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長弓寺(ちょうきゅうじ)は、奈良県生駒市にある真言律宗の寺院。山号は真弓山。本尊は十一面観音。開山は行基と伝える。国宝の本堂は鎌倉時代の密教仏堂の代表作として知られ、宮大工が選ぶ神社仏閣で6位に選ばれている。
● 歴史
長弓寺の創建についてはいくつかの説があり、定説を見ない。『長弓寺縁起』によると神亀5年(728年)、鳥見郷の豪族である小野真弓長弓(おののまゆみたけゆみ)が聖武天皇に随行して狩りに出た。同行していた長弓の息子・長麻呂が不思議な鳥が飛び立つのを見て矢を放ったところ矢は誤って長弓に当たってしまい、長弓は亡くなってしまった。不運な長弓父子を哀れんだ聖武天皇は僧・行基に命じて一寺を建立させた。
・ 大師堂
・ 役行者像
・ 宝殿
・ 鐘楼 - 梵鐘は「まゆみの鐘」と呼ばれる。
・ 伊弉諾神社 - かつての鎮守社で、現在は独立している。長弓寺の境内の中にある。
・ 薬師院 - 塔頭。
・ 三重塔跡 - 礎石が残る。長弓寺にはかつて鎌倉時代建立とされる三重塔があったが再度の移転の末、現在は初層部分のみが東京都港区のグランドプリンスホテル高輪に移築されている。1934年(昭和9年)の室戸台風で長弓寺は本堂の屋根が大破するなどの大きな被害を受けた。寺では修理費用捻出のため、三重塔を売却することとなった。なお三重塔の二層・三層は早くに失われており、当時すでに初層のみが残っている状態であったらしい。塔はいったんある実業家の所有となって鎌倉市に移築された後、1954年(昭和29年)に品川プリンスホテル(後に高輪プリンスホテル、現・グランドプリンスホテル高輪)庭園内に移築され「観音堂」と称されている。同ホテルには他にも長弓寺にあった門と鐘楼も移築されている。
・ 円生院 - 塔頭。
・ 法華院 - 塔頭。
・ 蓮池
・ 宝光院地蔵堂 - 塔頭。
・ 大門
・ 真弓塚 - 寺の東方1kmほどのところにあり、小野長弓の塚とも聖武天皇の弓を埋めたところとも伝える(伝承では聖武天皇の弓の一部を使って、本尊十一面観音の頭上の仏面を刻んだとされている)。
● 文化財
◎ 国宝
・ 本堂
◎ 重要文化財
・ 木造十一面観音立像 - 本堂の本尊として黒漆厨子に安置されている平安時代後期の一木造の像で、目のつり上がった個性的な面貌や奥行きのある体躯などに古様が残る。
・ 黒漆厨子 - 本尊の十一面観音立像を納める。扉内左側に胎蔵界曼荼羅と不動明王立像、右側に金剛界曼荼羅と降三世明王立像が描かれる。
◎ その他
・ 地蔵像 - 松の一木から彫り出された正和4年(1315年)の像で、興福寺大仏師の康俊(こうしゅん)・康成(こうせい)親子の作と考えられる。
● 前後の札所
◇ 大和十三仏霊場
: 8 小房観音 - 9 長弓寺 - 10 霊山寺
● アクセス
・ 近鉄学研北生駒駅より徒歩約15分
・ 近鉄富雄駅より奈良交通バス(高山方面行き)「生駒上町」下車、徒歩5分(本数は少ない)
・ 近鉄学園前駅もしくは近鉄学研北生駒駅より奈良交通バス「真弓四丁目」下車、徒歩5分(本数は多い)
「長弓寺」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年4月25日18時(日本時間)現在での最新版を取得
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