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グラゼニ


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『グラゼニ』は、原作:森高夕次、漫画:足立金太郎(パ・リーグ編より「アダチケイジ」から改名)による日本の野球漫画作品。『週刊モーニング』(講談社)にて2011年第2・3合併号から不定期連載を開始。26号から週刊連載化し、2014年第39号での一旦終了を経て、同年第43号より2018年第11号にかけて第2部『グラゼニ 〜東京ドーム編〜』を連載。2018年17号から2021年38号にかけて第3部『グラゼニ 〜パ・リーグ編〜』として連載。『イブニング』(同社)では2020年7号より2022年23号まで、夏之介の中学から高校時代までを描いたスピンオフ『グラゼニ 〜夏之介の青春〜』を太秦洋介の作画で連載。『週刊モーニング』にて2021年第45号より夏之介に大きく影響を与えたスパイダースのスカウト、安田良樹の高校生から現役時代を描いたスピンオフ第2弾となる『昭和のグラゼニ』の第1期が川の作画により連載。第2期を同誌2022年14号から同年22・23合併号まで連載し、第3期を同年36・37合併号から同年46号まで連載、第4期を2023年10号より同年19号まで連載した後、第5期を2023年33号から43号まで、第6期を2024年4・5合併号から15号まで連載。 2020年3月時点でシリーズ累計発行部数は350万部を突破している。2012年版『このマンガがすごい』ではオトコ編第2位を獲得、第37回講談社漫画賞受賞。

● 概要
成果主義であるプロ野球においての「カネ」をテーマとした作品で試合描写よりも金勘定の話がメインとなる。プロ野球を題材とした漫画としては珍しく主人公が左の中継ぎ投手という比較的地味なポジションであり、その視点から描くことで超格差社会であるプロ野球のシビアな世界がより強調されている。またファン感謝デーや契約更改、12球団合同トライアウトなど試合以外の話や引退後のセカンドキャリアについても細かく取り上げられているのも特徴。 原作者の森高いわく、本来この作品は別の雑誌で連載するはずであったが休刊してしまい一旦はお蔵入りとなった。しかし、その後この構想を気に入ったモーニング担当が半ば強引に持ち帰り、連載が実現した。 タイトルは、南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)の名将だった鶴岡一人の名言「グラウンドにはゼニが落ちている」 という言葉を略したもの。 作中に登場するプロ野球チーム(セ・リーグ、パ・リーグ)の球団名はグループ・サウンズのバンド名からとられているが、独立リーグの球団名は全て実名になっている。球場名は、実名を使っている。 原作者の森高夕次は東京ヤクルトスワローズのファンであり、舞台となる「神宮スパイダース」は同球団をモデルとしている。主人公の凡田夏之介は、元スワローズの中継ぎ左腕 佐藤賢投手のイメージに近くなり、当初は意識していなかったと答えている。 業界関係者の評判も良く、愛読者である元東京ヤクルトスワローズの中継ぎ投手・押本健彦は「漫画によくある夢物語ではなく、現実に近いので僕らも(作品に)入りやすい」 とコメントしている。 主人公の球団移籍に伴いシリーズ分けされており、当初のシリーズでは神宮スパイダース、東京ドーム編は文京モップス、パ・リーグ編は仙台ゴールデンカップス、大リーグ編ではボストン・ブルーソックスが所属球団となっている。

● あらすじ


◎ 神宮スパイダース時代
プロ野球のスパイダースに所属していた凡田夏之介は、プロ8年目で年俸1800万円の中継ぎ投手で、プロ野球選手としては決して一流とは言えない選手である。このままでは引退後は年収100万円台の生活に陥ってしまう。「グラウンドには銭が埋まっている」略して「グラゼニ」を胸に、プロ野球選手としての生活に励む。その成果か、試合で活躍することが増えていき、それに伴い年俸が上昇し、チームも日本シリーズに出場したり優勝したりした。 また、ひそかに片思いして通っている定食屋のアルバイト・ユキちゃんに、自分がプロ野球選手だとバレてしまった夏之介は、定食屋の女将さんの猛プッシュも手伝い、次第に彼女との仲が縮まっていき結婚を前提にして付き合うようになる。 そんな順風満帆だったはずの夏之介は、チーム事情でポスティングシステムにより米国大リーグに移籍することとなった。しかし、メジャーリーグ契約はされずに解雇され、日本のプロ野球球団であるモップスの一員となり、現役生活を続けることとなった。

◎ 東京ドーム編
球界の盟主と呼ばれる名門球団モップスの一員となった夏之介は、婚約者のユキちゃんと入籍し、公私ともに新たな環境での選手生活を送ることになる。 開幕当初は新たな環境に馴染めず結果を出せなかった夏之介は、シーズン後半になって調子を取り戻したものの、他の選手が調子を落とす中で鈴木監督に過剰に期待されるようになる。妻の妊娠を知り、子供の将来のためにも前半戦の遅れを取り戻そうとする夏之介はそれに応え、周囲から「凡田のムダ使い」とも言われた過度の登板により、肘尺側側副靭帯損傷を起こしてしまう。 医師からトミー・ジョン手術を受けるように薦められた夏之介は、悩んだ末に手術を受け、移籍2年目のシーズンは試合に出ずに育成枠選手としてリハビリに専念することになる。3年目は使い潰された1年目の反動ともいえる過保護な扱いを受け、中10日以上・5イニング限定の先発として起用され、危ういながらも10勝0敗の成績を残す。さらに、4年目も先発5番手としてローテーション入りし、9勝8敗の成績を残す。防御率は悪い(4.11)が、試合を壊さないクオリティ・スタートのできる投手として評価される(24先発中20試合でQSを達成で、QS率83%は12球団1位)。 中継ぎではなく「先発ピッチャーとしてやっていきたい」との思いを抱き始めた夏之介であったが、次シーズンのモップスでは夏之介が先発として残る余地はなくFA宣言。古巣のスパイダースと仙台ゴールデンカップスの2球団が名乗りを上げ、移籍条件としてはスパイダースの方が若干上だったが、自身との対戦経験が少ないパ・リーグ相手の方が勝ちを狙いやすいとの判断から、ゴールデンカップスへの移籍を決めるのであった。

◎ パ・リーグ編
ゴールデンカップス1年目は5試合の登板にとどまり期待外れの成績に終わるが複数年契約のおかげで年俸は現状維持。 ゴールデンカップス2年目は14勝をあげ最多勝利投手となり、チームのリーグ優勝、クライマックスシリーズと日本シリーズに勝利しての日本一にも貢献する。だが複数年契約のために活躍しても年俸は現状維持。 ゴールデンカップス3年目、2軍でも正攻法では通用しなくなった夏之介はナックルボールに活路を見出す。「時速120kmの高速ナックルボール」として習得するが、1軍の正捕手ではまともに捕球できず捕逸してしまい、2軍で組んでいたパーシーだけがナックルを捕球することができた。だが、パーシーは外国人捕手であり、島国の日本では起用して失敗すれば「外国人だから、言葉の壁がある」などと批判されることになる。このことによりもはや日本での現役続行は難しくなったが、偶然ビデオを見たボストン・ブルーソックスのボビー・リードに見いだされ、パーシーとともに2度目のメジャーへ挑戦することになる。

◎ 大リーグ編
コロナ禍が作中でも起きており、アメリカへ飛行機で飛ぶが夏之介とパーシーがホテルに隔離されるところから物語が始まる。 テストの結果正式契約となり、ロートルながらオールスターに出場する

◎ ナッツ編
高校時代の夏之介を描いたサイドストーリーが時折掲載される。高校の先輩として西浦、後にプロでチームメイトとなる同郷の徳永、大野らも登場し夏之介の成長が描かれる。これは、原作者の森高夕次がファンと公言している有名作品『ゴルゴ13』のルーツ編に影響されたものと答えている、川崎ブルーコメッツの本拠地は横浜スタジアムと、若干のズレがある場合もある。球場のネーミングライツについては、デザインとして描かれることはあるものの呼称としてはほとんど使用されていない。

◎ 凡田家

◇ 凡田 夏之介(ぼんだ なつのすけ) : 声 - 落合福嗣→3300万→8000万→9500万円→FA(3年、4億5000万円)。 : 所属球団:神宮スパイダース→ボストン・ブルーソックス→文京モップス→仙台ゴールデンカップス→ボストン・ブルーソックス。 : 山梨鶴見川高校から高校ドラフト最下位(5巡目)でプロ入りした8年目の選手。外見は元ヤクルトの佐藤賢に似ている。 : 主に中継ぎのワンポイントで起用されるが、ロングリリーフや谷間の先発を任されるなど重宝されている。球界でも限られた左のサイドスローという希少性を活かし、どうにか1軍に在籍し続けている。 : 狙ったコーナーにボールを投げ分ける技巧派。短所としては、球威がやや欠けている面が挙げられる。140㎞/h台(最速148km/h)のストレートをはじめ、スライダー、シンカー、フォーク、チェンジアップなどの球種を操り、MLB挑戦中は横に大きく割れるカーブも披露している。また、ツーシームも投げることができるが、球威が極端に落ちるため実戦では封印している。 : 投手ゴロなどで近距離から一塁にフワッとした送球ができず悪送球するというイップスを持っている。 : プロはカネが全てと考えており、他球団の選手の年俸がかなり気になる性分。それ故に常に選手名鑑を持ち歩いており、12球団の1軍選手の年俸をソラで言えるほどの「年俸マニア」。 : 年俸マニアが高じすぎて自身の年俸である1800万円以下の打者相手には見下ろして投げられるが、それ以上の選手になると途端に萎縮して打たれてしまう特徴を持つ。ただし、年俸5000万円を超える選手相手だと逆に開き直って抑えてしまい、億プレイヤーともなるとかなりの確率で抑えることができる。このような人間の小ささをコーチの迫田からは悪い意味で中継ぎ向きの性格と評される(つまり、中継ぎ止まりということ)。 : 怪我は作中で一回したのみであり、内外から丈夫な選手と評される。 : プロとしてはギリギリの位置にいる選手であるため引退後の生活に不安を持っており、常に「カネ」のことが頭から離れない。ドラフト最下位での高卒入団のため契約金は1500万円、プロ8年目の26歳と選手として絶頂期を迎え、一番の稼ぎ時である時期に年俸1800万円しか稼げない現状に不安を感じ、引退後のためにもっと稼がないといけないと考えている。 : 連載開始の翌シーズンからは、チームに左投げの先発がいないことから6番手の先発に回ったが、使い勝手がいい便利屋な中継ぎであった夏之介不在により、中継ぎの回りの悪さが生じている。 : また本人は、先発と中継ぎの異なる登板間隔に戸惑っており、そのこともあり結果が残せず、一時2軍落ちしていたこともある。 : 1軍合流後は田辺監督の意向で先発として起用される。先発のコツを掴み出したことで9回を完封をするまでになる。しかしチーム事情もあり勝ち星がつかず(13回先発して0勝)、中継ぎへ戻るため調整のため2軍に戻される。このように、先発と中継ぎの起用法が右往左往したことによって、心と体のバランスが乱れスランプに陥る。元々は2週間の予定が復帰まで2カ月を要した。 : 次に1軍に呼ばれたときは、クライマックスシリーズ出場を賭けた試合で2カ月ぶりの1軍登板。無死満塁のピンチを三者連続三振で切り抜け、人生初のお立ち台に昇る。 : クライマックスシリーズでは、ピンチの時にワンポイントで登板し完璧な火消し役として活躍。その結果クライマックスシリーズを勝ち抜き、中継ぎとして異例のシリーズMVPに選ばれる。 : 日本シリーズでは4番の丸金とともに不調に陥り、「逆・シリーズ男」と揶揄されるようになる。しかし、日本一をかけた最終戦では、先発が1回途中で崩れたことで第2先発として登板。7回2/3を無失点に抑え「優秀投手賞」を獲得した。 : 3年目オフにダーティーの提案で8000万の契約を勝ち取るためポスティングシステムによる移籍を打診したがスパイダースが受け入れてしまいボストンに移籍。予定されていたクローザーも、フロントが地元出身投手の現役復帰にこぎつけてしまい結局800万のマイナーリーグ契約となった。ボビーとコージのアドバイスなどもありメジャーでの戦い方を身につけるもシーズン開幕前にある理由で解雇。結果、ポスティング成立から僅か数ヶ月で再び日本球界に戻りモップスとワイルドワンズの争奪戦の末、名古屋行きを嫌がったユキちゃんの一言でモップスに移籍した。 : 入団会見で、サプライズの一環として鈴木監督直々に駆けつけてモップスオレンジのグラブをプレゼントとして渡されるなどかなり期待されていた。二軍での調整を経てセットアッパーで初登板を飾ったがそれまで味わったことのない期待とモップス独特の重圧から試合を壊す場面が度々発生し、セットアッパー失格の烙印を押された。そして二軍のファームでコントロールのノウハウを教えていた杉里にその座を奪われてしまった。 : しかし、オールスター後絶不調になった杉里とは違い、段々とだが本来の調子を取り戻した夏之助はセットアッパーの座を取り戻したかに思えたが、優勝に血走った鈴木監督の酷使によって夏之助の左肘に異変が発生、診断の結果左肘に損傷が見られこれ以上投げると壊れてしまうため、医師からトミー・ジョン手術を受けるように提案された。当初は(年俸条件の関係で)渋っていた夏之介だったが、現役時代に似たような境遇で肘を壊してしまった杉浦の説得で手術を受けることになった。この年チームはレギュラーシーズンで優勝したもののCSはワイルドワンズに敗れ、鈴木監督はこの責任に加えて凡田故障についても責任を取る形で辞任。後任の監督に就任した辺見が優勝奪還のために大型補強に走った影響から1年間は一軍戦力にならない凡田の支配下枠を惜しみ、投手コーチに就任した杉浦の反対を押し切り育成枠への契約変更を強行してしまう。 : 移籍3年目は手術から回復しふたたび支配下枠に戻ったものの、メスを入れた影響でなかなか球速が戻らないなど故障前のコンディションとのギャップに悩まされる。そんな中、杉浦の企図した復帰プランに基づき5イニング限定の先発(しかも登板後すぐに一軍登録抹消とするため中10日以上)として起用されることになる。防御率は1軍投手としては心もとない数字ながらも脅威の勝ち運で10連勝(10勝0敗)を記録する。しかし、最後の先発でピッチャーライナーが額を直撃し負傷してしまう。 : 仙台ゴールデンカップスでは一年目は不調に落ち入り二軍に行くが、二年目で防御率4.76ながら14勝の最多勝を上げる。チーム内でベテランの風格を出し、若手の台頭からチームの精神的支柱になる。 : 大リーグに渡ると相変わらず防御率は悪いものの、勝ち星を稼いでオールスターに出場する。 : 第8話で0球セーブを達成している(現実のプロ野球での達成者は2012年現在通算2名のみ)。 : 高校時代のあだ名はナッツ。高校時代は1年先輩のエース西浦に使いっぱしりにされるが、今の小心的な性格とは全く違い、態度が尊大であったりスパイダース所属の徳永の面前で堂々とモップスファンであることを公言したりと自信家の面が強かった。 : なお、連載最初の時点では、高校ドラフト5巡目で指名されたことになっていたが、のちに7巡目で指名されたことに変更になった。
◇ ユキちゃん : 声 - M・A・O。
◇ 鈴木 ヒロミツ(すずき ヒロミツ) : 文京モップスの監督。チーム名の由来となったザ・モップスのメンバー・鈴木ヒロミツと同姓同名。1年目でリーグ優勝、2年目で日本一を経験している。しかしここ3年間は優勝から遠ざかっているため、今年は何が何でも優勝しようと勝負の鬼として非情な采配も厭わない方針を固めている。入団会見で夏之介にサプライズで遠征先から駆け付け、特製のグラブをプレゼントしている(夏之介も球団に忠誠心をマスコミにアピールするため、カメラの前で自慢の顎ひげを剃っている)。この年を勝負の年として挑んだが結局投手の使い潰しとCSで敗れた責任を取って辞任する(辞任の際、酷使で潰れた夏之介に対し後悔の念を語っている)。
◇ 辺見(へんみ) : 鈴木の後任の文京モップス監督。解説での冷静さと野球理論を買われ鈴木の後を継いだが「常勝」「球界を代表するチームの監督」というプレッシャーで不安に駆られ大型補強を実施、多くの選手を獲得した結果凡田を含まない形で球団保有の70人枠を使い切る。しかしその甲斐もなく2年連続でワイルドワンズの後塵を拝し、契約満了により更新せず退任となった(後任は高橋ノブヨシ)。
◇ 杉浦(すぎうら) : 鈴木の運転手。辺見体制になり投手コーチとして入閣。 : 自身が現役時代に肘を故障して引退に追い込まれた経緯があったことから肘を故障した凡田にトミー・ジョン手術を受け入れさせ、1年間のリハビリ生活を経てふたたび支配化枠に戻った凡田を超過保護ともいえるプランにより一軍戦力として復活させることに尽力。しかしチームの成績不振もあって辺見と運命を共にした。
◇ 堀之内 : 元投手。 : 南蛮と西浦の会話で名前だけ登場するモップスOB。山梨県出身で唯一の日本シリーズMVP選手。
◇ 杉里 令一(すぎさと れいいち) : 投手。左投。 : 開幕当初は2軍スタートだった中継ぎピッチャー。さらに凡田の加入によって出場機会が減ると焦っていたが鳥海のアドバイスによって夏之介に弟子入りしたことにより覚醒した(同時に後輩の投手からアドバイスを求められても無視する冷たい人間になってしまった)。徹底的にインコースを付く投球方法で開幕当初シーズン144本塁打ペースで打ちまくっていた丸金を小指骨折に追い込んだ。鳥海と同じくオールスターにも初出場したが、尊敬する同郷のベテラン打者を骨折させてしまったことで得意のインコース攻めができなくなり、さらに小指骨折させた丸金からお返しの満塁ホームランを浴びるなどオールスター以前の輝きは見られなくなりオフに戦力外通告を受けた(モップスは他球団にトレードをかけてみたが、どこも手を挙げなかったらしい)。その後台湾リーグに行くも活躍できず、北海道で事業を行っている社長の娘と結婚し、札幌でバーを経営している。
○ 神宮スパイダース
本拠地は神宮球場。モデルは東京ヤクルトスワローズ。
◇ 小里(こざと) : 声 - 石野竜三 : 声 - 天田益男 : スパイダーズのスカウト。プロ入り時の夏之介を担当し、シビアなアドバイスでプロの心得を教えた。カネにこだわる夏之介の性格に大きく影響を与えた人物である。カタギには見えない出で立ちをしている。周囲の人間や他球団のスカウトが西浦に注目する中、ただ一人早くから夏之介に注目していた。 : 安田がスパイダースのスカウトになる前の高校生からスパイダースでの現役時代を描いたスピンオフ作品、『昭和のグラゼニ』では主人公を務めている。『昭和のグラゼニ』では山梨県で牛乳店を営む母子家庭の長男で、地元の野球部では創部以来の天才打者と呼ばれていた。部屋中に長茂島雄のポスターを貼るくらいの大ファンで、長茂の後輩になるためリッキョーを目指すも最後の山梨大会でベスト4で散ってしまったためリッキョーのセレクション招待が来ず、セレクション会場に偽のゼッケンを身につけて参加者に紛れ込む事を思いつく。会場に突如登場した長茂との出会いによりリッキョー入学、そしてゆくゆくは文京モップスにドラフト1位指名されることを目標とするのであった。
◇ 椎名 敬士(しいな けいし) : 声 - 最上嗣生 : 元投手。背番号11、右投げ。年俸2億4000万円→4億円→2億5000万→1億5000万。 : 高卒で入団し、27歳までに84勝を挙げているエース投手。28歳のシーズンは13勝7敗。翌シーズンは9勝10敗、作中3年目は19勝4敗(シーズンMVP)の成績で、通算125勝 を挙げたが、翌年から不調となり、1勝、1勝、2勝、4勝と勝ち星が挙げられず34歳で引退。 : 夫人は元女子アナウンサー。
○ 大阪テンプターズ
球団名の由来はザ・テンプターズ。本拠地は甲子園球場。モデルは阪神タイガース : 声 - 黒田崇矢 : 投手。背番号29、右投右打。32歳。年俸2900万円。広島県出身。 : プロ入り14年目。入団時から中継ぎ一筋のベテラン。元ツッパリの一本気な性格で愛称は「瀬戸内番長」。同期は全員引退している。 : 広島のローカル番組でグルメレポーターを務めたり、ウェブサイトで人生相談の回答を担当したりするなど、ユニークなキャラクターでファンからの人気は高い。他球団所属ながら夏之介にも非常に慕われており、本人も同じ境遇である夏之介を可愛がっている。 : 豪胆なイメージとは裏腹に実は慎重で小心な性格。身体能力は低く(入団後の体力測定で「遠投」も含め同期で全種目最下位)自身でも強く自覚している。 : フォークが一番いい球とされるが、基本的にストレートが130km/hそこそこしか出ないためあまり脅威ではない。そのため投球に極端に時間をかけて打者をじらすなど小手先の技術でカバーすることでプロとして生き残っている。 : 時間をかける投球はバッターに知られていることからあまり効果はなく、周囲のイライラが募ったり、審判からはボークを取られるギリギリとなっている。しかし、突如開き直って時間をかけずストレートを投げ込むため、不意を突かれたバッターが凡退してしまう。ただし原武はこれを天然でやっており、そのタイミングが天才的なことで結果を生んでいる。 : 最初のシーズンでは、夏之介にホームランを打たれたことがきっかけで2軍落ちし、そのシーズンは1軍登板機会はなかった。 : 翌シーズン末に1軍へ復帰。2軍落ちの間に肉体改造を行いストレートの平均速度を5km/h上げる。その後消化試合ながら2回のロングリリーフで9回無失点で2勝を記録。クライマックスシリーズの秘密兵器として登板。 : クライマックスシリーズでは夏之介と中継ぎ同士の投げ合いを求めていたが、初回で夏之介が登板するも1球で交代。そのことを意識するあまり失点し、それがもとで敗戦投手となる。 : 「東京ドーム編」3年目では開幕に予定していた先発ローテーションがケガと不調で崩壊し、原武本人まで先発に回るという非常事態となり、開幕前に今シーズン限りでの引退を発表し、ヒーロインタビューで撤回するというパフォーマンスを画策し、家族まで東京ドームに呼んで夏之助と投げ合うがあえなく敗戦投手に。
◇ 米良(めら) : 投手。背番号17、左投。23歳。年俸2億円。 : セ・リーグを代表する絶対的エース3人のうちの1人。 : 初出では仙台ゴールデンカップス所属の設定だったが、単行本1巻第二刷よりカーナビーツ所属に変更された。
◇ 臼井(うすい) : 声 - 小柳基 : カーナビーツ監督。
○ 川崎ブルーコメッツ
球団名の由来はジャッキー吉川とブルーコメッツ。球団名に「川崎」と入っているが、本拠地は横浜スタジアムである。モデルは横浜DeNAベイスターズ の妻・かおる と一人息子の神王統(かおす)の三人暮らし。妻はモップスファンの間でも「モップスの選手以外とは結婚しない」という有名な追っかけであり当の則川本人も金目当ての結婚と見ているが高校で全くモテなかった過去から自分を好いてくれるなら(金目当てでも構わない)と意に介していない。 : 3年目シーズンで夏之助が復帰すると不安定なピッチングが続き辺見監督からの信頼を失い一軍での登板機会を奪われ二軍で一軍復帰を目指して再調整に挑んでいた矢先パープルシャドウズから凡田と河内の交換トレードを持ち掛けられ、契約上放出できない凡田の代わりとして移籍。 : 移籍以降もリリーフとしては失敗続きで首脳陣からの信頼を失いかけていたが、9月に入って先発投手が足りなくなると登板機会を失っていた則川にそのチャンスが回り、先発した4試合すべてで初回は3失点するものの以後は尻上がりに調子を上げてゼロに抑える という好投で4連勝と結果を残し、契約更改で現状維持を勝ち取るとともに来季からの先発転向を示唆された。移籍2年目は一軍で先発ローテーションに定着し、14勝2敗でハーラーダービートップの成績を残している。 : 移籍してからは札幌市内にある妻の実家で三世帯同居している。
◇ 西河内 浩(にしごうち ひろし) : 声 - 加瀬康之 : 投手。背番号25。左投。38歳、年俸1億5000万円。北海道出身。 : 神戸オックス〜札幌パープルシャドウズ。大卒通算115勝のベテラン。 : 田辺監督のオックス監督時代の愛弟子。故障により成績低迷し、連載1年目のオフに戦力外通告を受ける。購入したマンションのローンと、実家の工場の再建に収入のほとんどを費やしており、次年度の税金を払えなくなるため現役にこだわってトライアウトを受験。田辺監督の温情もあり左の先発が足りないスパイダーズが獲得しようとするが、直前に新外国人の契約がまとまり流れてしまう。その後台湾の球団と契約する。
◇ 後藤田(ごとうだ) : 投手。背番号11。左投。 : 「日本一のピッチャー」といわれるパープルシャドウズのエース。右腕を折りたたんだ瞬間に左腕を出す独特なフォームが特徴。作中2シーズン目の開幕投手を務めた。
◇ 河内 達也(こうち たつや) : 打者。右打ち。凡田の同い年。 : ドラフト7位。年俸1億5000万円。渋谷区出身。札幌パープルシャドウズ→文京モップス→札幌パープルシャドウズ : 凡田と何かと因縁がある選手。名門校で甲子園出場、エースで4番と順風満帆だったが高校3年目だけ調子を落としたせいで評価が急降下してしまう。在京で『強い』チームであるスパイダースを熱望していた。ドラフト会議にて、当のスパイダースは「指名競合相手がいない」という判断のもと7位で凡田、8位で河内を指名する予定だったが、パープルシャドウズが7位で河内を指名。北海道行きを悩むも渋々入団することになる。2軍時代ではファームシーズン150安打の記録が掛かっていたが凡田に阻まれたうえ凡田への初ヒットもピッチャー返しで額に直撃させる大怪我を負わせ入院見舞いの様子を「運命のいたずらが生んだ下位同士の友情物語」と当時のマスコミに書き囃された。 : その後チームの主軸として活躍したが一軍首脳陣とトラブルを起こし二軍幽閉。年俸を支払いたくないフロントが期日直前に則川と交換トレードされた。しかし、FA権を得た年に、トラブルを起こし時の監督が解任され、懇意にしていたバッティングコーチが監督に就任したため、FAで再度パープルシャドウズに移籍した。
○ 神戸オックス
球団名の由来はオックス。モデルはオリックス・バファローズ。 : ホーセー大学からドラフト1位で入団後ほどなくレギュラーを獲得し、プロ生活約10年で通算1000本安打、150本塁打を記録している。少年時代からレギュラーを外れたことがないと自負するほどの筋金入りの野球エリート。 : 捕手としても打者としてもいずれもバランスよくこなすことができると評価される。夏之介にとっても、初めての一軍昇格を後押ししてくれた恩人である。 : 脇腹痛で2週間2軍落ちしていた間に丸金が大ブレイク。田辺監督の丸金を育てる意向もあり出場機会が激減した結果、出番を求め1対3の大型トレード で神戸オックスへ移籍、スパイダースとの交流戦で8打数7安打の恩返しに日本シリーズでは4勝の内3試合の勝利打点を挙げシリーズMVPにも選ばれ完全復活を果たす。
○ 幕張サベージ
球団名の由来はザ・サベージ。本拠地は現在でも千葉マリンスタジアム名義。モデルは千葉ロッテマリーンズ。また作中では同僚のアナウンサーとして煙山、師岡も登場する。 : 作中では徳永と仲が良いという設定になっており、中継でも徳永とコンビを組む描写が多い。また徳永に対し解説者契約の打ち切りを告げる役割を振られるなど、よく損な役回りを押し付けられる。
◇ 西浦 菜津樹(にしうら なつき) : 夏之介の山梨鶴見川高校時代の1年先輩。恵まれた体格を持つ速球派の左腕投手で、2年生時の秋の大会で145km/hを記録した。プロのスカウトからも注目されていたが結局ドラフトでは指名されず、現在はサベージ戦を中継する千葉県のケーブルテレビに就職し中継の他、選手の居酒屋トーク番組を企画している。 : 高校時代はお山の大将的な性格のエースで、自分の立場を脅かす夏之介に敵愾心を抱き使いっぱしりにするなどしていたが、夏之助からは「スピードはあるけど頭の悪いピッチングをしている」と内心見下されていた。しかし正義感が強いところもあり、高校球児という立場で喫煙をしていた雪雄に対して、他校の選手にもかかわらず厳しく糾弾した。3年生時には夏之介が成長したことによって自分の実力の限界を感じ、また夏之介を「プロに行く器」と考え、エースナンバーを譲り夏之介の指導に回った。 : 現在は夏之介・雪雄とも関係は良好で、「ナッツ(凡田)のファン第一号」を自負している。 : 夏之介からはニッシー、同僚やサベージの五利からはナッツと呼ばれている。
◇ 南蛮 昭二(なんばん しょうじ) : 西浦、凡田が通っていた山梨鶴見川高校の野球部監督。公立校の指導者経験しかないが、選手に恵まれたため1回甲子園に出場したことがある。典型的な古いタイプの野球人であり、現役時代は賭け麻雀に興じたりギャンブルを試合に持ち込んだりもするようなやんちゃな高校球児だった。現在は一気に老けこんで白髪頭となり、涙もろくなっている。
◇ deeploveyokohama : 一般人であるため本名は不明で、deeploveyokohamaはツイッターのアカウント名である。横浜駅で偶然凡田とトーマスを目撃し、その様子をツイートしたところ吉川のタイムラインに反映されてしまい、ブルーコメッツに対トーマスの布陣を敷かせるきっかけを作った。凡田がオトワラジオで問題発言した際にもコメントを寄せている。
◇ セキネ : 飛ばし記事で有名なスポーツ紙東東スポーツ(略して東スポ)の野球担当記者。彼女が文京モップスの取材をしてからチームは快進撃で日本一を達成し「勝利の女神」と呼ばれている。モップスの遠征中に神宮 でスパイダースの丸金と凡田を取材するも、タブロイド思考嫌いの丸金には断られる。ユキちゃんの店で凡田からインタビューを受けた際には、凡田がユキちゃんに惚れていることを見抜く。 : 凡田が去年の最終戦でモップスを倒した妬みから、二人に熱愛を認めさせようとし、快く思わなかったユキちゃんと対立する。しかし取材以降、から揚げチャーハンの虜になり、食堂の常連客になる。ホーセー大学のスポーツ新聞会OGで、先輩の寺杉とは学生時代から面識がある。
◇ ダーティー桜塚 : スポーツ交渉代理人。助っ人並びに日本人メジャーリーガーの身辺調査を受け持ち、選手のスカウトから年俸の仲介、球団の売り込みなど、移籍に関わる業務であれば幅広く扱っている。元モップス所属のプロ野球選手(投手)だが、3年で現役を引退した。目的のためなら手段を問わない手法への評判を逆手に取り、「ダーティー桜塚」と名乗っている。夏之介のポスティングの代理人になったがマイナー契約になってしまい、経費の無駄遣いに終わるかと思われていたが、夏之介のモップス移籍に付随する密約で裏金を受け取ることに成功し、きっちり経費を回収している。
◇ 持田郁 : ダーティー桜塚事務所社員。ダーティー桜塚の部下。夏之介の山梨鶴見川高校時代の1年後輩。夏之介のポスティング交渉の責任を取る形で、夏之介のアメリカ生活において無給で通訳をしている。
◇ ガルビッシュ : テキサス・チャレンジャーズの主力投手。年俸の比較対象として登場。モデルはダルビッシュ有。
◇ 若狭敬一(CBCアナウンサー)、山田久志 : ナゴヤドームの名古屋対文京戦の実況、解説担当。
◇ 又吉克樹(またよし かつき) : 投手(中日ドラゴンズ→福岡ソフトバンクホークス)。リアルでグラゼニを体現した実録編の主人公。
◇ 真中満(まなか みつる) : ニッポン放送解説者。アニメ第1話で解説として松本アナと中継を担当。
◇ 高橋尚成(たかはし ひさのり) : プロ野球解説者。アニメ第5話で解説を担当した。
◇ 仁志敏久(にし としひさ) : 横浜DeNAベイスターズ二軍監督。アニメ第9話で解説を担当した。
◇ 山本昌(やまもと まさ) : ニッポン放送解説者。アニメシーズン2 第1話でゲスト解説を担当した。

● 凡田夏之介の成績、年俸の推移

球団 年数 年齢 試合数 勝利 敗戦 セーブ HP 防御率 年俸 備考
   神宮スパイダース   1    19    4"  文京モップス   11    29    43    ?    ?    ?    ?    ?    8,000万円    終盤大活躍するも9月に利き腕の靭帯損傷、トミー・ジョン手術
  12    30    3"  仙台ゴールデンカップス   15    33    5    1    1    0    0    7.91     4億5,000万円    3試合に先発、2試合にリリーフの後2軍落ち
  16    34    ?    14    ?    ?    ?    4.72    最多勝利投手賞を受賞、日本一に貢献
  17    35                      ナックルボーラーに転向するが一軍の捕手が捕逸を連発し、チャンスを失う
「?」は作品内に記載が無いため不明

● 書誌情報

・ 原作:森高夕次、漫画:アダチケイジ 『グラゼニ』 講談社〈モーニングKC〉、全17巻
・ 2011年5月23日発行(同日発売)、
・ 2011年9月23日発行(同日発売)、
・ 2011年12月22日発行(同日発売)、
・ 2012年3月23日発行(同日発売)、
・ 2012年6月22日発行(同日発売)、
・ 2012年7月23日発行(同日発売)、
・ 2012年9月21日発行(同日発売)、
・ 2012年11月22日発行(同日発売)、
・ 2013年2月22日発行(同日発売)、
・ 2013年5月23日発行(同日発売)、
・ 2013年7月23日発行(同日発売)、
・ 2013年10月23日発行(同日発売)、
・ 2014年1月23日発行(同日発売)、
・ 2014年4月23日発行(同日発売)、
・ 2014年7月23日発行(同日発売)、
・ 2014年10月23日発行(同日発売)、
・ 2015年1月23日発行(同日発売)、
・ 原作:森高夕次、漫画:アダチケイジ 『グラゼニ 〜東京ドーム編〜』 講談社〈モーニングKC〉、全15巻
・ 2015年1月23日発行(同日発売)、
・ 2015年4月23日発行(同日発売)、
・ 2015年7月23日発行(同日発売)、
・ 2015年10月23日発行(同日発売)、
・ 2016年1月22日発行(同日発売)、
・ 2016年4月22日発行(同日発売)、
・ 2016年7月22日発行(同日発売)、
・ 2016年9月23日発行(同日発売)、
・ 2016年11月22日発行(同日発売)、
・ 2017年3月23日発行(同日発売)、
・ 2017年5月23日発行(同日発売)、
・ 2017年8月23日発行(同日発売)、
・ 2017年10月23日発行(同日発売)、
・ 2018年2月23日発行(同日発売)、
・ 2018年5月23日発行(同日発売)、
・ 原作:森高夕次、漫画:足立金太郎 『グラゼニ 〜パ・リーグ編〜』 講談社〈モーニングKC〉、全13巻
・ 2018年6月22日発行(同日発売)、
・ 2018年9月21日発行(同日発売)、
・ 2018年12月21日発行(同日発売)、
・ 2019年4月23日発行(同日発売)、
・ 2019年7月23日発行(同日発売)、
・ 2019年10月23日発行(同日発売)、
・ 2020年1月23日発行(同日発売)、
・ 2020年4月23日発行(同日発売)、
・ 2020年7月20日発行(同日発売)、
・ 2020年11月20日発行(同日発売)、
・ 2021年3月23日発行(同日発売)、
・ 2021年7月20日発行(同日発売)、
・ 2021年10月21日発行(同日発売)、
・ 原作:森高夕次、漫画:足立金太郎 『グラゼニ 〜大リーグ編〜』 講談社〈モーニングKC〉、既刊5巻(2024年1月23日現在)
・ 2022年4月21日発行(同日発売)、
・ 2022年9月22日発行(同日発売)、
・ 2023年2月21日発行(同日発売)、
・ 2023年7月21日発行(同日発売)、
・ 2024年1月23日発行(同日発売)、
・ 原作:森高夕次、漫画:太秦洋介 『グラゼニ 〜夏之介の青春〜』 講談社〈イブニングKC〉、全6巻
・ 2020年7月20日発行(同日発売)、
・ 2020年11月20日発行(同日発売)、
・ 2021年3月23日発行(同日発売)、
・ 2021年7月21日発行(同日発売)、
・ 2022年10月21日発行(同日発売)、
・ 2023年2月21日発行(同日発売)、
・ 原作:森高夕次、漫画:川 『昭和のグラゼニ』 講談社〈モーニングKC〉、既刊5巻(2023年11月22日現在)
・ 2022年4月21日発行(同日発売)、
・ 2022年7月22日発行(同日発売)、
・ 2022年12月22日発売、
・ 2023年5月23日発売、
・ 2023年11月22日発売、

● コラボレーション

・『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)2013年2月4日号の特集「2013球界マネー事情」にて、本作とのコラボレーション企画が行われた。
・ 四国アイランドリーグplusでは2013年のシーズンより、「お金を払っても見に来てよかった」と観客に思われるようなプレーを見せた選手に与えられる「グラゼニ賞」を講談社との共同で創設した。
・ 野球用品メーカー・ローリングスは2015年2月に同社サイトにて本作とのコラボキャンペーンを開始した。

● テレビアニメ
BSスカパー!のオリジナルアニメとして、シーズン1が2018年4月6日から6月22日まで放送され、同年10月5日から12月21日までシーズン2が放送された。 アニメ化初発表時には凡田夏之介役の落合福嗣の凡田コスプレによる、アニメのキービジュアルと同じ構図のグラビア写真が公開され、それを見た原作者の森高は「顔付きから体格まで凡田夏之介にそっくりで驚きました。何か運命的なものさえ感じます」とコメント。落合は後日、放送開始直前に催された試写イベントでも凡田コスプレを披露、「最近では自分で(凡田に)寄せている」ともコメントしている。また、放送に先行してモーニングとアニメ公式サイトではアビディ井上によるアニメ化情報を伝えるレポート漫画『その時凡田が動いた〜グラゼニアニメ化への道〜』が連載された。 BSスカパーで製作・(他局で放送済の作品ではない、同局で本)放送する連続テレビアニメは本作が初の事例となるが、これについてスカパーJSATの小牧次郎(同社取締役 執行役員専務 メディア事業部門長 兼 コンテンツ事業本部長)は「いまや地上波(全国ネット)では夕方のアニメ枠が絶滅しかかっており、昔のように野球マンガをアニメ化するのが難しくなった」という考えを持っており、現在スカパーである程度の実績がある「新しく作られている番組が、過去のテレビの良かった部分を持っている」コンテンツを作るという流れに沿い「(このような作品を)スカパーでアニメ化する」という趣旨をメディアインタビューで明かしている。 第12話ではビートたけしがゲスト出演、またハライチ岩井と落合福嗣によるTwitter生実況も行われた。

◎ スタッフ
(出典については基本的に右記を参照)
・ 原作 - 森高夕次、アダチケイジ
・ 監督 - 渡辺歩
・ シリーズ構成 - 高屋敷英夫
・ キャラクターデザイン - 大貫健一
・ サブキャラクターデザイン - 高岡淳一
・ 美術監督 - 加藤浩、坂上裕文
・ 色彩設計 - 松本真司
・ 撮影監督 - 越山麻彦
・ 3D監督 - 濱村敏郎
・ 編集 - 小野寺桂子
・ 音響監督 - 辻谷耕史
・ 音楽 - 多田彰文
・ 音響制作 - Ai Addiction
・ プロデューサー - 長内敦、山﨑慶彦
・ アニメーションプロデューサー - 浦崎宣光、市岡大輔
・ アニメーション制作 - Studio DEEN
・ 製作 - スカパー!、講談社

◎ 主題歌

◇ 「メリゴ feat. SKY-HI」 : SKY-HIがフィーチャリングアーティストとして参加したサイプレス上野とロベルト吉野によるオープニングテーマ。作詞はサイプレス上野およびSKY-HI、作曲・編曲は岩崎太整が担当。
◇ 「SHADOW MONSTER」 : トオミヨウによるエンディングテーマ。作詞・歌は土岐麻子、作曲・編曲はトオミヨウ自身が担当。

◎ 各話リスト


◎ 放送局

「グラゼニ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年3月29日3時(日本時間)現在での最新版を取得

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