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トウモロコシ


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トウモロコシ(玉蜀黍、玉米、学名: subsp.)は、イネ科の一年生植物。穀物として人間の食料や家畜の飼料となるほか、デンプン(コーンスターチ)や油や異性化糖(コーンシロップ)、バイオエタノールの原料としても重要で、年間世界生産量は2009年に8億1700万トンに達する。 米・小麦と伴に、トウモロコシは主食として食べられる世界三大穀物の一つ。日当たりのよい畑地で栽培されている。アメリカ大陸の原産で、15世紀末に新大陸を発見したコロンブスがヨーロッパに持ち帰って広まり、日本へは16世紀終わりごろに伝来し全国に広まった。 コーン とも言い、穀物全般を指し、イギリスでは現在もトウモロコシを主にタイノ語語源のスペイン語マイース に由来する メイズ と呼ぶが、現在の北米・オーストラリアなど多くの地域では特に断らなければコーンで主にトウモロコシを指す。 日本語では、地方により様々な呼び名(地方名)があり、トウキビまたはトーキビ(唐黍)、ナンバ、モロコシ、トウモロ、モロキビ、などと呼ぶ地域もある(詳しくは後述)。 リンネの『植物の種』(1753年)で記載された植物の一つである。

● 名称
日本語で標準的に用いられている呼称の「トウモロコシ」という名称は、トウは中国の国家唐に、モロコシは、唐土(もろこし)から伝来した植物のモロコシ(タカキビ)に由来する。日本に渡来した当時、最も似ている植物がキビであったため、北海道から北関東までの地域では「とうきび」、西日本では「なんばんきび」ともよばれる。関西などの方言でいう「なんば」は南蛮黍(なんばんきび)の略称であり、高麗(こうらい)または高麗黍と呼ぶ地域もあるが、これらはいずれも外来植物であることを言い表している。これはヨーロッパにおいても同じ状況であり、フランスでは別名として「トルコ小麦」(, カナダでは「インド小麦」)、トスカーナでは「シチリア穀類」 、シチリアでは「インド穀類」 と呼ばれるなど、主に「インド(アメリカ)の穀物」あるいは大まかに「外国の穀物」という意味の各種名称で呼ばれていた。数多くの品種があり、食用や飼料用の作物として畑で広く栽培されている。多くは粳性であるが、ごく少数ながら糯性のものもある。大型のイネ科の一年草で、茎は単一で直立し、高さ2メートル近くに生長する。葉は互生して下部は鞘となって茎を包む。イネ科としては幅の広い葉をつける。一生のうちに付く葉の数や背丈は品種によってほぼ決まっており、早生品種ほど背丈は低く葉の数も少ない。 熱帯起源のため、薄い二酸化炭素を濃縮する為のC4回路を持つC4型光合成植物である。多日照でやや高温の環境を好む。大型の作物であるため、育成期間中を通して10アールあたり350 - 500トンの水を必要とする。 雌雄同株。風媒花で他家受粉する。発芽から3か月程度で雄花(雄小穂)と雌花(雌小穂)が別々に生じる。雄小穂は茎の先端から葉より高く伸び出した円錐花序で、雄花だけがついた小穂を密につけ、ススキの穂のような姿になる。雌小穂は茎の下方の節あたりにある葉腋に出た円柱状の穂状花序で、雌花は全体的に包葉(苞)に包まれていて、上端から絹糸と呼ばれる長い雌しべの花柱だけが、ひげ状に長く束になって外に伸びだして顔を出す。トウモロコシのひげはこの雌しべにあたる。 花粉は風媒され、下の雌花からひげのように出ている雌しべに受粉すると、雌花の付け根が膨らみ種子(可食部)が形成される。完熟するころにはひげのような雌しべが茶色に変色して枯れる。イネ科では珍しく、種子が熟すと穎の中から顔を出す。種子の色は黄・白・赤茶・紫・青・濃青など。トウモロコシの可食部となる実は果実でなく種子そのものであるため、実の形質形成には花粉DNAの力が優勢に働くキセニアの影響を強く受ける。 栽培・繁殖は、日当たりがよい畑地で、種子を春から夏に蒔いて行われる。作物としての旬は夏で、日本では6 - 9月頃に出荷され、特に7月頃に多く出回る。日本でのトウモロコシの代表的な害虫は、蛾の幼虫「アワノメイガ」で、雄花に集まりやすいので人工授粉で雄花を切ってしまうと、食害が少なくなる。

● 品種分類
トウモロコシは、長い栽培の歴史の中で用途に合わせた種々の栽培品種や一代交配種が開発されている。糖度や実のやわらかさ、食味などに焦点を当てて品種改良が進み、世界中の地域でさまざまな品種がつくられている。雑種強勢(異なる品種同士を交配すると、その子供の生育が盛んとなる交配の組み合わせ)を利用したハイブリッド品種が、1920年代からアメリカ合衆国で開発され、以後収量が飛躍的に増加した。また、近年では遺伝子組換えされた栽培品種も広がりつつある。 一般にトウモロコシの分類に用いられるのは、粒内のデンプンの構造によって種を決める粒質区分である。種によって用途や栽培方法に違いがある。デント種、ポップ種、フリント種などがあるが、スイート種の未熟果用、缶詰用に利用され、他は食品加工用や飼料用にされる。なお、スウィート・コーン(スイートコーン)とは「甘いトウモロコシ」の意味で、甘味種全般を指した呼び名である。

◎ 食品用途の品種

◇ 甘味種(スイート種、スウィートコーン)(Zea mays var. saccharata) : 食用の品種。粒の色により、イエロー系、シルバー系、バイカラー系の3種類がある。ヤングコーンは間引いたスイートコーンの幼果である。茹でる、焼く(焼きトウモロコシ)、蒸す調理方法がある。 : 加工食品用の材料でもあり、例えばコーンフレークやコーンミールなどの材料にもなる。種子に含まれる糖分が多く強い甘味を感じるが、収穫後の変質や呼吸による消耗が激しく、夏季の室温中では数時間で食味が落ちる。劣化対策は、コールドチェーンの徹底か、収穫後すぐに加熱すること。
・ ベビーコーン(ヤング・コーン) - 生食用甘味種の雌穂を若どりしたもの、あるいは多穂性の品種の若い未熟果を摘み取ったもの。サラダや煮込み料理に用いられる。幼果のため栄養は少ない。水煮の缶詰に加工されることが多く、サラダやシチューのアクセントにも使われる。
・ 甘味黄色粒種(イエロー系、ゴールド種)
 ・ 実が黄色の甘味が多い品種。
 ・ 味来390(みらい390) - 米国で品種改良された品種で、1997年(平成9年)から日本に出回った生食可能なスーパースイート種の先駆けで、平均糖度12度。やや小ぶりで、繊維がやわらかく、ハニーバンタムよりも甘味が強いがさっぱりしている。「味来」がつく品種がいくつかある。
 ・ 恵味(めぐみ) - スーパースイート種で甘味が強いが、フルーツのような爽やかさがある。繊維がしっかりしていて、シャリ感のある歯切れの良さをもつ。
 ・ サニーショコラ - 糖度15度以上、生食可能。
 ・ ゴールドラッシュ - サカタのタネが育成し、2022年に発表された登録商標名。「ゴールドラッシュ88」「ゴールドラッシュ86」「ゴールドラッシュ90」「ゴールドラッシュネオ」などがある。生食も可能で、実が柔らかく、糖度の高い。
 ・ ミエルコーン - 粒の皮が薄く、糖度の高い品種。生食可能。ミエルとは、フランス語で「蜂蜜のような甘さ」という意味を表している。
 ・ ピクニックコーン - 「味来」の品種改良型で平均糖度が18度以上と高く、自然交配からできた小振りな品種。生食可能。種苗会社では、火を通した後に冷やすことにより甘みが増加されることをPRし、火を通した後冷たくして食べることを推奨している。
 ・ 嶽きみ(だけきみ) - 青森県弘前市の岩木山麓の嶽地区で作られる、2008年4月に地域団体商標登録に認定されたブランド品種。昼夜の気温差が大きい高原で栽培されるため、糖度は18度以上と高く、生食もできる。
 ・ みわくのコーン - スーパースイート種の新しい品種で、味来(みらい)と恵味(めぐみ)の中間的な特徴を備える。繊維がやわらかく、歯触りはシャリ感があり、甘味も強いがさっぱりしている。
・ 甘味白色粒種(シルバー系)
 ・ 実が白色で甘味が多い品種。実は小粒でつやがあり、皮もやわらかくサラダなど生で食べることができる。
 ・ シルバーコーン(ホワイトコーン) - 「シルバーハニーバンタム」ともよばれるハニーバンタムの白粒種。小粒で乳白色でツヤがあり、皮がやわらかくて甘味が強い。サラダに向く。
 ・ ピュアホワイト - 雪印種苗が開発して2002年に発表された品種で、実が白く、甘さとジューシーさが特徴。白いとうもろこし(とうきび)や幻のとうもろこし(とうきび)とも呼ばれ、平均糖度17度以上とも謳われている。生食も可能で、火を通すと甘味が増すが、甘味黄色・バイカラー種に比べると食味はやや劣る。
 ・ 雪の妖精 - ピュアホワイトの改良種。平均糖度17度で生食も可能。
 ・ ホワイトショコラ - ピュアホワイトの改良種。平均糖度17度で生食も可能。
 ・ ロイシーコーン - 「ピュアホワイト」の改良種。糖度は17 - 18度で、生でも食べられる。皮がやわらかく、ジューシーさとクリーミーな甘さが特徴。
・ 甘味バイカラー粒種(バイカラー系)
 ・ 実が白、黄色系など色が混ざった混合品種。「バイカラー」は2色の意味。
 ・ ハニーバンタム - 甘味の強い品種で、日本で昭和40年代から全国的に栽培されるようになり、主流となった代表的なスーパースイート種。スープやコロッケなどどんな料理にも向く。その後の品種改良により「ピーターコーン」が登場して以来、生産が減少し市場流通より姿を消しつつある。
 ・ ピーターコーン - 坂田種苗(現:サカタのタネ)により育成された、黄色い実に白い実が3対1の割合で混ざり合っているF1品種。粒皮がやわらかく、糖度が高い。1985年(昭和60年)から登場し、「ハニーバンタム」の種皮が硬く口に残ることを改善し、より軟らかく糖度が高い。
 ・ ウッディコーン - 黄色、白色、茶色がかった紫色の3色の実が混在している。粒がしっかりしていて歯ごたえもよく、もちもちした食感が特徴。
 ・ ゆめのコーン - サカタのタネの実が柔らかく糖度の高い品種。生食可能。甘み低下が遅いので、収穫適期の幅が広い。
 ・ カクテルコーン - 黄・白粒が混ざり(カクテル)、実が柔らかく糖度の高い品種。生食可能。
 ・ 甘々娘(かんかんむすめ) - 糖度が15度以上と高く、生でも食べられる品種。他の品種と比べて時間経過による糖度の低下が遅い。しかし発芽率が低く、栽培の難しい品種でもある。
◇ 硬粒種(フリント種、フリントコーン)(Zea mays var. indurata) : 食用、家畜用飼料、工業用原料に主に使用される。
・ グラムジェムコーン - 米国で育成されたフリントコーンの改良種。カラフルな色合いが特徴。飼料やトウモロコシ粉に加工されるほか、ポップコーンにもできる。
◇ 爆裂種(ポップ種、ポップコーン)(Zea mays var. everta) : 菓子のポップコーンの原料となる。乾燥させた実を加熱して爆裂させて、ポップコーンにしてから食べる。粒がかたく、アメリカ大陸で古くから栽培されてきたもので、実が完熟してから収穫する。
◇ 糯種(ワキシー種、ワキシーコーン)(Zea mays var. seratina) : 別名「モチトウモロコシ」「モチキビ」「糯(もち)種トウモロコシ」ともよばれる。英名の Waxy corn(ワキシーコーン)は、完熟種子表面がワックスしたように、ツルツルしているのでこの名が付けられた。実の色は白色、黄色、黒色、紫色がある。加熱するとモチモチした食感になり、デンプンがもち性を示すため、もち米の代替品として、加工原料に使われる。
・もちもち太郎 - 大和農園が育成して2019年に発売された品種。「もちもち太郎パープル」と「もちもち太郎バイカラー」がある。
◇ 軟粒種(ソフト種、ソフトコーン、スターチ・スイートコーン)(Zea mays var. amyrae-saccharata) : 子実が軟質澱粉により形成されている。
◇ ジャイアントコーン : 種子が大きいのが特徴。

◎ 家畜用飼料となる品種

◇ 馬歯種(デント種、デントコーン)(Zea mays var. indentata) : 成長すると果実に含まれる糖分が、ほとんどデンプンに変わるため通常食用にはしない。主に家畜用飼料、デンプン(コーンスターチ)の原料、エタノール生産に使用。米国のトウモロコシ生産といえば、通常デント種の生産で、飼料向けとエタノール向けが同程度であり、これらが全体の7割超を占め、約1 - 2割が海外への輸出向けとなっている他、残り約1割が工業用などとなるその他向けとして大きな増減なく安定している。 : アメリカ合衆国農務省の連邦穀物検査局(FGIS)によると、デントコーンのハイブリッドには2つのカテゴリがあり、穀粒の色(黄色または白)で分類される。黄色デント種は、主に動物飼料およびエタノール、食用油の産業用に用いられる。FGISは、「食品(加工肉、トルティーヤチップス、スナック食品、コーングリッツ)、食用グレードのコーンスターチ、紙といったものには、一般的に白色デント種が使用されている」と確認した。デンプン含有量に応じて、黄色デント種も、ヒトが消費する食品の生産に使用される。 農林水産省JAS分析試験ハンドブック『遺伝子組換え食品検査・分析マニュアル』(第3版、平成24年9月24日)および 消費者庁『安全性審査済みの遺伝子組換え食品の検査方法』別添遺伝子組換え食品表示関係で規定されている系統は以下の通り。ただし、農林水産大臣・環境大臣はその後も「食用又は飼料用に供するための使用、栽培、加工、保管、運搬及び廃棄並びにこれらに付随する行為」の承認を続けているため、環境省バイオセーフティークリアリングハウス (J-BCH) のカルタヘナ法に基づき承認された遺伝子組換え生物検索システム に登録のあるGMコーンは、2019年8月現在112件(後代系統、使用期限切れ含む)にのぼる。 GMコーン系統の詳細はGM Approval Database (International Service for the Acquisition of Agri-biotech Applications, ISAAA) 参照。
OECD名称 商品名 開発者 害虫抵抗性 除草剤耐性 その他 宿主
  Event176    NaturGard KnockOut, Maximizer   シンジェンタ    Cry1Ab   PAT   bla   ランカスター系CG00526
  Bt11    Agrisure CB/LL    シンジェンタ    Cry1Ab   PAT      E89 系統
  T25    Liberty Link Maize   バイエルクロップサイエンス       PAT    bla  組織培養由来系統He/89
  NK603    Roundup Ready 2 Maize    モンサント       aroA:CP4      AW×CW
  MON863    YieldGard Rootworm RW, MaxGard    モンサント    Cry3Bb1       nptII   自殖系統A634
  DAS-01507-1    Herculex I, Herculex CB    ダウ・アグロサイエンス、デュポン Pioneer Hi-Bred International    Cry1F       PAT    自殖系統A188×B73
  MON810    YieldGard, MaizeGard    モンサント    Cry1Ab    aroA:CP4, glyphosate oxidase    nptII   A188 X B73
  DAS-59122-7    Herculex RW    ダウ・アグロサイエンス、デュポン Pioneer Hi-Bred International    Cry34Ab1, Cry35Ab1       PAT   A188 X B73
  MON88017    YieldGard VT Rootworm RR2    モンサント    Cry3Bb1    aroA:CP4      A x HiII
  MON89034    YieldGard VT Pro    モンサント    Cry2Ab, Cry1A.105        A188 X B73

名称 商品名 開発者 害虫抵抗性 除草剤耐性 その他 宿主
  GA21    Roundup ReadyMaize, Agrisur GT   モンサント       mepsps     AT 系統
  MIR604    Agrisure RW   シンジェンタ    mCry3A       PMI   NP2499/NP2500 系統
  MIR162    Agrisure Viptera   シンジェンタ    vip3Aa20       PMI   NP2499/NP2500 系統

・Maize - トウモロコシ
・宿主は全てデント種 (var. indentata) に属する
・チョウ目害虫抵抗性
 ・Cry1Ab delta-endotoxin
 ・modified Cry1F protein
 ・Cry2Ab delta-endotoxin
 ・Cry1A.105 protein which comprises the Cry1Ab, Cry1F and Cry1Ac proteins
 ・vegetative insecticidal protein (vip3Aa variant)
・ウェスタンコーンルートワーム耐性
 ・Cry3Bb1 delta endotoxin
 ・Cry34Ab1 delta-endotoxin
 ・Cry35Ab1 delta-endotoxin
 ・modified Cry3A delta-endotoxin
・除草剤
 ・phosphinothricin N-acetyltransferase (PAT) enzyme - グルホシネート耐性
 ・strain CP4 herbicide tolerant form of 5-enolpyruvulshikimate-3-phosphate synthase (EPSPS) enzyme, cp4 epsps
◇ aroA:CP4 - グリホサート耐性
 ・modified 5-enolpyruvylshikimate-3-phosphate synthase (EPSPS) enzyme
◇ mepsps - グリホサート耐性
 ・glyphosate oxidase - グリホサート分解
・選択マーカー
 ・beta lactamase enzyme (bla) - アンピシリンなどの抗生物質耐性
 ・neomycin phosphotransferase II enzyme (nptII) - アンピシリンなどの抗生物質耐性
 ・Phosphomannose Isomerase (PMI) enzyme - マンノース代謝能

● 歴史


◎ 起源
トウモロコシの起源として、かつてはメキシコからグアテマラにかけての地域に自生しているテオシント (teosinte) 、トウモロコシの亜種とされる または 、和名ブタモロコシ)が起源だとする説や、絶滅した祖先野生種とトリプサクム属 (Tripsacum) 、トリプサクム属とテオシントなど、2つの種を交配させて作り出されたとする説が存在した。 このうち現在最も支持されているのはテオシント起源説で、遺伝子解析などの結果から裏付けられている。トリプサクム属を起源とする説はマイクロサテライト解析の結果、否定されている。インカ帝国では階段状の農地を建設しトウモロコシの大量栽培を行っていた。

◎ 旧世界への伝播
1492年、クリストファー・コロンブスが新大陸を発見した際、キューバ島の現地のカリブ人が栽培していたトウモロコシを持ち帰ったことでヨーロッパに伝わった(コロンブス交換)。ほぼ即座に栽培が始まり、1500年にはセビリアにおいて栽培植物としての記録が残っている。経緯は不明だが最初の大規模栽培はトルコ(オスマン帝国)から始まり「トルコ小麦」と呼ばれた。目新しい植物であるトウモロコシは18世紀初頭まで十分の一税の対象となっておらず、粟と転換する形で急速に伝播した。 16世紀半ばには地中海沿岸一帯に広がり、16世紀末までにはイギリスや東ヨーロッパにも広がってヨーロッパ全土に栽培が拡大した。ヨーロッパにおいては当初は貧困層の食料として受け入れられ、それまでの穀物に比べて圧倒的に高い収穫率は「17世紀の危機」を迎えて増大していた人口圧力を緩和することになった。また、大航海時代を迎えたヨーロッパ諸国の貿易船によってこの穀物は世界中に瞬く間に広がり、アフリカ大陸には16世紀に、アジアにも16世紀初めに、そしてアジア東端の日本にも1579年に到達している。この伝播は急速なもので、1652年にアフリカ南端のケープタウンにオランダ東インド会社がケープ植民地を建設した際、既に現地のコイコイ人には陸路北から伝播したトウモロコシが広まっていた。 アフリカにおいては伝播はしたものの、19世紀に至るまではソルガムなど在来の作物の栽培も多かった。しかし19世紀後半以降、鉱山労働者の食料などとしてトウモロコシの需要が増大し、また労働者たちは出稼ぎを終えて自らの村に戻った後も慣れ親しんだトウモロコシの味を好むようになった。さらに、トウモロコシはソルガムよりも熟すのが早いため、従来の端境期においても収穫することができた。このため、特に東アフリカや南部アフリカにおいてソルガムからトウモロコシへの転換が進んだ。しかしトウモロコシはソルガムに比べて高温や乾燥に弱かったため、サヘル地帯などの高温乾燥地帯では旧来の雑穀を駆逐するまでには至らなかった。 なお、一般には前述のクリストファー・コロンブスによって旧世界に持ち帰られて広まったとされているが、コロンブス以前に既に旧世界に存在しており、12世紀のアフリカ、13世紀のイベリア半島(スペインやポルトガル)で栽培されていたとする研究がある。古代ポリネシア人が太平洋を越えてアメリカの産物や技術をアフリカへ移動させ、その中にトウモロコシも含まれていたという説もある。

◎ 日本への伝播
日本への伝搬は3つの経路があるが、最も古い経路は南西経路と呼ばれるヨーロッパ人から伝えられた経路である。いくつかの説があるが、ド・カンドルは1579年ごろ(天正年間)にポルトガル人によって熱帯型の硬粒種(フリント種)が長崎にもたらされたとしている。黍に似ているということで、当時は「とうもろこし」という名の他に「なんばんきび」とも呼ばれ、漢字では南蛮黍、あるいは玉蜀黍(玉は美しい、蜀は外国の意)と書かれた。 その後、阿蘇山麓や四国の山中、富士山麓など気候や水利の面で稲作に向かない地域に広がり、18世紀末には蝦夷地のモロラン(現在の北海道室蘭市)に至っている。ただし当時は硬い硬粒種しか無かったので、あくまで雑穀扱いであり、粥や餅に混ぜてかさ増しに使われることが多かった。
 輸出  輸入
             
             
             
             
             
             
             
             
             
             
20世紀中頃になると、品種改良されたハイブリッド品種による収量増加は先進国から発展途上国へと広がっていった。いわゆる緑の革命である。これによりトウモロコシの生産はさらに増加したが、新品種開発は飼料用トウモロコシが中心であり、穀物として使用される主食用トウモロコシにおいてはさほど進まなかった。このため、トウモロコシを主食とするメキシコやアフリカ諸国においては、トウモロコシの生産性はさほど向上していない。21世紀においては、収量の向上とともに後進国住民に蔓延するビタミンA、ナイアシン不足に対応するためのハイブリッド品種が開発され、ナイジェリアなどへの投入が試みられている。 日本はトウモロコシのほとんどを輸入に依存している。農林水産省や総務省、財務省などの統計上の分類ではトウモロコシは穀類のことであり、そのほとんどは飼料として、一部が澱粉や油脂原料として加工されるものである。その量は年間約1600万tで、これは日本の米の年間生産量の約2倍である。日本は世界最大のトウモロコシ輸入国であり、その輸入量の9割をアメリカに依存している。また、日本国内で消費される75%は家畜の飼料用として使用されている。飼料用としては粗飼料となる「青刈りとうもろこし(コーンサイレージ)」、濃厚飼料となる「子実などを利用するトウモロコシ」が国内の酪農家などで生産されており、年間450 - 500万t程の収量があるが、そのほとんどは自家消費されて「流通」していないため、統計上自給率は0.0%となっている。 一方、未成熟状態で収穫する甘味種で一般的に小売され家庭や飲食店で消費されるものは、統計上「スイートコーン」と呼び、野菜類(青果)に分類される。年間国内生産量25 - 30万tに対し生鮮スイートコーンの輸入量は10t台で推移しており、店頭で販売される生食用スイートコーンはほぼ全量が国内産となっている。ただし、この他に冷凍や調製されたスイートコーンの輸入が9万tから10万tほどある。平成22年度のスイートコーン国内総生産量は23万4700tであり、都道府県別にみると最も生産が多かったのは北海道で10万7000tにのぼり、国内総生産量の約40%を占めている。次いで生産量が多いのは千葉県の1万6900t、茨城県の1万4500t、群馬県の1万0400t、長野県の9400tの順となっている。国内で生産されているものは、缶詰やそのまま食用にされるものがある。 輸入された遺伝子組換えトウモロコシは、スーパーマーケットなどで一般的に市販されている食品に含まれる、植物性油脂、異性化液糖、アルコール、香料、デンプン、果糖などの原料として日本国内で流通している(日本では表示義務の対象となるのは、とうもろこしなど8種類の農産物と、これを原材料とする33種類の加工食品だけで、前述のものに表示義務はない。

● 消費
2007年度のトウモロコシの世界消費は、家畜の飼料用が64%で最も多く、ついでコーンスターチ製造などに用いられる工業用が32%を占め、直接の食用はわずか4%にすぎない。トウモロコシの直接食用としての消費量は、上図のように国によって大きく偏りがある。アメリカや中国のように、大生産国でありながらあまり食用に用いない国も多い。最も食用としての消費が大きいのは、トウモロコシから作るトルティーヤを常食とするメキシコや、パップ、サザやウガリといったトウモロコシ粉から作る食品を主食とするアフリカ東部から南部にかけての地域である(右図参照)。 なお、上記のように主食用トウモロコシと飼料用・工業用トウモロコシとは品種が違うため、飼料用トウモロコシの消費を減らして主食用に転用することは一概に可能とも言えない(主食用を飼料用や工業用に転用することはできる)。かつてケニアで大旱魃が起きた際、アメリカ合衆国がトウモロコシ粉の食料援助を行ったが、その粉がケニアでウガリなどにする食用の白トウモロコシではなく、ケニアでは食用に用いない黄色トウモロコシであったため、ケニア政府が援助をアメリカに突き返したこともあった。 近年、最大の生産国であるアメリカにおいてトウモロコシを原料とするバイオマスエタノールの需要が急速に増大し、エタノール用のトウモロコシ需要は1998年の1300万tから2007年には8100万tにまで急拡大した。これによりトウモロコシの需要は拡大したが、一方で生産がそれに追いつかず、これまでの食用・飼料用の需要と食い合う形となったために価格が急騰し、2007年-2008年の世界食料価格危機を引き起こした原因の一つとなったという説もある。

● 用途
トウモロコシの果実は食用され、栄養成分はでんぷん質が多く、ビタミンB1・B2、カリウム、たんぱく質、食物繊維などが含まれ、その他の有効成分としてキサントフィル、メラトニンなどが含まれる。トウモロコシの外皮には食物繊維が多く、腸内コレステロールと結びつき体外へ排出する働きをするため、血管を若く保ち、動脈硬化の予防に役立つ。また、トウモロコシの黄色い色素はキサントフィルに由来し、血管を軟らかく保つ効用がある。トウモロコシのひげは、南蛮毛といわれ、昔から急性腎炎のむくみをとるのに利用されている。ひげの数がそのまま実の数になるため、ひげが多いものほど実がぎっしり詰まっており、茶色が濃いほど良く熟している。

◎ 食用
果実は、主食食料、菓子、酒の原料として重要である。乾燥したトウモロコシは穀類に分類される。野菜として利用するのは甘味種(スイートコーン)の未熟果で、主な旬は6 - 9月であるが、鮮度落ちが早く、収穫後1日おくだけでも味、栄養素とも半減して風味が損なわれていく。そのため、収穫した日のうちに茹でて、すぐに食べるか、3 - 4日程度ならば冷蔵保存できる。生の果実の食べ方は、焼く、茹でる、蒸すなどして食べるほか、スープや和え物、炒め物、かき揚げにするなど利用法は多岐にわたる。加工品としては、粉食用のコーンミール、コーングリッツ、コーンフラワー、コーンスターチなどがあり、いずれも菓子パンや料理に幅広く使われる。 トウモロコシの栽培化が行われたメソアメリカでは、トウモロコシは古来重要な主食作物であった。乾燥した種子は石灰を加えた水で煮てアルカリ処理してからすり潰し、マサという一種のパン生地に加工して、各種の調理に用いられた。代表的なものが、メキシコで食される、薄く延ばして焼いた無発酵パンの一種であるトルティーヤ、あるいはマサを他の具材と主に植物の葉で包んで蒸したタマルである。このアルカリ処理は、現在ではニシュタマリゼーションと呼ばれている。南米のアンデス地域では、アルカリ処理せずに粒のまま煮て食べることが多い。この地域での主食作物はジャガイモなどの各種芋類がより重要で、トウモロコシは先述のような煮て食べる以外に、発芽させたものを煮て糖化させ、さらに発酵させてチチャという酒にすることが多い。 古くから小麦、雑穀などを製粉して利用してきたヨーロッパやアジア、アフリカなどにトウモロコシが導入されると、やはり製粉して調理されるようになった。米国のコーンブレッドのように水でこねて焼くもの、イタリアのポレンタや東欧のママリガ、東アフリカのウガリやンシマなどのように煮立った湯の中に入れて煮ながらこねあげ、粥や固形状にするもの、中国のウォートウ(窩頭)のように蒸しパン状にするものなどがある。 現代の日本ではこうした主食としての利用はあまりなじみがない。高度経済成長以前には、山梨県の富士北麓地方など米の収穫量の少ない寒冷地や山間地では、硬粒種のトウモロコシの完熟粒を粒のまま、あるいは粗挽きにしたものを煮て粥にしたり、石臼で製粉しておやきを作るなどして利用していた地域も少なくなかった。 未熟な穂は、焼いたり茹でたりすることで野菜として利用される。こうした用途には甘味種が供されることが多い。野菜として少々特殊なものにベビーコーン(ヤングコーン)がある。これは生食用甘味種の2番目雌穂を若どりして茹でたもので、サラダや煮込み料理などに用いられる。さらに特殊なものとして、メキシコではクロボキン類の一種である菌に感染した穂(菌えい)を「ウイトラコチェ(Huitlacoche)」と呼んで食用とした。 そのほか、食材としての利用は多岐にわたり、コーンスープ(西洋料理のコーンポタージュ、中華料理の玉米羹・粟米羹)、バターコーン、ポップコーン、コーンフレークなどにする。またコーンパフとしてスナック菓子の原料としても多く用いられている。南アフリカを中心とした南部アフリカではトウモロコシの粉を乾燥させたミリミルを、水や湯で溶かしてから、煮たという白いマッシュポテトのような、餅と粥の間の食感のものが主として黒人層での主食である。パップはトウモロコシの成分が濃縮しており、7割以上が糖質のため、これらの地域の肥満の原因の一つでもある。若干発酵させたものはサワーパップと呼ばれる。 飲用としては、ビールやウイスキー(主にグレーン・ウイスキーやバーボン、アメリカン・ウイスキー、テネシー・ウイスキー)など、アルコール飲料の原料となる他、焙煎したトウモロコシを煮だしたコーン茶もある。で作られたというアルコール分のないジュースもある。

◎ 栄養価
主食として食べられるほど炭水化物(デンプン)が多く、野菜としては高カロリーで、食物繊維が多く、ビタミンB1・B2・E、カリウムなどの各種栄養素がバランス良く含まれている。トウモロコシの一粒一粒を包んでいる皮はセルロースという不溶性の食物繊維で、その含有量はサツマイモの4倍に相当し、便秘や大腸がんの予防に役立つ。胚芽部分に含まれるリノール酸は、悪玉コレステロール値を下げて動脈硬化予防に役立つといわれている。ただし、表皮は消化が悪いため、胃腸の弱い人は食べ過ぎると下痢を起こすこともある。ビタミン類ではビタミンB1が豊富で、糖質をエネルギーに変えるときに働くビタミンとしても知られる。ビタミンEが豊富と書かれている文献もあるが、特筆するほどビタミンEが多いわけではない。野菜の中ではリンを多く含んでいる。 トウモロコシの種実には、体内で合成できない必須アミノ酸の一つトリプトファンが少ない。そのため、古来よりトウモロコシを主食とする地域の南アメリカ、米国南部、ヨーロッパの山間地、アフリカの一部などでは、トリプトファンから体内で合成されるビタミンB群の一つナイアシンの欠乏症であるペラグラ(pellagra、俗にイタリア癩病)にかかりやすく、現在でもこれが続いている地域がある。なお原産地であるメソアメリカでは、古来より前述のアルカリ処理を行うことで欠乏症を防いでおり、ペラグラとは無縁である。

◎ 食用外

○ 果実(種子・胚芽)
トウモロコシの実は、人間の食用としての他、畜産業での飼料として大量に消費されている。そのほか、デンプン(コーンスターチ)や、サラダオイルなどに用いられるコーン油の供給源としても利用されている。2007年度には、家畜の飼料用が世界総消費の64%、コーンスターチ製造やコーン油などに用いられる工業用が32%を占めた。また、鯉や黒鯛等を釣る釣り餌としての需要もある。 トウモロコシからは効率よく純度の高いデンプンが得られるため、工業作物としても重要な位置を占める。胚乳から得られるデンプンは製紙や糊などに使用される他、発酵によって糖やエタノールなど、様々な化学物質へ転化されている。こうして作られるコーンシロップは甘味料として重要である。近年では環境問題や持続的社会への関心から、生分解性プラスチックであるポリ乳酸や、バイオマスエタノールとしてブラジルでは自動車燃料などへの用途も広がりつつある。 また、アメリカ合衆国では、飼料用のトウモロコシの実を燃料にする暖房用ペレットストーブが、と呼ばれて製造販売されている。 特にアメリカでは、バイオマスエタノールの原料として注目されて価格が急騰し、2008年にはアメリカ国内需要の3割を占めるようになり、大豆からの転作も進んでいるが、大豆や小麦に比べて成長に水を消費するため、一部の地域で水資源の不足が問題になりつつある。また、エタノール相場とトウモロコシ相場のミスマッチや輸送供給のためのインフラの不整備によって起こる採算の悪化や、エタノールに対応する機種が少ないことなどからバイオマスエタノール用の需要が伸び悩み、供給過剰によって生産されたエタノールの価格がガソリン価格の暴騰にもかかわらず横ばいを続けているなどの問題もある。 果実は、胃腸の調子を整える薬効がある玉蜀黍(ぎょくしょくしょ)と称される生薬にもなり、茹でて食される。胚芽から搾った脂肪油は、薬の溶剤や軟膏の基剤としての利用もある。 そのほか、文化的な用途としては、「インディアンコーン」とも呼ばれるフリントコーン種が北米の感謝祭の間(または収穫期の間)、ドアやテーブルに飾るなどする習慣がある。
○ 軸
実を取ったあとの軸(コブ)は、合成樹脂材料のフルフラールやフルフリルアルコール、甘味料のキシリトールなどの製造原料となる。粉砕した粉はコブミールと呼び、キノコの培地、建材原料、研磨材などにも利用されている。 芯が柔らかく円筒形に加工しやすいことから、喫煙具(コーンパイプ)として用いられる。第二次世界大戦戦後処理で連合国軍最高司令官総司令部総司令官の任についたダグラス・マッカーサーの写真でしばしばコーンパイプを手にした姿を見ることができる。現在のコーンパイプは、1946年に芯を使うことを目的として開発されたコーンパイプ用の品種を材料にして作られている。
○ 花柱
めしべの花柱(ひげ)が褐色になって乾燥したときに採取して天日乾燥したものは、玉蜀黍蕊(とうもろこしずい)、玉米鬚(ぎょくべいしゅ)といい、日本では南蛮毛(なんばんもく/なんばんもう)として流通する生薬で、利尿作用がある。この利尿作用は、南蛮毛に多く含まれるカリウムによるもので、塩分と結びつき体外に排出されることから、むくみとり、血糖値の安定に役立ち、カロリーがなくダイエット茶(トウモロコシのひげ茶)としても飲まれる。南蛮毛は、初版の『日本薬局方』に収載されていた利尿薬「酢酸カリウム」の代用として考え出された。民間療法では、利尿、急性腎炎、妊娠浮腫、膀胱炎に、蕊(ずい:ひげ状の部分)5 - 10グラムを水300 - 600㏄で煎じて、1日3回に分けて服用する用法が知られている。 現代中国の研究では、降血糖作用、胆汁分泌作用、止血作用などが確認され、これら効用のため、糖尿病や肝炎、尿道結石、鼻血の薬として利用されている。

「トウモロコシ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年3月29日4時(日本時間)現在での最新版を取得

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