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ホーキング青山(ホーキング あおやま、本名:青山 世多加(あおやま せだか)、1973年12月7日 - 2023年12月12日)は、日本のお笑いタレント、漫談家、作家。
東京都・大田区出身。芸名は理論物理学者で青山と同じく両手両足が不自由なスティーヴン・ホーキングに由来している。
落語をやる際の高座名は『古今テー志んショー者』改め『古開院亭大麻(こかいんていたいま)』(後述)。
● 人物
先天性多発性関節拘縮症(せんてんせい たはつせいかんせつこうしゅくしょう)のため、生まれたときから両手両足は使えなかった。“史上初の身体障害者お笑いタレント”となった。
2004年11月、ゲストに電撃ネットワークの南部虎弾と、コラムニストの中森明夫を招き、東京・銀座でデビュー10周年記念ライブ『十年十昔(じゅうねんじゅうむかし)』を開催。
2007年7月、春風亭小朝・笑福亭鶴瓶・立川志の輔ら「六人の会」主催の『大銀座落語祭2007』にて「ホーキング青山ライブ」を開催。
2008年7月、『大銀座落語祭2008』にて「ホーキング青山爆笑ライブ」を開催。
2009年9月、『差別をしよう』(河出書房新社 14歳の世渡り術)発刊。
2006年1月〜2010年4月、"メジャー化計画"を掲げ、月1回のトークライブと年数回の単独ライブを都内で開催。
2015年7月、グレート義太夫と落語だけの二人会『うそつき迷人会』を開催。サプライズゲストで、立川梅春ことビートたけしが出演。このときに、高座名としてたけしから「古今テー志んショー者」と命名される。
2015年10月、グレート義太夫と落語だけの二人会『うそつき迷人会 その2』を開催。サプライズゲストで、立川梅春ことビートたけしが再び出演。
2018年3月、「字を変えているだけで、落語家でもないのに『古今亭』を名乗るのはいかがなものか」と一部の人から言われたことをたけしに相談したところ、新たに『古開院亭大麻(こかいんていたいま)』と命名される。
● ネタ
電動車いすに乗りながら、ステージ上で障害者による逆差別、障害者のセックス・排泄、障害者を見つめる他者の善意などを皮肉・風刺を込めた漫談を中心にその毒舌ぶりと暴言を含むブラックジョークで人気をもつ。
また時事ネタや社会ネタも多数行い、芸の幅を広げた。
2012年からは古典落語や講談にも挑戦。落語は古典落語に加え、車いす使用者が登場する新作落語や古典落語の改作も行った。主な持ちネタは、時そば(従来の古典と車いす使用者が登場するバージョンの2種類)、反対俥(車いす使用者が登場するバージョン)、唖の釣(車いす使用者が登場するバージョン)、車いすの青春(車いす使用者が登場する新作)、寿限無(古典)、紀州(古典)、雑俳(古典)、元犬(古典)、文七元結(古典)、子ほめ(古典)など。また、障害者の目線によるバリアフリー論や介護問題など昨今の福祉問題をテーマにした講演も行った。講演活動は、企業や自治体や学校など、幅広く展開した。
● 出演
◎ テレビ番組
・ ここがヘンだよ日本人(TBS)
・ スーパーテレビ情報最前線(日本テレビ)
他
◎ 映画
・ Dolls(2002年)
・ 白カラス(2008年)
・ 暗闇から手をのばせ(2013年)
・ 首(2023年)
● 著書
・『言語道断―ホーキング青山自伝』情報センター出版局 1996 「七転八転」幻冬舎アウトロー文庫
・『笑え五体不満足 車椅子の芸人ホーキング青山が生きることを本気で語る毒舌録』フーコー 1999
・『UNIVERSAL SEX―性欲に身障も健常もない』海拓舎 2002 『お笑い バリアフリー・セックス』ちくま文庫
・『身障者・お笑い芸人という生き方』エイ出版社 2002(エッセイ集)
・『ホーキング青山の傍若無人』創出版 2004
・『差別をしよう』14歳の世渡り術(エッセイ集)河出書房新社 2009年
・『考える障害者』新潮新書 2017年
◎ 共著
・『日本の差法』(ビートたけしとの対談)新風舎 2002 『無差別級トークバトル 日本の差法』新風舎文庫 2004
・『Listen あなたに聞いてほしい話』愛知出版(共著)2004
● 受賞
・ビートたけしのエンターテインメント賞・第2回(2002年)日本芸能大賞、第19回(2019年)特別芸能賞
「ホーキング青山」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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