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ガイアナ共和国


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ガイアナ共和国(ガイアナきょうわこく)、通称ガイアナは、南アメリカ大陸北東部に位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国の一つ。東にスリナム、西にベネズエラ、南にブラジルと国境を接し、北はカリブ海、大西洋に面する。首都はジョージタウンである。 ガイアナはその多様な文化と豊かな自然環境で知られている。国土の多くが熱帯雨林で覆われ、生物多様性に富み、多様な動植物が存在する。また、この国はカリブ海地域に属しているため、カリブ海の文化的要素も豊かに持っている。 経済的には、ガイアナは伝統的に農業と鉱業に依存してきた。特に砂糖、バナナ、米の生産や金、ボーキサイトの採掘が主要な産業である。2015年に海底油田がエクソンモービルにより発見され、産油国になった。 歴史的には、ガイアナはオランダ、その後イギリスの植民地であり、1966年に独立を達成した。国民の多くは、アフリカ系とインド系の子孫で構成されているが、先住民族、ヨーロッパ系、中国系の住民もいる。公用語は英語。

● 国名
1980年に施行された現行憲法に明記された英語による公式国名は 、Co-operative Republic of Guyana、日本語訳するとガイアナ協同共和国となる。1970年2月23日、当時ガイアナの首相であったフォーブス・バーナムは、協同組合制度を基礎にした社会主義政策を推進するとして、国名に「協同」を加えた「ガイアナ協同共和国」の成立を宣言した。しかし、政策が変わった現在は、協同の部分を省いた、Republic of Guyanaが正式国名として使用され、日本国外務省でも、ガイアナ共和国が注釈付きで用いられている。植民地時代はギアナと呼ばれていたが、ガイアナはその英語読みである。漢字表記は圭亜那。 国名の由来は、原住民のアラワク系インディヘナの言葉で「豊かな水の地」を意味し、同国を含む地域一帯を指すギアナと同語源である。

● 歴史


◎ 先コロンブス期
ヨーロッパ人の来航以前において、現在のガイアナに相当する地域にはアラワク人、カリブ人、などが住んでおり、マニオクの栽培や、狩猟、漁労で生計を立てていた。

◎ 植民地時代
1498年にヨーロッパ人として初めてクリストファー・コロンブスが渡来し、1499年にはとアメリゴ・ヴェスプッチが上陸した。その後、この地に黄金郷が存在するとのエル・ドラード伝説が信じられると、スペイン人とポルトガル人の手が及ばなかったこの地は「ワイルド・コースト」と呼ばれ、イギリス人の活動の場になり、ウォルター・ローリー卿の植民団が1595年と1616年にやって来たが、イギリス人の入植運動は失敗した。1598年にはオランダ人が来航し、大きな川の合流地点に交易所を建設し、1621年以降、当時(1500年–1815年)北東部を支配していたオランダ西インド会社の管轄下に入った。 17世紀から18世紀にオランダが3つの植民地(エセキボ、デメララ、バービス)を設立した。ナポレオン戦争による変遷を経て1814年からイギリスの植民地となり、オランダの3植民地は1831年に統合され「イギリス領ギアナ」となり、オランダ人の町だったスタブルークはイギリス王ジョージ3世の名前からジョージタウンと改名され、イギリス領ギアナの首都になった。 1834年に奴隷制度が廃止されると、砂糖工場の労働力としてまず年季奉公人としてイングランド人、アイルランド人、マルタ人、ドイツ人、マデイラ諸島からのポルトガル人などが導入されたが、やがて同じくイギリス領だったインドにも広げられ、約34万人のインド系移民が1838年 - 1917年までに流入した。彼らは主に黒人奴隷廃止後の農園労働者となった。1860年代に金が発見されて一時景気が上昇したこともあった。 1899年に憲法を改正するとベネズエラと国境紛争が発生した。ガイアナ総面積の3分の2にあたる西・中部のエセキボ地域(159,500km)をベネズエラが自国領と主張し、国際仲裁でガイアナ帰属が決められたが、ベネスエラは2023年においても「150年にわたる土地収奪」として領土要求を続けている。 2023年12月3日、隣国ベネズエラでガイアナの国土の7割にあたるエセキボ地域の領有権が自国にあるとの主張への賛否を問う国民投票が行われた。選挙管理当局によると95%以上が賛成した。反米左派で強権体制を築いているマドゥロ大統領は「ベネズエラ国民の勝利だ」と主張した。ガイアナのアリ大統領は同日「今後数時間、数日、数カ月の間、恐れることは何もない」とコメントした。 国民議会は一院制、定数65名で、53名は比例代表による選出、12名が各州議会より選出される。 歴史的には選挙の度に暴動などが起きていたが、2006年の国政選挙は初の平和的な選挙となった。 2015年5月11日に行われた総選挙で「国民統一のためのパートナーシップ及び変化のための同盟(APNU+AFC)」が勝利し、23年ぶりの政権交代が実現した。5月16日には軍出身のデービッド・A・グレンジャーが大統領に就任し、グレンジャーはAPNU+AFCのを首相に任命した。新内閣は5月20日に発足した。ガイアナの行政区画ではクユニ=マザルニ州に属している。
・ コロコロ島:の河口にある島。暫定的に両国によって分割されているが、両国とも島全域の領有権を主張している。
○ スリナム

・ (ガイアナ国内ではニューリバー・トライアングルと呼ばれる):南東部に位置する三角形の地域で、面積は 15,600平方キロメートル。1969年にガイアナはスリナムを同地から放逐して以来、実効支配している。ガイアナの行政区画では東ベルビセ=コレンティネ州、スリナムの行政区画ではシパリウィニ地方に属している。
・ 海上国境:海上国境付近には大量の鉱物資源が埋蔵されていると推定され、2000年6月にガイアナの許可を得て係争海域で操業していたCGXエナジーの職員をスリナム海軍が強制退去させたことで領土問題が浮上した。2007年9月20日の国際海洋法裁判所の判決により、約 51,023平方キロメートルの係争海域はガイアナが約65パーセント、スリナムが約35パーセントの比率で分割された。

◎ 日本との関係


● 国家安全保障
ガイアナ国防軍(Guyana Defence Force:GDF)は、独立前の1965年に創設され現在に至る。総員1,100人で、イギリス連邦カリブ海諸国の軍隊の訓練を受け入れている。また、ガイアナ国内のみならずバハマのニュープロビデンス島に海軍(沿岸警備隊)の基地を設けている。

● 地方行政区分
ガイアナは、10の州(region)に分かれている。また、10州には27の県がある。 バリマ=ワイニ州 クユニ=マザルニ州 デメララ=マハイカ州(ジョージタウン) 東ベルビセ=コレンティネ州 エセキボ諸島=西デメララ州 マハイカ=ベルビセ州 ポメローン=スペナーム州 ポタロ=シパルニ州 アッパー・デメララ=ベルビセ州 アッパー・タクトゥ=アッパー・エセキボ州 バリマ=ワイニ州、クユニ=マザルニ州、エセキボ諸島=西デメララ州、ポメローン=スペナーム州、ポタロ=シパルニ州、アッパー・タクトゥ=アッパー・エセキボ州の6州はエセキボ地域(面積15万9,500km)と呼ばれ、隣国ベネズエラが領土に要求している。

◎ 主要都市

・ ジョージタウン
・ ニューアムステルダム
・ リンデン

● 地理
ギアナ地方に属する。「ギアナ」はインディヘナの言葉で「水の多い土地」という意味である。ガイアナの地形は広大な熱帯雨林がいくつもの川や滝によって隔てられることが特徴的で、ポタロ川のカイエトゥール滝が特筆される。 ガイアナは4つの自然地域に区分される。狭く肥沃で沼地の多い平地(沿岸低地)には人口の大部分が居住している。より内陸の白砂地帯(砂丘と粘土の地域)には鉱物鉱床があり、深い熱帯雨林(森林高地地域)が国土の中心を占め、南部は広大な内陸高地と平坦なサバナ(内陸サバナ)で、多くの山々がブラジルとの国境を形成している。 主要な山々はパカライマ山脈にあり、アヤンガナ山(2,042メートル)、ガイアナ最高峰のロライマ山 (2,810メートル)はブラジル - ガイアナ - ベネスエラ3か国の国境が交わるところにある。アーサー・コナン・ドイルの小説『失われた世界』(1912年)はガイアナのロライマ山とガイアナのテプイから発想を得たといわれている。また、ガイアナは非常に生物多様性に富んだ国である。 多くの急斜面や滝があり、カイエトゥール滝もまたその一つである。ルププニ川とブラジル国境の間にはルププニ・サバナがあり、その南にはカヌク山地がある。 多くの川があり、エセキボ川、デメララ川(Demerara River)、バービス川の3つの主要河川が西から東に流れている。コレンティン川はスリナムとの国境にもなっている。エセキボ川の河口にはいくつかの大きな島があり、北東海岸に長さ145キロメートルに及ぶ貝殻砂浜がある。ガイアナは海亀(主にオサガメ)と他の野生動物の繁殖地である。

◎ 気候
ケッペンの気候区分では熱帯雨林気候(Af)で、5月から7月の半ばと、11月から1月の半ばまで雨季であり、8月から12月にかけて弱い乾季となる。総じて暑く湿っているが、大西洋から吹き込む貿易風の影響で沿岸部は過ごしやすい。また、年間を通じて降雨量が多い。

● 経済
主要産業は農業で米、砂糖、ラム酒、鉱業はボーキサイトや金などを生産する。砂糖は輸出額の28%を占め、Guysuco社が多くの労働者を抱える。豊かな木材資源も有望であるとされる。漁業はエビが欧州へ輸出される。鉱業ではアルコア(旧・Reynolds Metal)やリオ・ティントなど、木材では韓国・マレーシア合弁など外資が参入している。昔盛んだったゴム園は衰退した。 第7代大統領ジャグデオの時代に8億ドルに上る対外債務の削減に成功した。2007年に付加価値税を導入し、徴税の効率化につながった。しかし、技術者の不足やインフラストラクチャー整備の遅れが克服すべき課題である。2007年のGDPは推定30億ドル(2022年は154億ドル)、一人当たりでは4,000ドル。2006年の輸出額6億ドルに対し、製品・機械・石油など7億ドルの輸入となっている。 原油は2015年にエクソンモービルが発見して、2019年12月20日に生産を開始した。

● 交通
首都ジョージタウンにチェディ・ジェーガン国際空港(ティメーリ国際空港)がある。 自動車の通行区分は日本と同じ左側通行である。 鉄道は存在しない。これはスリナムも同様である。

● 国民
現在のガイアナの国民は非常に多様な人種的背景から構成されており、国民の人種的背景はヨーロッパ人の到達以前から居住していたインディヘナに加え、ヨーロッパ(特にイギリス、オランダ、ポルトガル)、アフリカ、中国、インド、中東など多岐に及んでいる。これらの多様な国民は英語とクレオール語を共通語としている。 住民は2002年には印僑が43.5%でもっとも多く、黒人が30.2%と続き、3番目に多いのが混血者の16.7%、インディヘナは4番目の9.2%となっている。もっとも少ないグループは 白人(ポルトガル人を含む)で0.06%(約476人)、華人は0.19%(約1,375人)である。国民の0.01%(約112人)は種族的背景が不明である。 人口の90%は大西洋側の海岸低地に集中している。ヒンドゥー教は1800年代初頭にやってきたインド人が持ち込み、イスラム教はアフリカ系ガイアナ人、インド系ガイアナ人、アラブ系ガイアナ人によって信仰されている。ガイアナのキリスト教徒はプロテスタント、カトリックを問わず、全ての人種によって構成されている。

● スポーツ


◎ クリケット
クリケットが最も人気のあるスポーツになっている。植民地時代からイギリス文化の影響を大きく受けており、国民人口の4割以上を印僑が占めておりことも要因の一つとされる。2007年に開催されたクリケット・ワールドカップでは、ジョージタウン郊外のが会場の一つとなった。代表チームは多国籍ナショナルチームの西インド諸島代表に含まれている。2013年にカリブ海地域周辺の6カ国が連合になったトゥエンティ20形式のプロリーグであるカリビアン・プレミアリーグが開幕し、が参加している。

◎ サッカー
ガイアナ国内ではサッカーも人気のスポーツの一つとなっており、2015年にサッカーリーグのが創設された。サッカーガイアナ代表は、これまでFIFAワールドカップへの出場歴はないが、CONCACAFゴールドカップには2019年大会で初出場を果たしている。なお、は南米サッカー連盟(CONMEBOL)ではなく、北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)に属している。

● 文化
ガイアナは、スリナム、ブラジル、仏領ギアナとともに、南アメリカでスペイン語圏ではない4ヶ国のうちの一つである。ガイアナの文化はカリブ海の英語圏諸国と非常に似通っており、ガイアナはカリブ諸国に参入することを承認され、カリブ共同体(CARICOM)の加盟国となっている。

◎ 祝祭日

  1月1日  元日  New Year's Day  
  2月23日  マシュラマニ (共和国記念日) 英語版  Mashramani (Republic Day)  
  移動祝祭日  ファグワー  Phagwah  
  移動祝祭日  エイド・ウル・フィトル  Eid-ul-Fitr  
  移動祝祭日  ヨウム・ウン・ナビ  Youm Un Nabi  
  移動祝祭日  聖金曜日  Good Friday  
  移動祝祭日  復活祭月曜日  Easter Monday  
  5月1日  メーデー  Labour Day  
  5月5日  インド人到達の日  Indian Arrival Day  
  5月26日  独立記念日  Independence Day  
  7月第一月曜日  CARICOM記念日  CARICOM Day  
  8月1日  解放記念日  Emancipation Day  
  移動祝祭日  ディーワーリー  Diwali   
  12月25日  クリスマス  Christmas Day  
  12月26日か27日  ボクシング・デー  Boxing Day  


● その他

・ 英国領だった19世紀、現地人が英国に倣って始めた郵便制度で4セントと1セント切手が発行された。しかし郵便を利用するものはほとんどおらず、利用者はわずか8名のみと記録されている。その郵便で発行された切手も4セント8枚、速達料金用の1セント1枚のみが使用され、残った切手は全て焼却処分されたとされている。現存1枚の1セント切手は最近まで米大手化学会社デュポンの相続人が所有していたが、2014年6月17日にニューヨークのサザビーズオークションにて出品され、約950万ドル(約9億7,000万円)で落札された。

「ガイアナ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年4月16日15時(日本時間)現在での最新版を取得

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