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ランキング17位
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あのねのねは、日本のフォークデュオ。
主に1970年代中期から1980年代初頭にかけて活動した。
● 略歴
開校間もない頃の京都産業大学の学生だった清水国明と原田伸郎を中心に結成された。結成当初は4~6人編成で、うち2人は笑福亭鶴瓶とその後鶴瓶の妻になる女性であった。デビューまでに清水と原田とのコンビとなった。
原田によれば、元々は原田と京産の同期生で落語研究会仲間でもあった鶴瓶から旅館のバイトを紹介され(鶴瓶が辞めた後釜)、そこで働いていた先輩の清水と意気投合したのが結成のきっかけだという。
フォークソングムーブメント末期の1973年、『赤とんぼの唄』でメジャーデビューした。
「赤とんぼの唄」「魚屋のオッサンの唄」などの比較的ブラックなコミックソングの印象が強く、ライブではコミカルなトークも人気を博し、ラジオ番組のパーソナリティやテレビ番組の司会などでも活動した。一方で「雪が降っています」などのスローナンバーも残している。
「つくばねの唄」は、落語『欣弥め』を下地にしているが、サビの歌詞がかなり卑猥であるため“放送禁止用語の歌”といわれた。その英語バージョンの“THE SAMURAI”もある。
「そのねのね」という変名でシングル「愛の調べ」とアルバム「そのねのね ファースト・ラスト・アルバム」をリリースしたこともある。こちらはすぎやまこういちらによるシリアス路線だった。
1974年9月にKKベストセラーズから出版した『あのねのね 今だから愛される本』は、65万部を売り上げ、タレントの書いた本としては異例の大ヒットで人気を拡大させた。
● 主な弟子など
◇清水の弟子
・近藤伸明(ブラザー・コーン)
・清水アキラ
・永田ケイ(清水敬子)(清水の3番目の妻)
・藤田亨(放送作家)
◇原田の弟子
・藤田和弥(現・朝日放送制作局長)
・国木田かっぱ
◇その他
・MODOKI
・池田まさる
・デイビー
・甲本ヒロト
● 主な出演作品
◎ バラエティ番組
・テレビに釘付け あのねのね (1978年 - 1979年、読売テレビ)
・読売文化センターでの公開収録(一部の回では関西地区のみ生放送)。「パクパクコンテスト」などのコーナーがあった。
・金曜10時うわさのチャンネル(1973年 - 1976年、日本テレビ)※当時メンバーだった駿河学が放送中に不祥事を起こしたため降板。
・ハチャメチャ生放送 (テレビ朝日、当時NETテレビ)
・みごろたべごろ笑いごろ(テレビ朝日、当時NETテレビ)※ゲスト
・飛べ孫悟空 (TBS)
・ゆかいな結婚式(関西テレビ)
・ねのねの結婚裁判(テレビ大阪)
・大正週間漫画 ゲラゲラ45
・ヤンヤン歌うスタジオ
・ねのねのスターボウリング
・全国縦断クイズあのねのね
・火曜ワイドスペシャル(フジテレビ)※アイドル運動会などの司会
・クイズDEデート
・SMAP×SMAP 「歌えアイドルキックオフ」のコーナー (フジテレビ)
・ものまね王座決定戦
◎ テレビドラマ
・夜明けの刑事 第14話「理由あるプレイボーイ」(1975年、TBS) - 酔っ払い 役
・俺はおまわり君(1981年、日本テレビ) - 巡査 役
◎ ラジオ
・電リク'75(文化放送)
・歌謡一番星(文化放送)1977年頃
・歌と私・あのねのね(文化放送)
・あのねのねのオールナイトニッポン (ニッポン放送)
・ ※1997年10月 - 1998年3月まで原田だけが「オールナイトニッポンDX(デラックス)」に出演していた際は、「ねのねのオールナイトニッポンDX」というタイトルだった。
・オールナイトニッポンアゲイン (ニッポン放送)
・ガリ勉あのねのね(ニッポン放送)
・真夜中ギンギラ大放送 ねのねのショーモNIGHT(ラジオ関西)
・ヤング海賊船 (MBSラジオ) 原田のみ出演
・MBSヤングタウン (MBSラジオ) 原田のみ出演
・ごきげんさん3時です (MBSラジオ)
◎ 映画
・冒険者たち(1975年) 主演
◎ CM
・桐灰化学 桐灰使い捨てカイロ「ハンドウォーマー」
・東鳩製菓 スナック「100てん満点」
・大正製薬 湿布薬「メンフラ」
・森永製菓 スナック「P-ナッツ?」
・月華殿(CMソングも担当)
● ディスコグラフィ
◎ シングル
キャニオンレコード / Aard-Vark
1973年3月10日
EP
AV-13
A
赤とんぼの唄
清水国明
原田伸郎
B
魚屋のオッサンの歌
ワーナー・ブラザース / Elektra
1973年6月10日
EP
L-1136
A
さよならの唄
清水国明
原田伸郎
B
あのねのねのしんきょく
1974年2月25日
EP
L-1174
A
空飛ぶ円盤の唄
清水国明
原田伸郎
すぎやまこういち
B
流転のうた
三浦一久
1974年6月10日
EP
L-1189
A
でんでん虫の唄
清水国明
原田伸郎
あのねのね
B
質問の唄
東海林修
1974年11月10日
EP
L-1219
A
雪が降っています
あのねのね
青木望
B
やすらぎを求めて
1975年4月10日
EP
L-1241
A
つくばねの唄
あのねのね
B
傷だらけの追憶
原田伸郎
1975年8月10日
EP
L-1260
A
青春旅情
河島英五
瀬尾一三
B
泣かないで
あのねのね
1976年
EP
L-1301E
A
ロンリーボーイ
清水国明
東海林修
B
ザ・サムライ
あのねのね
英訳:フェリックス・マルチネス
あのねのね
1976年8月
EP
L-34E
A
人間は何て悲しいんだろう
松本隆
加藤和彦
瀬尾一三
B
我がプロポーズ
1977年7月
EP
L-96E
A
オレはお前さ
天晴屋権左衛門
馬飼野康二
B
切符
あのねのね
NORMAN
馬飼野康二
1978年10月
EP
L-237E
A
嫁ぐ朝に
あのねのね
B
僕は二枚目半
1979年2月25日
EP
L-258E
A
ネコ・ニャンニャンニャン
犀泪弾
鹿王院嵐山
国伸まこと
B
ヤンヤンロック
あのねのね
ミック・リチャード
1979年7月
EP
L-302E
A
ザ・ネコニャン音頭
犀泪弾
鹿王院嵐山
国伸まこと
B
愛夢猫星(アイム・キャット・スター)
1979年11月28日
EP
L-322E
A
パンツ丸見え体操
清水国明
原田伸郎
佐々木まこと
B
Long Playing
1980年9月25日
EP
L-368E
A
みかんの心ぼし
原田伸郎
佐々木まこと
B
みかんの心ぼし PART2
1981年4月25日
EP
L-1514
A
いたぁーいなにすんの
あのねのね
佐々木まこと
B
赤ベエ・キーちゃん・ラブストーリー
1981年6月
EP
L-1589
A
羽根を汚した天使達へ
森雪之丞
佐々木まこと
B
幸せ来ますように
清水国明
ダイプロ・エックス
2001年3月28日
CD
DXDL-3010
1
この場所で光を
GAKU-MC
タダシ
2
復活
3
この場所で光を(カラオケ)
タダシ
2001年6月21日
CD
DXDL-3016
1
愛メール(Acoustic ver.)
清水国明
原田伸郎
2
愛メール
3
愛メール(Acoustic ver. カラオケ)
◎ アルバム
日本コロムビア / DENON
1973年2月10日
ビューティフル・オン・ステージ
LP
CD-5045
CT
12CPJ295
キャニオンレコード / Aard-Vark
1973年9月10日
初体験出血コンサート
LP
AV-3006
初体験出血コンサート実況録音盤
LP
AV-3020
1975年
未成年立入禁止コンサート
LP
AV-3034
ワーナー・ブラザース / Elektra
1973年9月25日
あのねのねコンサート〜初体験出血コンサートライブ
※ 『大きな栗の木の下で』の替え歌「大きな栗とリスの唄」は本作に収録。
LP
L-6089E
1975年4月25日
満一才の誕生日
LP
L-5056-7E
1974年12月21日
いつまでもあると思うな人気と仕事
LP
L-8047E
1975年4月25日
千秋楽
LP
L-8056E
1976年1月
今昔物語大全集〜満2才、3才の誕生日〜
LP
L-5509
1976年
共鳴: あのねのね 新世界へ ナッシュビルからの出発
LP
L-10045E
1977年
さよならは白い雪文字
LP
L-10056E
1978年
五周年特別記念盤 青春旅情
LP
1995年1月25日
CD
TKCA-70577
バンダイミュージック
1998年2月21日
ギョ!あのねのね ベスト・コレクション
CD
APCA-1067
DAIPRO-X
2001年9月21日
せるふかばあ~ANONENONE BEST~
CD
DXCL-57
● 書籍
あのねのね 今だから愛される本(1974年9月、KKベストセラーズ)
帰ってきたあのねのね 今だから愛される本 (1976年、KKベストセラーズ)
あのねのねのどっちがアホか 今だから笑われる本(1978年12月、KKベストセラーズ)
あのねのねのいまギャグ感覚 入門・珍詩作講座(1981年5月、KKベストセラーズ)
● エピソード
・弟子ではないが小室哲哉・河島英五がかつてバックバンドを担当していたことでも知られる。
・河島英五があのねのねの前座をつとめたことがある。また、一時期同じ事務所でもあった。河島英五が1年先に入っていた。
・嘉門タツオや石橋貴明(とんねるず)も弟子ではなかったものの両者とも清水国明の自宅に居候していたことがあり、あのねのねも嘉門の元所属事務所であった代官山プロダクションに業務提携扱いで所属していたことがある。
「あのねのね」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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