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兎に角
兎角亭 亀毛(とかくてい きもう、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
● 来歴
北尾政演(山東京伝)の門人。寛政年間に刊行された黄表紙と洒落本合せて4点の挿絵を描いている。その中の『京伝憂世之酔醒』と『磨光世中魂』には「京伝門人 亀毛」、『南品傀儡』には「京伝門人兎角亭亀毛」と号している。「兎角」と「亀毛」にはともに「実在しないもの」という意味があり、一説には京伝の仮名であるともいわれる。
● 作品
・ 『京伝憂世之酔醒』三巻 黄表紙 ※山東京伝作。寛政2年(1790年)刊行
・ 『[ 藍返行義霰』(そめかえしぎょうぎあられ)三巻 黄表紙 ※京伝作、寛政2年刊行
・ 『[ 磨光世中魂』(みがけばひかるよのなかしょうねだま)三巻 黄表紙 ※竹塚東子作、寛政2年刊行
・ 『南品傀儡』(なんぴんあやつり)1冊 洒落本 ※青海舎主人作、寛政3年刊行
● 参考文献
・ 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
「兎角亭亀毛」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年9月21日5時(日本時間)現在での最新版を取得
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