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黄色(黃色、きいろ、オウショク)は、基本色名の一つであり、色の三原色の一つである。ヒマワリの花弁のような色。暖色の一つ。波長 570〜585 nm の単色光は黄色であり、長波長側は橙色に、短波長側は黄緑色に近付く。黄(き、オウ、コウ)は同義語。 現代日本語では一般に「黄色」(名詞)、「黄色い」(形容詞)と呼ぶ。これは小学校学習指導要領でも使われている。 しかし JIS 基本色名やマンセル色体系では「黄色」ではなく「黄(黃、き)」としている。複合語内の形態素としては、黄緑、黄身、黄信号など、「黄」が少なくない。

● 物体色としての黄色
黄色は色料の三原色の一つである。 印刷などの分野ではイエロー(yellow)と呼ぶ場合、単に黄色の英語名ではなく「色料の三原色の一つとしての黄色」であることを指示することが多い。インクやトナーの基本色である黄色(yellow)は、シアン (cyan)・マゼンタ (magenta)・キープレート(キープレート、key plate) と合わせてCMYK と呼ばれる。 具体的な物質としての黄色の顕色成分については、黄色天然染料・黄色合成染料・黄色有機顔料・黄色無機顔料を参照。

● JIS規格における黄色・イエロー
JIS では黄色およびイエローがそれぞれ定義されている。この黄色とイエローはわずかに異なる色として示されている。

● 光源色としての黄色
光の三原色である赤 (FF0000) と緑 (00FF00) を一対一の割合で混合した色(FFFF00)である。RGB 値では(R, G, B) = (255, 255, 0)で表される。物体色としてむしろレモン色に近い色である。 ウェブカラーで YellowはFFFF00 と同等に扱われる。ウェブカラーでは黄色系統の色として他にLightYellow(FFFFE0)やGold(FFD700)などを定義している。

● 黄色の色料
着色に使用される黄色色素は様々あるが、様々な着色のシステムに用いられる色素の中で黄色を呈するものの耐光性は、総じて劣っている。加えて、無機顔料については毒性を有するものが多いが、被覆力を含めた様々な特性を全面的に代替する顔料は存在しない。 染料については、天然染料と合成染料に大別し、顔料については有機顔料と無機顔料に大別して、記述する。この区分は、顔料と染料のそれぞれの分野で尊重されている典型的な区分である。なお一般的に使用される安全な色料を先に記述し、その後で有毒で一般的に使われない色料を記述する。

◎ 黄色天然染料
黄色の染料のうち植物由来のもの。黄色天然染料は伝統的な染料で、一部は、日本語の来歴を証言する性格も有する。
○ 藤黄 gamboge
黄金色のガム樹脂で、東アジアでは数百年以上昔から絵具として使用された。主としてフクギ科(旧オトギリソウ科)フクギ属(マンゴスチンもこの属に含まれる)でタイやインドシナ等に自生するガンボジ(学名:)や、同属でインド・スリランカ等に自生するガンボウジノキ(別名: インドガンボジ
◇ 学名:)といった各種樹木から採取される。ヨーロッパでは古くから商品として伝えられており、初期フランドル絵画に使用されたとも言われる。主として水性絵具、揮発性ニス (varnish)、金属ラッカーの用途がある。草雌黄とも言う。
○ キハダ
キハダ(黄檗、黄蘗)は「黄肌」という意味で、ミカン科の植物である。5から6月頃黄緑の花をつける。樹皮の内側は黄色であり苦味がある。樹皮は染色に使用される。樹皮の薬用名は黄檗(オウバク)であり、健胃剤や火傷の薬である。なおキハダで染色する場合は媒染剤を用いず直接染料として用いる。
○ カリヤス
カリヤス(刈安)はイネ科の植物である。灰汁を媒染剤に用いる。
○ ウコン
ウコン(鬱金)はショウガ科の植物である。地下茎を黄金色の染料として用いる。媒染剤不要の直接染料。香辛料・食品用の天然着色料としても用いられる。
○ オウレン
オウレンはキンポウゲ科の植物である。根を黄色の染料として用いる。媒染剤不要の直接染料。
○ クチナシ
クチナシはアカネ科の植物である。果実を黄色の染料として用いる。媒染剤不要の直接染料。食品用の天然着色料としても用いられるが、天然着色料として用いる場合は黄色から緑、青にかけての幅広い色調をカヴァーする。
○ ズミ
ズミはバラ科の植物である。樹皮を黄色の染料として用いる。ミョウバンを媒染剤に用いる。煎餅の着色にも用いられる。
○ ハイノキ
ハイノキはハイノキ科の植物である。葉を黄色の染料として用いる。灰汁を媒染剤に用いる。
○ メギ
メギはメギ科の植物である。樹皮を黄色の染料として用いる。媒染剤不要の直接染料。

◎ 黄色合成染料
黄色の染料のうち石油から化学的に合成されたもの。代表的なものとしてアゾ系の黄色染料やピラゾロン系の黄色染料が挙げられる。なお黄色合成染料はレーキ化することによって黄色の有機顔料としても用いられる。レーキ型アゾ系黄色顔料やレーキ型ピラゾロン系黄色顔料はアゾ系黄色染料やピラゾロン系黄色染料をレーキ化して顔料としたものである。

◎ 黄色有機顔料
一般工業製品や学校で使われる絵具などには、しばしば毒性の少ない有機顔料が使用される。但し一般印刷に使用されている安価な製品は安価な赤色色素と同様紫外線に弱く、数箇月程屋外に掲示されたポスターなどはマゼンタやイエローが退色し、青く見える。なお、レーキ型の有機顔料は、水溶性を有する有色物質を電離させ、担体としての金属イオンと電気的に結合させたものである。
○ アゾ
アゾ顔料はアゾ基を有する化合物で、顔料としては顔料色素型とレーキ顔料型がある。ただし高分子化するにつれ耐溶剤性は高まる。レーキ顔料型は鮮明な色相を有し耐溶剤性も有する。一般印刷用インキや塗料、安価な絵具等に使われている。
※ モノアゾ
黄色のモノアゾ (monoazo) 顔料の種類は多いが概して耐溶剤性に劣る。Color Index には Colour Index Generic Name、Pigment Yellow 1、Pigment Yellow 3、Pigment Yellow 74、Pigment Yellow 65、Pigment Yellow 111等が記載されている。Pigment Yellow 3は有機顔料としてはかなり以前に開発された顔料であるが、緑味黄を呈する比較的不透明な黄色顔料で、その色相やコストパフォーマンスから重要な顔料である。Pigment Yellow 65は日本では、Pigment Yellow 83によって駆逐された傾向を見出せる顔料であるが、世界的には依然として重要な顔料である。アリライドイエロー (arylide yellow) とも言う。
※ ジスアゾ
ジスアゾ (disazo) 顔料も種類が多い。モノアゾ顔料と比較して着色力が強く、耐溶剤性も高い。Color Index には Colour Index Generic Name、Pigment Yellow 81、Pigment Yellow 83等が記載されている。レーキ型ピラゾロン系黄色顔料として、タートラジンイエローがある。色合いは美しいが耐光性に難がある。そのため、あまり普及していない。
※ ベンツイミダゾロン
ベンツイミダゾロン (benzimidazolon) 顔料は近年重要性が高まっているアゾ顔料で、その中でも特に重要なのはベンツイミダゾロン系モノアゾ (benzimidazole monoazo) である。具体的にはPigment Yellow 151、Pigment Yellow 154、Pigment Yellow 175 等がある。
○ アゾメチン
アゾメチン顔料は、シッフ塩基そのもの、或いは、シッフ塩基の一部を置換した構造、特にイミンを分子構造中に有する顔料。
※ 金属錯体顔料
金属錯体顔料は、高い透明性と濃色と淡色の色差が特徴であるが、彩度の低さなどから市場性が限定的であり、比較的短期間で生産が終了したものもある。 具体的にはPigment Yellow 117、Pigment Yellow 129、Pigment Yellow 150、Pigment Yellow 153がカラーインデックスに記載されている がある。Pigment Red 260は、構造中にシッフ塩基を有する。
○ アントラキノン
黄色のアントラキノン系の顔料としてColour Index にはColour Index Generic Name、Pigment Yellow 24 が記載されている。
※ チタン系黄
黄色のチタン系顔料は、下掲のものが知られている。
※ = チタン-ニッケル-アンチモン 酸化物
= レモン調の極めて堅牢な顔料。チタン、ニッケル、アンチモンの酸化物固溶体。安全な無機顔料として知られている。1950年代にUSAで製造されるようになった。Colour Index Generic NameはPigment Yellow 53である。
※ = チタン-クロム-ニオブ 酸化物
= チタン-クロム-アンチモン 酸化物同様クロムが三価の状態で含まれる黄色顔料であり、クロム化合物であるが安全性の高い顔料として知られている。Colour Index Generic NameはPigment Yellow 162である。Colour Index Generic NameはPigment Yellow 184である。したがって、代替顔料はカドミウム顔料が持つ優れた特性を必要としない場合にこそ勧められる。また、世間ではカドミウム化合物が環境に及ぼす影響を懸念する声が一部存在するが、絵具メーカーが使用するカドミウム顔料は、実用において他の物質に溶け出すことは無い。

● 黄色に関する事項


◎ 警戒色としての黄色
黄色は視認性の高い色で、特に黒との組み合わせは非常に目立つコントラストとなる。この「黄色と黒」の組み合わせを一般に「警戒色(警告色)」と呼び、交通標識(警戒標識)や軽自動車のナンバープレート(下記参照)、鉄道の踏切、工事現場、各種工場などで多用される。警戒色としての黄色と黒の組み合わせは、太陽の色である黄色と、闇夜の色である黒を組み合わせる事で、視認性を高めている。俗に「虎マーク」とも呼ばれている。 日本海海戦のロシア艦隊は、煙突を黄色と黒に塗り分けており、日本艦隊にとって視認しやすかったと言われている。また、蜂の体色も、黄色と黒の組み合わせ(縦縞)であることが多い。これは、蜂は毒針で刺す能力を持つ自分を、視覚的に他の動物に印象づけることで、外の動物が避けてくれるようになる効果を持つと言われており、これを生物学の分野でも「警戒色」という。ちなみに、虻やカミキリムシの一部など、擬態のためにこの体色となる生物も少なくない。 このように、黄色は暗い所でかなり目立つ色なので、交通安全には必需の色であると言える。特に小学生が登下校時に被る通学帽(黄色い帽子)や、幼稚園児の通園バッグや、児童用の雨傘には、黄色一色が用いられることが多い(かつては珠算塾の通塾バッグなどにも黄色が多く使われていた)。かっぱやヘルメットにも、黄色一色が用いられることも多い。関連してアメリカ合衆国のスクールバスの多くは黄色に黒帯のカラーリングを採用する。(:en:School bus yellowも参照)

◎ 文化としての黄色
欧米では「Yellow」は「腰抜け」の意味で、侮辱・罵倒語でマイナスイメージが多い。その為欧米での安易な使用は控えるべきである。由来はイスカリオテのユダが着ていた服が黄色というが由来とされる。またモンゴロイドを指す言葉としても不適当とされる。 反対に中国では黄色が皇帝しか着用が許されなかったこともあり、プラスイメージである。

● 近似色

「黄色」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年4月26日3時(日本時間)現在での最新版を取得

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