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オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、学名:)は、オオバコ科クワガタソウ属の越年草。路傍や畑の畦道などに見られる雑草。特に、湿ったところで多く見られる。別名「星の瞳」ともよばれる。中国名は、阿拉伯婆婆納。
● 形態・生態
越年草。秋に芽を出して他の植物が繁茂しない冬に横に広がって育ち、早春に多数の花をつけ、春の終わりには枯れてしまう。夏の間は種子で過ごす。寒さに耐えるため、細胞内の糖濃度を高める機能を持ち、葉と茎に生える短い毛で雪と霜を遠ざけて保温する、2日めにもう一度開くものもある。
自然群落の5個体で、1個体あたり平均545個の種子が生産されたという調査結果がある。
● 分布
ヨーロッパ原産。アジア(日本を含む)、北アメリカ、南アメリカ、オセアニア、アフリカに外来種(帰化植物)として定着している。
● 近縁種
近縁種にイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、フラサバソウなどがある。いずれもオオイヌノフグリより小型で、花ははるかに小さいので目立たない。なお、日本の同属にはクワガタソウの仲間があり、これは山地から高山に分布し、イヌノフグリを大きくしたような美しい花の野草である。
「オオイヌノフグリ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年4月26日15時(日本時間)現在での最新版を取得
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