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おぼん・こぼんは、トービックおよび漫才協会に所属する日本のお笑いコンビ。1965年コンビ結成。コンビ名の由来は、「大きいボンボン」と「小さいボンボン」。当初は「月見おぼん・こぼん」と名乗っていた。
● メンバー
◇ おぼん(本名:井上 博一〈いのうえ ひろかず〉1949年2月2日 -)(歳)
: 主にボケ・ネタ作り担当、立ち位置は向かって右。
: 大阪府大阪市阿倍野区出身。現在は東京都在住。
◇ こぼん(本名:馬場添 良一〈ばばぞえ りょういち〉1948年12月24日 -)(歳)
: 主にツッコミ担当、立ち位置は向かって左。
: 大阪府東大阪市出身。現在は東京都在住。
● 概要
大阪福島商業高校(現・履正社高校)の同級生。おぼんは高校生時代、硬式野球で活動していた当時は吉本興業のうめだ花月などに出演。上京後、鈴本演芸場や浅草演芸ホールなどで活躍。1970年から1980年にかけて赤坂コルドンブルー、日劇ミュージックホール公演などへ出演した。当時の若手としては珍しく師匠の下にはつかず、自らの手によって芸を磨いた。
正式に漫才協会としての真打ちにはなっていないが主任(トリ)を務めることが多く、弟子を取っている。また2人とも漫才協会の理事へ就いたことがあり、事実上真打ちと同格の待遇と見做されている(本来は真打ちに昇進していなければ弟子を取ることは許されず、同様の例として内海桂子などが挙げられる。漫才協会真打ち制度も参照)。
芸歴・スキルとも大御所の域に達した近年は、若手に伍してオーディション・コンクールへ参加している。2010年にはキングオブコントに出場した(3回戦進出)。
● 芸風
漫才が中心だが、『お笑いスター誕生』では全てコントで挑戦した。タップダンスや人間楽器などを漫才に取り入れることもある。他にジャズナンバー、ものまねなどを披露した。
ネタはおぼんが作っている。基本的にはこぼんがツッコミでおぼんがボケだが、途中で入れ替わることも多い。
定番のネタとして、お椀と茶碗を持って交互にかざしながら『聖者の行進』のメロディに乗せて「お椀出せ〜、茶碗出せ〜」と歌うものがある。
● エピソード
・ かつて2人は「ビジネスパートナー」に徹しており、高座を降りると互いに干渉せず打ち上げなどでも同席する機会はまずなかった。ベテラン漫才師にはよくあることだがその中でも極端なレベルであり、「コンビ仲が悪い」として塙宣之(ナイツ)など同業者もネタにしていた。そして舞台衣装も揃っていなかった。
・ 2019年2月に放送されたTBSテレビ『水曜日のダウンタウン』では、ナイツ仕切りの下でおぼんが仕掛け人となってこぼんに解散ドッキリを実行したところ本気の言い合いとなってしまい、ドッキリのターゲットであるはずのこぼんの口から先に「解散」という言葉が飛び出すなど、本気で受け入れる寸前まで放送された。同年9月放送の同番組で「おぼん・こぼん仲直り大作戦」として2人に催眠術をかけて仲直りさせることを試みる様子が放送されたが失敗に終わった。
・ この件がきっかけでテレビ出演が増えるなど再ブレイクを果たしており、当人たちも漫才のツカミで「まだ仲直りはしていませんが…」ないしは「(皮肉な意味で)仲のいいコンビです」と使っていた。
・ 2021年10月放送の同番組で、こぼんの娘・いづみの結婚式におぼんが参列。一時は険悪なムードが漂ったものの式の最後には「もういっぺんやり直そう」と握手を交わし、正式な和解へと至った。
・ 前述のように当初「月見おぼん・こぼん」と名乗っていたのは、NHK漫才コンクールに出場する際にNHKの人から「漫才師なら屋号が無いとおかしい」と言われてのことだったという。こぼんは以前は漫才協会の芸人にタップダンスを指導していたこともあったが、心臓に負担がかかるため、罹患してからは別の講師を紹介し指導を行っていない。また、こぼんは60代中盤に前立腺がん、肺がんも患ったことも明らかにしている。
● 受賞歴
・ NHK漫才コンクール 1969年 / 第17回 努力賞
・ NHK漫才コンクール 1972年 / 第20回 敢闘賞
・ 放送演芸大賞 1975年 / 第3回 ホープ賞
・ 日本テレビ『お笑いスター誕生』1980年 / 10週勝ち抜きグランプリ
● 出演
◎ バラエティ
・ THE MANZAI(フジテレビ)
・ 初詣爆笑ヒットパレード(フジテレビ)
・ 新春かくし芸大会(フジテレビ)
・ メイコとあなたの税ミナール(フジテレビ)
・ 笑いがいちばん(NHK総合)
・ ものまね王座決定戦(フジテレビ)
・ 笑点(日本テレビ)
・ ザ・テレビ演芸(テレビ朝日)
・ 名湯・秘湯日本の温泉ベスト101(フジテレビ)
・ スターどっきり㊙︎報告(フジテレビ)※おぼんのみ
・ クイズ脳ベルSHOW (フジテレビ)
・ 水曜日のダウンタウン(2019年2月27日・7月3日、2021年9月29日・10月6日 TBS)
・ お笑いアカデミー賞(2021年12月25日 TBS)
・ 全力脱力タイムズ (2023年2月24日 フジテレビ)
◎ テレビドラマ
・ 国盗り物語(大河ドラマ、NHK)※現存する総集編に出演
・ おしん(連続テレビ小説、NHK)
・ われら動物家族(TBSテレビ)
・ うっかり夫人・ちゃっかり夫人(月曜ドラマランド、フジテレビ)
・ さよならを教えて(毎日放送)
・ 特急「白鳥」十四時間(土曜ワイド劇場、テレビ朝日)
・ 西田敏行の泣いてたまるか 第8話「父ちゃんはタクシードライバー」(1986年、TBS)
・ はぐれ刑事純情派(第1シリーズ・第12話、テレビ朝日)※おぼんのみ
・ 名古屋嫁入り物語(東海テレビ)
・ 夫婦善哉(1990年、迎春ドラマスペシャル、関西テレビ)
・ 月影兵庫あばれ旅 第2シリーズ 第4話「弱い女が一番怖い」(1990年、テレビ東京) - 駕籠舁 雲州・山州
・ 孤独のグルメ Season2 第1話 (2012年10月10日、テレビ東京)- 不審客1、2 役
・ 相棒 season21 第6話「笑う死体」(2022年、テレビ朝日) - 水沢・今野(お笑いコンビ)
◎ 映画
・ これが青春だ(1966年、東宝) - 太田高校ラグビー部員 ※井上博之・馬場添良一名義
・ ダマガール(2023年)
・ 漫才協会 THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々(2024年3月1日、KADOKAWA/ミックスゾーン/中京テレビ放送/ミラクルヴォイス)
◎ 舞台
・ 1983年「JAZZ・DANCE・SKD」(サンシャイン劇場)
・ 1985年「汀夏子の招待夢」(シアターアプル)
・ 1986年「モンキー」(サンシャイン劇場)
・ 1992年、1994年「水前寺清子特別公演」(新宿コマ劇場)
◎ テレビアニメ
・ 美味しんぼ 第65話「ぼけとつっこみ」(1990年4月24日、日本テレビ) - 山坂すべっ太・ころん太
・ ルパン三世 ハリマオの財宝を追え(1995年8月4日、日本テレビ) - 支配人 ※おぼんのみ
◎ 劇場アニメ
・ ルパン三世 バビロンの黄金伝説(1985年、東宝) - ウィリー、陳
◎ ラジオ
・ 真打ち競演(NHKラジオ第1)
・ サンデージョッキー(NHKラジオ第1)
・ 日清のクイズDEレース(TBSラジオ)
・ 真夜中ギンギラ大放送 おぼん・こぼんの3時間溺れっぱなし(ラジオ関西)
◎ レコード
・ 1982年「渚のミステリーギャル」(ポリドール)作詞:伊井田朗、作曲:幸耕平
・ 1983年「街のカモメ」(ポリドール)作詞:湯川れい子、作曲:幸耕平
◎ 著作
・ 東京漫才(2022年3月29日、飛鳥新社)ISBN : 978-4864108768
◎ CM
・ 明治製菓 コーラアップ
・ 三菱電機 ルピカエース
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