好きな俳優
ランキング16位
4票獲得
嫌いな俳優
ランキング109位
獲得票なし
渥美清


  • 100%
なぜ好きなの?
なぜ嫌いなの?

寅さん、大好き

渥美 清(あつみ きよし、1928年〈昭和3年〉3月10日 - 1996年〈平成8年〉8月4日)は、日本のコメディアン、俳優、歌手。本名:田所 康雄(たどころ やすお)。 代表作『男はつらいよ』シリーズで、柴又育ちのテキ屋で風来坊の主人公「車 寅次郎」を演じ、「寅さん」として広く国民的人気を博した昭和の名優。 没後に国民栄誉賞を受賞している。

● 生涯


◎ 幼少期
1928年3月10日(土曜日)、東京府東京市下谷区車坂町(現・東京都台東区上野七丁目)で、地方新聞の新聞記者をしていた父・友次郎と、元小学校教諭で内職の封筒貼りをする母・タツとの間に次男として生まれる。兄に健一郎がいる。 1934年11月、板橋尋常小学校に入学。1936年、一家で板橋区志村清水町に転居し、志村第一尋常小学校へ転入。小学生時代はいわゆる欠食児童であり、病弱で小児腎臓炎、小児関節炎、膀胱カタル等の様々な病を患っていた。そのため学校は欠席がちで、3年次と4年次では長期病欠であった。欠席中は、日がな一日ラジオに耳を傾け徳川夢声や落語を聴いて過ごし、覚えた落語を学校で披露すると大変な評判だったという。 1940年に板橋城山高等小学校に入学。第二次世界大戦中の1942年に旧制私立巣鴨中学校に入学するが、学徒動員で板橋の軍需工場へ駆り出され軍用機のラジエーターを造(ママ)っていたとされる。堀切直人は、巣鴨中学校には進学しておらず志村坂上の東京管楽器の町工場に就職したとしている。旧制1945年に同校を卒業するも、3月10日の東京大空襲で自宅が被災し焼け出される。卒業後は工員として働きながら、一時期、担ぎ屋やテキ屋の手伝いもしていた(親友の谷幹一に、かつて自分は桝屋一家に身を寄せていた、と語ったことがある)。この幼少期に培った知識が後の「男はつらいよ」シリーズの寅次郎のスタイルを産むきっかけになったといえる。永六輔によれば、戦後焼け跡の金属を換金し、秋葉原で部品を買い鉱石ラジオを組み立てるグループに永も参加していたが、そのグループのリーダーが渥美清であったとのこと。

◎ 役者稼業
進学についても異説があり(下記「人物・経歴についての異説」参照)、10代のころは船乗りを志しその中でも司厨員志望で大日本船舶運営会へ願書まで出したが、母親に猛反対されたため断念。知り合いの伝手を頼って旅回りの演劇一座に入り喜劇俳優の道を歩むことになった。芸名については諸説あり、当初の芸名は小説の主人公からとった「渥美悦郎」であったが、川崎で小さな劇団の「パンツの臭いを嗅ぐ男」というバラエティショーに出たとき司会者が「渥美清の方が名前が通りやすい」と変えてしまったという。また「清く美しくあっ(渥)たかくあれ」という意味で名づけられたという説もある。 1946年には新派の軽演劇の幕引きになり、大宮市日活館の下働きを経て、『阿部定一代記』でのチョイ役で舞台初出演。1951年、東京浅草六区のストリップ劇場「百万弗劇場」(建物疎開した観音劇場の跡)の専属コメディアンとなる。この頃のフランス座は、長門勇、東八郎、関敬六など後に第一線で活躍するコメディアンたちが在籍し、コント作家として井上ひさしが出入りしていた。またこの頃、浅草の銭湯で、のちにシナリオライターとなる早坂暁(当時は大学生)と知り合い、親しくなる。(後述参照)。1954年、肺結核で右肺を切除し埼玉のサナトリウムで約2年間の療養生活を送る。このサナトリウムでの療養体験が後の人生観に多大な影響を与えたと言われ、右肺を無くしたことでそれまでのドタバタ喜劇ができなくなった。退院後の1956年の秋、今度は胃腸を患い中野の立正佼成会病院に三か月入院する。再復帰後は酒や煙草、コーヒーさえも一切やらなくなり過剰な程の摂生に努めた。 1956年に日本テレビ連続ドラマ「すいれん夫人とバラ娘」で主役の朝丘雪路のダメ助手役でテレビ初出演。1958年に『おトラさん大繁盛』で映画にデビュー。1959年にはストリップ小屋時代からの盟友である谷幹一・関敬六とスリーポケッツを結成。しかし、数ヵ月後には脱退している。1961年から1966年までNHKで放映された『夢であいましょう』、『若い季節』に出演。コメディアン・渥美清の名を全国区にした。1961年、井上和男監督の『水溜まり』で倍賞千恵子と初共演している。1962年公開の映画『あいつばかりが何故もてる』にて映画初主演を務める。7年後に寅さん一家を組むことになる倍賞千恵子、森川信との共演である。同年、フジテレビ連続ドラマ『大番』でのギューちゃん役がうける。同年、ヤクザ(フーテン)役で出演した『おったまげ人魚物語』のロケの際、海に飛び込むシーンでは右肺切除の影響から飛び込むことができず、唯一代役を立てたシーンとも言われている。当時、複数の映画が同じ地域で撮影を行っており、この時の撮影現場では、映画『切腹』(仲代達矢、岩下志麻、丹波哲郎、三國連太郎)の撮影現場の宿に泊まり、同宿した多くの俳優や監督と接することとなる。1963年の野村芳太郎監督の映画『拝啓天皇陛下様』で「片仮名しか書けず、軍隊を天国と信じてやまない純朴な男」を演じ、俳優としての名声を確立する。この作品がフジテレビの関係者の評判を得て「男はつらいよ」の構想が練られた。1965年公開の、羽仁進監督の『ブワナ・トシの歌』ではアフリカ各地で4ヶ月間に及ぶ長期ロケを敢行。この撮影以降、アフリカの魅力に取り付かれプライベート旅行で何度も訪れるようになる。特に好きだったのはタンザニアのホテルから見るキリマンジャロで一日中眺めていることもあったという。 1969年3月17日(月曜日)、正子夫人と島根県出雲大社で結婚式を内々だけで挙げる。披露宴はホテルニューオータニで仲の良かったスター、友人、映画記者番や雑誌記者を招いて行った。41歳の時だった。 当初は、松竹より東映の方が渥美喜劇の売り出しに熱心で、東映で"喜劇路線"を敷こうとした岡田茂プロデューサー(のち、東映社長)に引き抜かれ、岡田が登用した
・すいれん夫人とバラ娘(1957、日本テレビ) - 女探偵(朝丘雪路)のダメ助手役。渥美清のテレビドラマ初出演作。
・あんみつ姫(1958年 - 1960年、KR)- 奴せんべい
・セールスマン水滸伝(1959年 - 1961年、フジテレビ)
・若い季節(1961年 - 1964年、NHK)- 平吉
・大番(1962年 - 1963年、フジテレビ)- 赤羽丑之助
・四重奏(1964年、日本テレビ)
・東芝日曜劇場(TBS、多数出演)
・ヨーイドン(1965年、フジテレビ)
・人形佐七捕物帳(1965年、NHK)- きんちゃくの辰五郎
・渥美清の泣いてたまるか(1966年 - 1968年、TBS)
・とし子さん 第七話(1966年、TBS / 国際放映)- 栗田
・おもろい夫婦(1966年 - 1968年、フジテレビ)- 三遊亭歌笑
・くいしんぼ(1967年、フジテレビ)
・不信のとき(1968年、日本テレビ)- ナレーション
・男はつらいよ(1968年 - 1969年、フジテレビ)- 車寅次郎
・大きい目小さい目(1968年 - 1969年、TBS)
・渥美清の父ちゃんがゆく(1969年、フジテレビ)
・おんなの劇場 出雲の女(1969年、フジテレビ)- 大関史郎
・すかぶら大将(1969年、フジテレビ)- 轟鉄太郎
・おれの義姉さん(1970年、フジテレビ)- 沖熊吉
・からすなぜ泣くの (1971年、NHK) - 鈴木大成
・おかしな夫婦(1971年 - 1972年、フジテレビ)- 宗木五郎 (モデルは棟方志功)
・むかしも今も(1972年、NET)- 直吉
・こんな男でよかったら(1973年、よみうりテレビ)- 余七五郎
・ヨイショ(1974年6月 - 11月、TBS)
・田舎刑事(1977年 - 1979年、テレビ朝日) - 杉山松次郎
・ゆく年くる年(1977年、フジテレビ)- 総合司会
・雲を翔びこせ(1978年、TBS)- ナレーション
・放蕩かっぽれ節 (1978年、TBS)
・女たちの忠臣蔵(1979年、TBS)- 長吉
・ 幾山河は越えたれど〜昭和のこころ 古賀政男〜(1979年、NHK)- 古賀政男
・ 天皇の料理番(1980年10月 - 1981年3月、TBS)- ナレーション
・ 木曜ゴールデンドラマ「花嫁の父」(1981年4月23日、よみうりテレビ)- 輪田平吉
・ 花へんろシリーズ(1985年 - 1988年、NHK)- ナレーション

◎ 舞台

・「南太平洋」- ルーサー・ビリス役
・「南の島に雪が降る」

◎ ラジオ

・『渥美清 ローマンス劇場』
・『渥美清の男性諸君』 :いずれも「一慶・美雄の『夜はともだち』」内包番組(TBSラジオ / 1976年〜1978年)

◎ 音楽番組

・第14回NHK紅白歌合戦(1963年、NHK) - 応援ゲスト

◎ CM

・コダック
・ハナマルキ
・エーザイ
・フマキラー「ベープ」(アニメCMで渥美清として登場)
・ブリヂストン 新・回転理論技術「DONUTS(ドーナツ)」 専属キャラクター
・ロート製薬 「パンシロン」
・サントリー「サントリー生ビール ナマ樽」
・中外製薬「バルサン」
・いすゞ自動車 「エルフ」
・東洋水産 「マルちゃんきつねうどん」
・日本アイ・ビー・エム 「IBMマルチステーション5550」
・日本テレコム
・国民年金基金
・朝日新聞
・パイオニア「DVDレコーダー」(没後に製作)

● 音楽作品


◎ シングル

・彼奴ばかりがなぜもてる(1962年)
・恋すれど恋すれど物語/もててもてて困ってしまう(1963年、SA-1040)
・泣いてたまるか(TBS連続テレビドラマ「泣いてたまるか」主題歌)(B面:若いぼくたち/ミュージカル・アカデミー)(1966年5月10日)
・オー大和魂(TBS連続テレビドラマ「大和魂くん」主題歌)(B面:雨の降る日は天気が悪い)(1968年10月)
・男はつらいよ(フジテレビ連続テレビドラマ「男はつらいよ」主題歌、松竹映画「男はつらいよ」主題歌、アニメ『男はつらいよ〜寅次郎忘れな草〜』主題歌)(B面:チンガラホケキョーの唄)(1970年2月10日)
・ごめんくださいお訪ねします(松竹映画「あゝ声なき友」主題歌)(B面:あゝ声なき友)(1972年3月25日)
・さくらのバラード(歌:倍賞千恵子)(B面:寅さんの子守唄)(1972年4月10日)
・こんな男でよかったら(B面:ひとは誰でも)(よみうりテレビドラマ「こんな男でよかったら」)(1973年4月5日)
・いつかはきっと(掛け声:山田パンダ)(TBSテレビドラマ「ヨイショ」主題歌)(B面:遠くへ行きたい)(1974年8月25日)
・寅さん音頭(B面:赤とんぼ)(1975年7月5日)
・祭りのあと(B面:駅弁唱歌)(1975年9月5日)
・渥美清の啖呵売I(B面:渥美清の啖呵売りII)(1976年6月25日)
・浅草日記(B面:すかんぽの唄)(1977年6月25日)
・今日はこれでおしまい (B面:着流し小唄)(1977年10月25日)
・DISCO・翔んでる寅さん(B面:寅さん音頭)(1979年7月25日)

◎ アルバム

・渥美清が歌う哀愁の日本軍歌集(1968年12月5日)
・渥美清が歌う哀愁の昭和叙情曲集(1970年4月)
・噫々戦友の詩(きけわだつみのこえ)より(1971年)
・男はつらいよフーテンの寅と発します!(1971年11月)
・男はつらいよ名場面集(第一集)
・男はつらいよ名場面集(第二集)
・男はつらいよ名場面集(第三集)(1974年)
・渥美清ベストヒット28(1976年)

● 編著書

・サンデー毎日 編集部編『渥美清わがフーテン人生』(毎日新聞社、1996年)
・渥美清『きょうも涙の日が落ちる 渥美清のフーテン人生論』(展望社、2003年)
・森英介編『赤とんぼ 渥美清句集』(本阿弥書店、2009年)

● 親族
父 友次郎:1884年〜1956年10月31日 行年72、戒名は釈友教信士
母 タツ:1892年〜1970年6月13日 行年78、戒名は釈妙達信女
兄 健一郎 1925年〜1947年5月12日 行年22、戒名は釈義健道信士
妻 正子
長男 田所健太郎 株式会社ニッポン放送に所属していたラジオディレクター。主な担当番組に伊集院光のOhデカナイト、(有)チェリーベルがある。現在は株式会社ニッポン放送を退社し、フリーのラジオディレクター。
長女 幸恵
◇山岡和美 :元ニッポン放送アナウンサー、長男の妻。

● 渥美清を演じた人物


◎ テレビドラマ

・南原清隆 - 『渥美清のあぁ、青春日記』(1997年9月24日、フジテレビ)
・中村獅童 - 『トットてれび』(2016年、NHK総合)
・柄本祐 - 没後20年ドキュメンタリードラマ 『おかしな男〜寅さん夜明け前 渥美清の青春〜』(2016年8月4日、NHK BSプレミアム)(主演)
・山崎樹範 - 『トットちゃん』(2017年、テレビ朝日)

◎ ものまね(そっくりさん)

・原一平 - 渥美本人も生前から認めていた、唯一の渥美清公認のものまね芸人。寅さんのものまねをする際に着用する衣装は渥美本人が映画で実際に使っていたのを譲り受けた物である。
・佐々木つとむ - 1970年代に人気を博した。
・フランクさな寅 - (フランクさな寅ブログ) 広島県で活躍している「広島の寅さん」。TSSのローカルドラマ「親子笑劇場電太郎一家」にドラ猫のドラ役で出演していた。

「渥美清」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年4月25日13時(日本時間)現在での最新版を取得

好き嫌い決勝

好きな俳優は どっち?

1位 vs 2位


VS

好きな俳優を お選びください。

嫌いな俳優は どっち?

1位 vs 2位


VS

嫌いな俳優を お選びください。

好き嫌い準決勝

好きな俳優は どっち?

3位 vs 4位


VS

好きな俳優を お選びください。

嫌いな俳優は どっち?

3位 vs 4位


VS

嫌いな俳優を お選びください。

好き嫌い準々決勝

好きな俳優は どっち?

5位 vs 6位


VS

好きな俳優を お選びください。

嫌いな俳優は どっち?

5位 vs 6位


VS

嫌いな俳優を お選びください。

好き嫌い7位決定戦

好きな俳優は どっち?

7位 vs 8位


VS

好きな俳優を お選びください。

嫌いな俳優は どっち?

7位 vs 8位


VS

嫌いな俳優を お選びください。

好き嫌いTOP10圏内確定戦

好きな俳優は どっち?

9位 vs 10位


VS

好きな俳優を お選びください。

嫌いな俳優は どっち?

9位 vs 10位


VS

嫌いな俳優を お選びください。

俳優の無作為ピックアップ

好きな俳優は どっち?

投票すると俳優ランキングが閲覧できます!


VS

好きな俳優を お選びください。

現在 427回の投票があります!

嫌いな俳優は どっち?

投票すると俳優ランキングが閲覧できます!


VS

嫌いな俳優を お選びください。

現在 380回の投票があります!


Powered by イーオンラインサービス   楽天ウェブサービスセンター