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『仁義なき戦い 頂上作戦』(じんぎなきたたかい ちょうじょうさくせん、Battles Without Honor and Humanity: Police Tactics)は、1974年(昭和49年)1月15日に東映で公開された日本映画。『仁義なき戦いシリーズ』の第四弾。
● 解説
本作の時代背景は1963年(昭和38年)~1964年(昭和39年)である。このときの暴力集団間の抗争に加えて、高度経済成長を続ける市民社会・マスメディアの暴力集団に対する非難の目、それに呼応した警察による暴力団壊滅運動などの非暴力団側との対立が一つの軸となっている。またやくざの歴史における第二次広島抗争がどのように終焉したかを記録している。さまざまな立場の人間が絡んでいるが、物語は他の作品と同じく終始暴力団員が中心である。
当初はシリーズ第二作『仁義なき戦い 広島死闘篇』の大友勝利(千葉真一)が再登場する予定だったが、千葉が主演映画『殺人拳シリーズ』の撮影に入っていたために実現しなかった。
笠原は『仁義なき戦い 広島死闘篇』の頃から本作の構想を持っており、本作を最終作と定めてラストに向かって膨大なエピソードがパノラミックに並列されていく。警察の頂上作戦でともに逮捕された広能と武田が、粉雪の吹き込む裁判所の廊下で震えながら、もはや自分たちの時代でないことを実感する名シーンは「暴力による戦後史」の締めくくりとして見事である、3億300万円の配給収入を記録、1974年(昭和49年)の邦画配給収入ランキングの第10位となった。
・千葉真一主演の『殺人拳2』では、本作が劇中で流されている。
・川谷拓三は本作では役がなく、勝手にエキストラとして出演した。このためノンクレジットである。本作に出演した小倉一郎の話では、ラッシュを観ると、喫茶店でコーヒーを飲んでいる学生、警官隊の一人、ヤクザの一人というぐあいに注意してみるとあちこちに顔を出していたと話している、東映宣伝部のそれまでの映画ポスターや宣材には見られない報道写真のようなリアルタッチなモノになった。それまでの映画のポスターは主役のカッコ良さを前面に押し出したポスターが基本で、遂に岡田茂東映社長が「自己満足もはなはだしい。ファンに理解してもらえない」と激怒し、「ポスターを作り変えろ」と指示した。この話が文太に伝わり、文太が東映本社に怒鳴り込み、社長室で、岡田「こんなもんでお客が入るわけがない!」 文太「それじゃあ、ストリップ小屋の看板みたいなのにしろと言うんですか!」などと岡田社長と文太の火の出るような大喧嘩が行われた。岡田社長と文太の板挟みに弱り抜いた宣伝部は苦し紛れに、大学の映研部員に集まってもらい是非を討論してもらい、決定を委ねましょうと一計を案じた。映研部員たちは言うまでもなく小難しいのが好きだから文太に賛成し、圧倒的に文太が支持され岡田社長は敗北した。岡田社長はさぞ心が折れてるかと思いきや、何故かニコニコ。東映幹部は「あれは社員に刺激を与えるために社長が仕組んだ片八百長だよ」と解説した。
● ビデオ
「仁義なき戦いビデオとテレビ放映」を参照。
「仁義なき戦い 頂上作戦」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年4月25日16時(日本時間)現在での最新版を取得
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