魅魍魎が出てくると、それぐらいのエンディングでないと収まりがつかない」と述べている。
本作に乗り気満々の深作欣二は『ドーベルマン刑事』の映画化中、千葉真一と深作を表敬訪問した平松伸二に「『ドーベルマン刑事』もいいんだが、この後に撮る『柳生一族の陰謀』ってのが、これまた面白くなりそうでねえ~!」と話しており、平松は「『ドーベルマン刑事』より、本作ばかりを熱く語っていた」と証言している。一緒に脚本を手掛けた野上龍雄や松田寛夫とも、「スムーズに執筆が進んだ」と深作は回想していた。徳川家光を吃音というキャラクターにしたのは「自身が吃音である野上のアイデア」と井上淳一は紹介しているが、松方弘樹は「弟の徳川忠長はいい男で、家光は人望がなく、風貌もよくないという設定なので、『顔に痣があり、吃音でやりたい』と深作監督に言うと、『おお、いいな』と乗ってくれた」と語っている。本作タイトルは岡田がつけた。
○ キャスティング
※ 主演
柳生十兵衛三厳には千葉真一を配役することは早々に決まった。深作欣二はかねてから戦後の娯楽時代劇に否定的で、いつの日か、東映調のチャンバラ映画ではなく、黒澤リアリズムとも違う、もっとテンポのあるアクション時代劇を作りたいという強い願望から「その期待に応えられる俳優は千葉真一、ただ一人しかない」と見定めていた。後年、深作は千葉の柳生十兵衛を「いきなり時代劇をやったが、成果を上げて良かった」と評している。千葉にとって十兵衛は十八番の一つになり、テレビ映画、『柳生あばれ旅シリーズ』、『魔界転生』、『柳生十兵衛 魔界転生』と演じていく。
もう一人の主人公である柳生但馬守宗矩は「時代劇を復活させるためにも、(東映時代劇)黄金期のスターである萬屋錦之介にしたい」と日下部五朗は望んでいた。高岩淡も久々の時代劇であることから萬屋の出演を切望。深作欣二は脚本を作り始めてしばらくしてから、岡田茂に宗矩の配役を相談した際に「歌舞伎の流れを汲んでいるし、後援会がしっかりしている」と萬屋を推薦されたと述べている。岡田は中村プロがうまくいかない萬屋から出演を迫られ、そのとき本作を当てがったと証言している。日下部は萬屋と面識がなかったので、萬屋の『一心太助』から付き合いのある高岩が交渉。東映時代に絶対的なヒーローばかり演じてきた萬屋が、ダーティーな役を引き受けてくれるか不安だった日下部は、断られた時の代役に仲代達矢、仲代がダメなら鶴田浩二を想定していた。しかし萬屋は東映を離れてから他の重役が冷たかったのに対し、高岩の以前と変わらず暖かく接してきた態度に感謝し、高岩のオファーなら喜んで受けると快諾。12年ぶりに復帰する萬屋を京撮は喜んで迎え入れた。萬屋が宗矩を演じるのは1971年の『春の坂道』に続く二度目で、1982年の『柳生新陰流』でも演じた。
萬屋錦之介と千葉真一が上記主演した作品以外でも、彼らは宗矩と十兵衛で
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2025年3月26日14時(日本時間)現在での最新版を取得
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