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ザ・ファントムギフト(1984年 結成 - 1989年 活動停止 / 2003年 再結成 / 2024年 活動休止)は、日本のニュー・ウェイヴ系ロックバンド。1980年代の「ネオGS」ムーブメントの中心的存在として知られる。
● 略歴・概要
1984年(昭和59年)、結成する。当時はザ・ダイナマイツの『トンネル天国』(1967年)、日本の60's GSおよび欧米の『60's サイケ/ガレージ・パンク』の埋もれた曲などをレパートリーとしたGS&ガレージ・パンクのカヴァーバンドであった。自主制作盤として、1985年(昭和60年)に『ジェニーは嘘つき』、1986年(昭和61年)に『夜空に消えたシンデレラ』をPLAYMATE RECORDSからそれぞれリリースした。
1987年(昭和62年)3月10日、自主制作サード・シングル(EP)『魔法のタンバリン』を高護率いるソリッドレコードからリリース。
1989年(平成元年)、ピンキー青木の脱退とともに活動を停止した。
1993年(平成5年)10月21日、MIDIがファーストアルバム『ザ・ファントムギフトの世界』をCD再発売する。
2003年(平成15年)11月15日、幻のセカンド・アルバム『ザ・ファントムギフトの奇跡』に未発表レア・トラックを収録した同名のアルバムがソリッドレコードから発売され、同年12月13日、再結成ライヴを行った。
『魔法のタンバリン』は、1995年(平成7年)にサリー久保田率いるLes 5-4-3-2-1が、2007年(平成19年)にはおなじくサリー・ソウル・シチューが中島優美(GOGO7188)をリードボーカルに迎えてカヴァーしている。後者が収録されたアルバム『宇宙でランデヴー』では、『ハートにOK』も平山みきをリードボーカルに迎えてカヴァーした。またデビュー・シングル『ジェニーは嘘つき(Jenny The Deceiver)』は2000年ピンキー青木率いるLA MONSTER VIOLENTAによってセルフ・カヴァーされオーストラリアで7インチEPアナログ盤としてリリース、2007年リリースのピンキー青木名義のソロ・アルバム『Unknown Goldmine(Psych up records PSY6901 CD)』にも収録された。
2022年(令和4年)12月21日、「一色萌とザ・ファントムギフト」名義で「ハートにROCK」をリリース。ナポレオン山岸、サリー久保田、チャーリー森田が演奏に参加しており、ザ・ファントムギフト名義では35年ぶりのレコーディングとなった。
2024年(令和6年)、オリジナルメンバーのピンキー青木が死去。同年、サリー久保田が脱退を決め、バンドは休止となった。
● ディスコグラフィ
◎ シングル
ジェニーは嘘つき / ベラドンナの伝説 1985年発売 (PLAYMATE RECORDS)
夜空に消えたシンデレラ / トンネル天国 1986年発売 (PLAYMATE RECORDS)
魔法のタンバリン 1987年3月10日発売 (ソリッドレコード)
・ 『魔法のタンバリン』『リバノールの季節』 / 『海と女の子』『離したくない』
ハートにOK / 太陽とベロニカ 1987年発売 (MIDI) - メジャーデビュー・シングル
◎ アルバム
ザ・ファントムギフトの世界 1987年発売 (MIDI) - 1993年10月21日、CD再発売 (MIDI)
ザ・ファントムギフトの奇跡 2003年11月15日発売 (ソリッドレコード) - 幻のセカンドシングル音源を含むレア・トラック集
◎ コンピレーション・アルバム
ソリッドレコード夢のアルバム 1988年6月25日発売 (ソリッドレコード) - CDアルバム
・ 泉アキ WITH ザ・ファントムギフト『ドゥビ・ドゥビ』
● 関連事項
・ ヒッピーヒッピー・シェイクス
・ ザ・コレクターズ
・ ザ・ストライクス
・ ワウワウ・ヒッピーズ
・ レッド・カーテン
・ マディ・ランプス
・ グループ・サウンズ
● 註
● 外部リンク
・ NAPOLEON YAMAGISHI - ナポレオン山岸公式サイト
・
「ザ・ファントムギフト」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年4月26日0時(日本時間)現在での最新版を取得
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