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ホオズキ(鬼灯、鬼燈、酸漿)は、ナス科ホオズキ属の一年草または多年草。またはその果実。カガチ、ヌカヅキともいう。丹波ホオズキなどともよばれる。
● 概要
従来のホオズキ属(Physalis)はアメリカ大陸、アジア、ヨーロッパに100種あまりが存在する。これに伴い、ホオズキ属はホオズキのみの単型となった。
ホオズキ (Alkekengi officinarum var. franchetii) は日本の北海道、本州、四国などを原産地とする一年草または多年草である。
一般的に栽培されているホオズキには毒性があり、食用にしてはならない。特に妊娠中の女性が摂取すると子宮収縮作用で流産を誘発するおそれがある。
近縁種のPhysalis属には食用に適した種があり、やブドウホオズキ(シマホオズキ等の名で呼ばれる)、オオブドウホオズキ(トマティーヨ)などは口にしても問題ない。
ホオズキは、鉢植えやドライフラワーなどに用いられ、その愛好家も多い。通常は観賞用だが、果実はホオズキ人形にしたり、中身を取り除いて口に含んで音を鳴らす、風船のように膨らませるなど子供の遊びに使われていた。
● 名称
「ほほづき」の名は、その実の赤くふっくらした様子から頬を連想したもの(「づき」は「顔つき」「目つき」の「つき」か)という。同じく赤い果実から「ほほ」は「火々」であり「つき」は染まる意味であるともいうによって生じる。
● 薬効・毒性
地下茎および根は酸漿根(さんしょうこん)という生薬名でよばれている。
ナス科植物の例に漏れず、全草に微量のアルカロイドやソラニンが含まれている。特に酸漿根の部分には子宮の緊縮作用があるヒストニンが含まれており、妊娠中の女性が服用した場合、流産の恐れがある。
平安時代より鎮静剤として利用されており、江戸時代には堕胎剤として利用されていた。現在も咳や痰、解熱、冷え性などに効果がある民間薬として、全草を干して煎じて飲む風習がある地方が存在する。
● 文化
◎ 鬼灯
日本の仏教習俗であるお盆では、ガクに包まれたホオズキの果実を死者の霊を導く提灯に見立て、枝付きで精霊棚(盆棚)に飾る。ほおずきに「鬼灯」の字を当てるのは、盆に先祖が帰ってくるとき目印となる提灯の代わりとして飾られたことに由来する。浅草寺では古くから観音様の縁日が開かれていたが、室町時代以降に「功徳日」の風習が加わり、特に7月10日には千日分の功徳が得られるといわれた。また、江戸時代には、青ほおずきは解熱剤や婦人の胎熱に特効があると言われていた
・ 朝日神社(7月上旬の金曜・土曜日)
・ 深大寺鬼燈まつり
● 近縁種との区別
・ (Physalis angulata)は熱帯アメリカ原産で世界各地に広く帰化植物として分布しており。
・ ショクヨウホオズキ(食用ホオズキ、Physalis pruinosa)は北アメリカから熱帯アメリカ原産で、果実は生食のほかソースや砂糖漬け、ジャムなどに加工される。食用とする部分は萼の中にある黄褐色の果実で、ほのかな甘味と酸味があり。
・ イヌホオズキ(Solanum nigrum)や(Solanum nigrescens)などは、ホオズキの和名を持つがナス属の植物でありホオズキ属ではない。ただし、ナス科ではあるため比較的近縁の種である。
「ホオズキ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年4月20日12時(日本時間)現在での最新版を取得
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