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仁義なき戦い 完結篇


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『仁義なき戦い 完結篇』(じんぎなきたたかい かんけつへん、Battles Without Honor and Humanity: Final Episode)は、東映京都撮影所の製作、東映配給により公開された1974年の日本映画。主演:菅原文太、監督:深作欣二。「仁義なき戦いシリーズ」最終作。

● 解説
広島抗争を描いたシリーズの完結篇であるが、実際は第四部『仁義なき戦い 頂上作戦』のラストで第二次広島抗争は終焉を迎えていたため、内容は第三次広島抗争を描いている。第四部まで続けてヒットしてきたため、東映は続編製作を構想するが、脚本を担当した笠原和夫は第四部で終了した事を主張し、執筆を拒否。そのため本作の脚本は、後に数々の「東映女やくざ映画」を手掛ける高田宏治に交代している。 3億7100万円の配給収入を記録、1974年(昭和49年)の邦画配給収入ランキングの第8位となり、みすみすヒットシリーズを終わらせるわけはなく、高田はこの松方と宍戸のやり取りを時間をかけてこだわり抜いて書いた。 この二人の料亭で対峙するシーンで、宍戸がテーブルの小皿やグラスを左腕一撃で払いのけると、宍戸の左腕の静脈がばっさり切れ、血がビューッと噴き出て、テーブルいっぱいに血が広がり、松方の隣にいた女優がそれを見て失神、「カメラが流血をうまく追いきれなかったのが残念」などと宍戸は述べているが、松方の話では本編で使われているのは別テイクで、宍戸が手を切ったのはグラスを握り潰したテイク。松方は「グラスを握り潰したんだわ、あの人。NHKでやっても本物の酒飲む人だからね。『アルコールの匂いがする役者になりたい』って、そりゃ本物飲んでんだから匂うよ!そりゃ違うだろ!だけど、錠さんはそう言うんだな。そのときもずっとテストやってて、本番でそれでしょ。驚いたねぇ。カットかかったら血が凄いんだもん。それで『はい、おつかれ』って、そのまま病院直行よ。なかなかグラスは潰せないよ、普通の力じゃ(笑)」などと述べている。ドラマの刑事役への影響なんてまったく心配しなかったという。桜木が転んで水中銃を自分の足に貫通させ敵側にリンチを受けるシーンでは、京都の大映通りを使い祭りのセットも完全に出来上がっていた。ところが売れっ子の桜木が関西テレビの仕事で撮影に間に合わず、一旦セットをバラして2日後に撮り直した。するとリンチをする役者が、本気で桜木の髪を掴むなど激しいリンチに。撮影を遅らせた返り討ちを受けたという、不気味さを強調するため、市岡の役作りとして、前二作とは別人に見えるように深作監督と色々相談した。頭を白くする案は、深作に止められた、「ササラモサラ」は「無茶苦茶」を意味する広島弁で。深作は役者からの意見アイデアも取り入れたという。 冒頭のオープニングクレジットで、天政会の組員が大通りをデモ行進するシーンで、テロップに「昭 40 8・6 原爆記念日」と出るが、高田脚本ではここは広島市内の八丁堀大通り(現在の相生通り)で「平和公園に向かってデモる百人余の天政会員達」と書かれていた。実際の撮影は京都市の堀川通で撮影されたが、今ではどの街の目抜き通りでも白昼でのヤクザ軍団のデモ行進など撮影許可は降りないものと見られる。また「原爆記念日」という言い方は古い呼び名で、近年ではあまり使われない。 三代目を襲名した松村が大阪に出向いて踏切で襲撃されるシーンでは、実際の撮影で電車が近付いている時、突き切ろうとした車のタイヤが溝に落ちた。その場にいた尼崎の若いヤクザらが、非常灯を振って阪神電車を止めてくれたおかげで無事撮影ができた。この車の後部座席に乗っていたのは、山田久と原田昭三と竹野博士(運転は浅野眞一)である。これが武田との会話に出た「娑婆のもんは、青信号でも信じられんわしじゃ。ましてや人の心の中はのう…」に繋がるのだが、銀座のシーンは撮影してカットされたか、撮影しなかったのかは分からないが、本編にはない。

● 作品の評価


◎ 興行成績
前四作を凌ぐ大ヒット。

◎ 評論
脚本が笠原和夫から高田宏治に交代したことで、厳しい評価もある。高田は、いま思うと笠原さんや深作さんにうけようという気があった。映画を成功させたい気持ちから、なんとか小手先に走るというか、やはり緊張したなどと話している。また、「松村保のモデル(山田久)が現役バリバリの人で、美能さんでも押さえのききにくい立場だった。だからこっちも気を使って、襲撃されたとき便所に隠れたという話を取材で聞いて、映画では少し遠慮して押入れに隠れることにしたんだけど、それでも大問題になりました。そんなことはしてないと。会社もずいぶん往生したみたいです」などと述べている。笠原は本作について「大阪の事件をきちんと押さえていないのは弱いですな。あれは、出所した武田明(小林旭)が仕掛けて、松村保(北大路欣也)を殺そうとした天政会の内ゲバですから...」と述べているが、高田は「その段階では書けますか。やらせた方じゃなしに、やられた松村のモデルの人がだまってないですよ、映画でそんなこと書いたら」「原爆直後の広島なら許されても、ライブとなると、実録やくざには難しいことがいっぱいあってね」「エピソードの羅列みたいな展開になったが、観客にはたいへんうけて、観客は群を抜いた。いろんな意味で、いい勉強をしたと思っています」などと話している。大阪の事件で山田の車に同乗した竹野博士もこの内ゲバ説を示唆している。 高田は数々の批判に自身の脚本に目を通す気も起きなかったというが、「80歳を過ぎて思うことは、『完結篇』はシリーズの中で一番乾ききっており、笠原和夫の四部作は、タイトルとは違い中身は任侠にこだわる『仁義ある戦い』だったことに対して、『完結篇』は本当の意味での『仁義なき戦い』であると思う。『完結篇』は本当にしんどい仕事だった。しかし、自身の脚本家人生の記念碑的な意味を持つ仕事であったと思う」などと述べている。

● ビデオ
「仁義なき戦いビデオとテレビ放映」を参照。

「仁義なき戦い 完結篇」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2025年7月4日1時(日本時間)現在での最新版を取得

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