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『新仁義なき戦い』(しんじんぎなきたたかい)は、1974年(昭和49年)12月28日に東映で公開された日本映画。「仁義なき戦いシリーズ」の番外編「新仁義なき戦いシリーズ」第一弾。
3億9700万円の配給収入を記録、1975年(昭和50年)の邦画配給収入ランキングの第9位となった、簡単にシリーズを止める訳がなく、"完結篇"と銘打ったのにもかかわらず「仁義なき戦いシリーズ」の更なる続行を命じた。
前シリーズのコンビ、監督:深作欣二、主演:菅原文太で、新たにフィクション仕立ての実録タッチ新シリーズが企画され、素材は昭和34年頃、広島県呉市で起きた暴力団の内ゲバ事件。舞台は1950年(昭和25年)秋、呉の山守組組員三好万亀夫は浅田組々長を拳銃で撃ち、殺人未遂で8年間刑務所へ収監。1959年(昭和34年)11月に三好は仮出所するが、その後の山守組の内紛劇を描く。仁義なき戦い第1作目とほぼ同じ題材だが。
萩原健一や渡哲也出演の報道も出たが、東映の当時の企画製作部長・登石雋一は同じ9月のインタビューで「『仁義なき戦い』の続編は正月には諸般の事情で間に合わないです。やはり新シリーズの一つのパイロットですから、前シリーズに負けないようないいものを出さなければいけないというようなこともありまして、また監督は深作でライターは笠原和夫という前シリーズのコンビで行きたいということもありまして、それがちょうど『実録共産党』(製作されず)とだぶるわけです。『実録共産党』の方もまだ最終稿があがってないという状況でして、慌てて『仁義なき戦い』の新シリーズを出すよりは、十分に引き付けて、決定的なものにして出した方がいいということで、『仁義なき戦い』の新シリーズは来年(1975年)3月以降に考えています。ですから正月はジャンルとしては任侠もののジャンルで二週いきたい。それに空手のアクションをつけていきたいと考えております。何をやるかについては、色々難しい問題がありまして、今のところちょっと申し上げられないですけど、過去の任侠路線でのヒット路線の延長という形といえば大体ご推察がつくと思います」などと話し、『新仁義なき戦い』は1975年の正月映画としては、1974年9月頃までは製作を予定していなかった。
また1974年10月頃に取材したと見られる文献に「東映正月第一弾は高倉健主演で『日本仁義』(『日本任侠道 激突篇』と見られる)が予定され、『山口組三代目』シリーズ第三弾『山口組三代目・激突篇』も候補として挙がっている」と書かれた。しかし高倉出演の『ザ・ヤクザ』が洋画系の正月映画として公開されることが決まり、正月第一弾が『新、仁義なき戦い』(当時の文献の表記)/『ザ・カラテ3・電光石火』、正月第二弾が『山口組三代目・激突篇』/『直撃地獄拳・大逆転』と発表され、東映本社等に手入れが入り、岡田社長は兵庫県警から「東映は暴力団と癒着している。『山口組シリーズ』はやめてくれ」と迫られ、ジャーナリズムからも袋叩きに遭い。中止を決めたのは1974年の11月に入りかけで。慌てて番組編成をやり直し、正月第一弾を『新仁義なき戦い』/『直撃地獄拳 大逆転』、正月第二弾を『日本任侠道 激突篇』/『ザ・カラテ3 電光石火』に組み直した。
◎ キャスティング
1974年10月23日の発表の際、『新仁義なき戦い』は「新仁義なき戦いシリーズ」という告知ははっきりとはされなかったが、「『新・仁義―』は一話読み切り的な作り方となり、第一作目は神波史男と荒井美三雄の共同脚本、出演者もその都度異色の女優を起用し話題性を盛り上げる」と内容説明があったため、結局専属契約は断られたが、渡が1974年のNHK大河ドラマ『勝海舟』途中降板で長期入院し同年10月退院後、すぐに『脱獄広島殺人囚』主演のオファーと、本作の出演も要請したが「年内いっぱいを体力作りの休養に充てたい」と断られ。正月第二弾『山口組三代目・激突篇』が製作出来なかった影響がやはり大きく、日本ヘラルドが配給した1975年正月映画『エマニエル夫人』が大ヒットしたことから。
● ビデオ
1996年11月21日
新 仁義なき戦い
LD
LSTD-01323
2003年4月21日
新 仁義なき戦い
DVD
DSTD-02227
2003年4月21日
新 仁義なき戦い DVD-BOX<3枚組>
DVD-BOX
DSTD-02230
2015年4月8日
新 仁義なき戦い Blu-ray BOX<初回生産限定版>
3Blu-ray
BSTD-03816
2018年5月9日
新 仁義なき戦い
Blu-ray
BSTD-02227
「新仁義なき戦い」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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