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オールディーズは、主に1950年代半ばから1960年代にヒットしたアメリカやイギリス、もしくはフランス、イタリアなどのポピュラー音楽のことを指す。ジャンルはポップス、ロックンロール、ロカビリー、ドゥーワップなど幅広い。
● 概要
オールディーズにはポップス、アーリー・ロックンロール、ドゥーワップ、サーフロック、バブルガム・ポップ、ノベルティ、ポップ・カントリーなど、多くのジャンルが含まれる。ラジオ局DJのアート・ラボエ(1925年生まれ)は、「オールディーズ・バット・グッディーズ/OLDIES BUT GOODIES」という、過去のヒット曲を詰め込んだコンピレーション・アルバムをリリースした。
その後、「オールディーズ・バット・グッディーズ/OLDIES BUT GOODIES」(古いけど良い音楽)という言葉は略され、「オールディーズ音楽/OLDIES MUSIC」と呼ばれるようになり、1950年代前半から1960年代前半までの音楽のことを指し示すようになっていった。
オールディーズを描いた洋画には、1973年のアメリカ映画『アメリカン・グラフィティ』がある。
● 詳細
日本では50年代半ばから60年代初頭の音楽を、オールディーズとしてオンエアするが、アメリカのラジオ・ステーションでは50年代から80年代と、日本よりも幅広くオールディーズを捉えている。
欧米ではオールディーズの楽曲をテーマ、あるいは重要なモチーフとした音楽、映画も存在する。『スタンド・バイ・ミー』、『ブルーベルベット』、『クライング・ゲーム』(男が女を愛する時)など。フィル・フィリップスの1959年のヒット「シー・オブ・ラブ」は、ロックバンド・ハニードリッパーズが1985年にヒットさせた後、1989年にこれを主題歌とする映画『シー・オブ・ラブ』が製作された。また、興行成績が好調だった映画『ゴースト/ニューヨークの幻』に使われた「アンチェインド・メロディ」は、「ひき潮」とともにライチャス・ブラザーズの有名なヒット曲である。またこれらの音楽の愛好家には、熱心なコレクターも存在する。それらのファンは当時のヒット曲のオリジナル盤や、マイナーな曲などを探し収集している。
ロックンロールがビートルズ登場以降、「ロック」と抽象化された部分があり、日本ではビートルズ登場以前をオールディーズと定義することが多い。代表的なミュージシャンは、ポール・アンカやニール・セダカ、デル・シャノン、プラターズ、コニー・フランシス、リトル・エヴァらのポップス、エルヴィス・プレスリー、ビル・ヘイリーとコメッツやチャック・ベリーらのロックンロール、ロカビリー、デルズファイブ・サテンズらのドゥーワップ、サム・クックらのソウルミュージック、ビーチ・ボーイズらのサーフ・ロック、スプリームス、マーヴェレッツらのモータウン・サウンド、クリスタルズらのガール・グループ、バブルガムサウンド、クリフ・リチャードやシャドウズらイギリスのロックなどである。日本では、シルヴィ・ヴァルタンやジリオラ・チンクエッティ、ミーナなどヨーロッパの歌手、グループも含まれる。
● ラジオDJ
・ ウルフマン・ジャック
・ ジム・ピューター
・ 小林克也
・ 夏目ふみよ
・ 八木誠
・ 湯川れい子
・ 矢口清治
・ 糸居五郎
・ 大橋巨泉
・ 石田豊
・ 山下達郎
・ 宮治淳一
● ラジオ番組
・ 夏目ふみよのミュージック・セレクション(ラジオ日本)
・ いとしのオールディーズ(NHKラジオ第一)
・ 懐かしのポップス・トップ10(NHKラジオ第一)
・ 山下達郎のサンデー・ソングブック(TOKYO FM)
・ 宮治淳一のラジオ名盤アワー(ラジオ日本)
・ 宮治淳一のアワ・ヒット・パレード (湘南マジックウェイブ)
・ パリミキpresentsチガサキ・ドーナツ・レコード・ショップ(湘南ビーチFM)
・ 山本さゆりのミュージック・パーク(ラジオ日本)
・ 亀淵昭信のお宝POPS(火曜会)
・ ザ・スタンダード(ラジオ日本)
・ Radio倶楽部(東北放送)
・ HITS AROUND THE CLOCK - 逗子・葉山コミュニティ放送
・ OH HAPPY MORNING・Filler Frame(JFNC)
「オールディーズ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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